道士碧玉、妖狐騒動を切る!

白家の冷酷若様に転生してしまった 2(表題作 狐はだれだ)

hakuke no reikoku wakasama ni tensei shiteshimatta

白家の冷酷若様に転生してしまった 2(表題作 狐はだれだ)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
38
評価数
9
平均
4.3 / 5
神率
66.7%
著者
夜乃すてら 

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イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

帝の謀略から逃れ、いない人間として穏やかな隠居生活を送る碧玉。そんな中、『碧玉の親友』が碧玉の義弟であり恋人・天祐の元に、尋ねてくる。聞けば、領地に妖狐がいるとのことで……。『狐はだれだ』、『空蝉を恋ふ』、『白狐は陽だまりでまどろむ』の三編を収録! 豪華挿絵付きの待望の第二弾!

表題作白家の冷酷若様に転生してしまった 2(表題作 狐はだれだ)

本家の養子となった白碧玉の義弟
前世の記憶のある白家の総領息子

その他の収録作品

  • 空蝉は恋いふ
  • 白狐は陽だまりでまどろむ

レビュー投稿数3

好きでも嫌いでもない。だが、愛してはいる。(笑)

前作は所謂「悪役転生もの」で、”白家の総領息子・白碧玉は、自分が小説の悪役で、嫉妬し苛め抜いた義弟・白天祐に惨たらしく殺される未来が、待っているという事に気付いてしまい、関係を修復しようとする。だが、クールな性格が災いしてあまり上手くいかないので、せめて最低限の世話をしているうちに、何故か義弟に必要以上に好かれてしまって…。”というものでした。
続編の今回は、続編と言うよりも、おまけ、という感じが個人的にはしました。
前作で、死んだことにして、隠居生活を満喫している碧玉。
「好きでも嫌いでもないが、愛してはいる」義弟の天祐に溺愛されながら、ゆっくり過ごしていたところ、幼馴染みの黒家の次期当主・黒紫曜からの頼みで、黒領まで天祐と共に、仮面を付けて赴くことになった碧玉だが、実のところ彼が一緒に行く理由は、紫曜の妹・雪花が小説の中でヒロインだったからで!
碧玉の天祐に対する、"好きでも嫌いでもないが、愛してはいる"というスタンスと、普段は爽やかな好青年だが、義兄が絡むと途端に心が狭くなる天祐がとても好みです。
天祐って、それが嫉妬だろうが、碧玉が自分に対して、心を動かしてくれるだけで、喜ぶんですよね。(笑)
碧玉は碧玉で、勢いに負けたとはいえ、独占欲も愛もあり、浮気をしたら相手ごと殺す、と宣言していますし。
主役カップルについては、甘々だったなあ、と言うまるで白家の使用人たちのように、微笑ましく見守っていました。
黒家の兄妹も、なかなかいい味を出していましたし、絶世の美女である雪花の、碧玉と並び比べられたくない、と言う気持ちには、そうでしょうとも!と納得でした。
あと、”雪瑛”が笑えて笑えて!(笑)
うっかり、碧玉の下僕になってしまった「彼女」は、食い意地が張っているところが、チャーミングで、良いキャラだと思います。
執着+溺愛する攻、が大好物なため、基本的にとても楽しく読めました。


0

本編後の短編集です

今回は払魔の才で白家宋主の攻様と
白家のために死んだ(ことになっている)受様のお話です。 

黒家で起こる怪異の解決を依頼される長編に
その帰路で遭遇する事件などの3話を収録した短編集です。

巻頭の「狐はだれだ」をご紹介します。

受様は帝の策謀によって白家を守るために
あえての「死」を選びますが
受様を守るために義弟の攻様が奔走した事で
白家にて隠遁生活を送る事となります。

攻様は受様の助力を受けながら
白家宗主として忙しい毎日を送っています。

そんなある日、
受様の両親の死によって疎遠になったものの
白家の領地の東隣を領地とする黒家の惣領息子から
ある怪異の解決への助力を請われます。

白家は符呪術を得意とし、
黒家は霊力を神降ろしに使う巫術を得意とする
生業が似ている事もあり

受様の両親の生前は交流もあり
黒家の惣領息子は受様を親友と呼んで
攻様に依頼の手紙を書いてきたようです。

軽薄な者を嫌う受様にとって害はなくても
調子の良い事を適当にいう黒家の惣領息子は
あまり関わりたくない腐れ縁の相手なのです。

訊ねてきた惣領息子に攻様は
親友なのに助けなかったと嫌味を言いますが

彼はまさか受様が若輩な帝に追いつめられるとは
夢にも思わなかったと言うとともに
九尾の狐塚が崩れて先祖が封じた狐が逃げて
宮廷にも他家にも関わるどころではなかったと続けます。

今回の依頼もその九尾の狐退治の助力です。

彼は父の黒宗主が最近側室にした平民の娘が
九尾の狐が化けていると睨んでいますが
彼以外に疑いを持つ者がおらず手詰まり状態で
白家に助力を乞うてきたのです。

攻様が黒家の娘と見合いをするという建前で
攻様が黒家に向かう事となりますが
受様は好奇心と監視目的で同行することにします。

黒宗主の側室は本当に九尾の狐なのか!?
そして攻様達は狐退治ができるのか!?

既刊「白家の冷酷若様に転生してしまった 」続刊で
物語世界に転生した受様と義兄を激愛する攻様の
中華ファンタジーになります。

既刊で死というバットエンドを回避し終えて
今世での関りを活かして白家の利のために
尽力するお話で楽しく読めました。

本編後の2人のその後や裏話的なお話が読める
番外編は大好きだし
受様至上主義の攻様と白家至上主義の受様の
やり取りはとても面白かったですが

既刊の要の転生要素はない本作で
タイトルままでの続刊は無理があるなと思ったので
「萌」にしました。

1

優秀若様

1巻読んでいたのでつい購入。新しい面白さを今ひとつ発見出来なかったので、申し訳ありません、中立にしました。こればっかりは1巻読んでないと面白くないと思います。年下わんこ攻めや塩対応寄りなツン美人受けがお好きな方でしたら1巻から。本編190ページ弱+中編2篇100ページ弱。

1巻で死んだことになったものの義弟の天祐(てんゆう)と想いが通じ合った碧玉(へきぎょく、銀髪キラキラ美人)。ある日隣の領を治める黒家の領主息子で碧玉の幼馴染である黒紫曜から「助けてほしい」という手紙がきて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
黒家の領主夫妻と息子娘、黒家の側室とその弟、灰炎(受けの忠実な側仕え)、崔白蓮(攻め受けの師匠)、青鈴(受けの忠実な侍女)ぐらいかな?

++攻め受けについて

攻めは変わらず兄さま大好き大切忠実わんこ。めちゃくちゃ絶倫とか執着しまくりとか変態要素は感じないです。力は兄より上なので、これからもしっかり兄を守って領を治めていくんだろうな、という印象。

このシリーズで好きなのは攻め(兄)。転生してきたから持っている知識であれこれ考えて策をめぐらせ、人の事をからかっては面白がるSタイプなのでは?と思う方。面白い。思う存分弟を弄んでいる気がしますwwそれで抱きつぶされるのでは?と思うぐらい、弟から抱かれて、それもまた密かに喜んでいるってところでしょうか。

黒家で狐絡みの事件あり、二人が助けに行くという感じのお話がメインな2巻でした。うん、1巻で感じた以外のものが無かったかなと思います。新しく出てきた狐は可愛かったですけどね。

2

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