条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ちょっと大学病院の外科に行く用事などありまして、ふと思い出した本作。
時々こういうベタに切なく甘く、エロい話が読みたくなるんですが、
このカップルは昔読んだ時から、かなりのお気に入り。
「白衣は愛に染まる」(全2巻)というやはり医者もののスピンオフで、
さらに同シリーズはに「白衣は情熱に焦がれて」というものもあります。
医学部時代の同級生、敦希と浅倉。
誠実で美貌だが人付き合いが今ひとつ苦手な敦希は、実はゲイ。
一方、入学して寮の同室になった浅倉は、精悍な男らしい容姿の人気者。
ある日浅倉の外出中に一人慰めているところに、急に彼が帰ってきて……
それから10年体を重ね続け、誰より近いところにいた二人なのだが、
理由を告げることなく浅倉は渡米し、裏切られたと思い傷つく敦希。
その後父の死によって大学病院を退職し、下町の医院をつだ敦希の前に突然浅倉が現れ、
しばらく置いてくれと言いだし……
何故突然消えたのか?そして今何故突然戻ってきたのか?
浅倉の真意が掴めないまま戸惑う敦希だが、消しがたい恋心が疼き……
そんな中ある事件が起こる。
お互い実は一途に熱烈に思い合っているのに、通じないもどかしさ。
敦希の切ない思いも、寡黙な浅倉の実は情熱的な思いも、どちらもキュンキュンします。
が、寡黙って言っても、10年の間にお互いに気持ちをちゃんと伝えていれば
こんなややこしいことにはならなかったのに、とは思いますけれどねぇ……(笑)
書き下ろしは思いが通じ合ってからの二人。
下町の人々とのふれあいや彼らの生活ぶりが描かれるが、甘い、です。
挿絵は高永ひなこ先生なのだが、後書きのコメントがおかしかった。
この白衣シリーズの表紙には、必須アイテムが3つあるとか。
「白衣」「聴診器」そして「乳首」(笑)
ちゃんと 3つとも見ることができます。
裏切られたと思い込み、3年間ひたすら我慢をしてきた、敦希。
思いを残して、アメリカで一人前になろうとする、朝倉。
突然また、敦希の前に現れ、病院を手伝い始めた、朝倉。
未練の思いで漕がれる、敦希。
ひたすら、辛抱して尽くす、朝倉。
ライバル登場で、抑えきれずに、告白する、朝倉。
つらかった気持ちが、嬉しい気持ちに、敦希。
2部めの、白衣の熱愛は、二人のその後、
敦希は、やはり男同士ということにこだわり、朝倉のことで不安になる。
でも、朝倉は、亡き父親に、敦希の過去を聞き、全部含めて愛していくと
誓い、アメリカに行く決心をしたことを打ち明け、揺るがぬ気持ちを
訴え、敦希も気持ちを分かりあえた。
イラストで、やっぱり白衣はいいですね、はだけた感じ、
ちらりと見える、乳首!、男の乳首で萌!!は、すごい感動。
後ろに掲載された、愛のカルテも」読んで楽しいものでした。
切ない、読んでる間に何度胸が締め付けられたか・・・
すごく胸が痛かったです。
浅倉視点じゃなかったけど、どっちも辛いハズ。
しかし朝倉は信じていたという感じがありました。きっと敦希の力になれると思っていたと感じました。
でも、敦希は裏切られたという気持ちしかなくて、しかもその裏切られたと感じたときに強く愛していたことに気付いたという結果。
何度も何度も気持ちを消そうと努力したのに、目の前に現れる朝倉を見れば気持ちがすぐに揺れ動いて。
二人の間に何が起きても大丈夫という感じはないです。
でもこの二人なら何度もぶつかって、朝倉が敦希を引っ張ってくれるんじゃないかなー。
「白衣は愛に染まる2」に宇堂の同僚としてロスで研修していたのが浅倉というスピンオフ本です。
敦希に何も告げずロスにいってしまった浅倉。敦希は浅倉の恋人だと思っていたのにと酷く傷つきます。一緒に働いていた大学病院にいるのもつらく、養父の小さな医院を継ぐことで浅倉に決別したつもりだったのに、ひょっこり帰ってきた浅倉。
敦希の病院を手伝うといって無理矢理おしかけた傍若無人さとはうらはらな丁寧な診察に、自分よりも大きく成長して帰ってきた浅倉を見せつけられコンプレックスを感じます。側にいれば、浅倉を目で追ってしまうのに、だめな所を突きつけられるようで苦しむ敦希。大学に戻らないかと誘ってくれる先輩医師の本條。
そんなある日ヤクザの急患を診察中に謝って浅倉が利き手を傷つけ腱をきってしまう、本條に直してくれとすがりつき、弱みにつけ込む本條は、自分のものになればと条件を突きつけられ、了承する敦希。
去っていった浅倉を憎んでいるはずなのに、心揺れる敦希視点なので、無茶苦茶切ないです。
本條の優しさに縋りそうになるのに、それでも浅倉の手をとってしまう敦希に、ロスにいった理由を告げて謝る浅倉。
思い合っていたことを告白したあとの二人は熱いです。三年ぶりに誤解がとけて、三年分のHを披露してくれるのであまいです。切なさと激甘を同時に味わえる作品です。