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1冊に全3話入っていました。
1話目・過去にいろいろとあった2人ですが、
「やっと幸せになるんだ~」と、
ちょっと涙目になってたところで、
湊を庇って加持が撃たれてしまい!!!
この後、加持はどうなったのよーっ?!
で、2話目に入ったら
「やっぱり加持は死んでしまったのね」と悲しんでいたのですが…
えっ、え、ああ?? 2話目はサブキャラの話なのね(^^;)
結果だけが早く知りたくて、適当にパラパラ読みしてたら、
武井さんが仏壇に両手を合わせる挿絵やシーンがあったので、
ものすごく勝手な勘違いをして涙した私でした(笑)
なんだよ~と、2話目はほっといて3話目に…
って、また騙されたーっ!!!
今度こそ「加持は死んでしまったんだっ」と、マジ泣きしながら読んでたら、
加持生きてるぢゃん!!
だって湊が(湊がだよっ)墓石の前にひっそりと佇んでいた。
~って、話が続いてれば私じゃなくても思ったはずよっっ
オイオイ、落ち着けよ私… ゆっくり読めよ私…
で、読んでスッキリ(^^)
二人してラブラブだしvv もう湊が加持にベタ惚れですよ(^^;)
湊すごく可愛いキャラになってるしvv
で、ほっといた2話目ですが…
この話は、湊の右腕のような男(武井さん)の若かりし頃のお話。
結構こちらも泣けるじゃないの~っ(T^T)
幸せなままで終わってるけど、3話目思い出してみると相手の人はもう居ないんだな~と、
結局涙?!
泣ける1冊間違いなしですっ。
これはものすごく泣けました。
まず最初の湊と加持の二人は読んでいるこっちがもどかしいと思うほど、不器用なんです。その不器用さが心にグッときました。
あと、側にいる武井と志郎が良いです。
そして夏の花は、武井の若かりし頃の話なのですが、その前の話で武井が良い味を出していた分、本当に泣けました。武井と鈴原の間柄は純愛だと思いますし、とても切ないです。
この作品を読んだ事がない方は是非一度読んでもらいたいです。
英田さんお得意のヤクザものです。
元々同人誌だった『すべてはこの夜に』と、脇キャラがメインになっている『夏の花』、その後の2カップルを書いた『春宵一刻』の3編が収録されています。
『すべてはこの夜に』は、普通のヤクザものです。
とは言っても、ラストがびっくりです。ぎゃ~~~と叫んじゃいました。
ようやく湊と加持の二人が、幸せになれるだろうと思っていたのに。
そして、湊の教育係で今は片腕となった武井の、儚くて切ない恋物語『夏の花』
湊に語って聞かせるシーンがあったんです『すべては~』の中で。
「好きな相手のために足を洗ったけど、やっぱり舞い戻ってきてしまった」と。
それを聞いた加持は、「今一緒にいないということは、別れたんだ」と気が付いたので、詳しく聞くことはなかったんですけどね。
『春宵一刻』では、衝撃のラストのその後です。
よかった、悲惨なことにはなっていなくて。
禁煙するとかしないとか、バカップルな言い合いとかしちゃって。
それを見た武井は、自分の昔話を始めるんです、哀しい恋の話を。
正直、湊と加持のメインよりも、武井たちの脇カップルに持って行かれちゃった気がしなくもありませんが、哀しいだけじゃなく武井たちの穏やかな愛情も感じられます。
でも、やっぱり泣けますけどね。
全体的にトーンが暗いです。
これを読んだのが、英田さんのコミカルな王道BLを読んだあとだったので、かなり驚きました。
読み終えて、じーんとしました。
とくに二作目の「夏の花」の切なさは、神でした。
三作目を読むまでは仕掛けに気づかなかったんだけど、気づいた瞬間に涙がポロリ。
ああ、そうなってたのか…。
英田さんの小説は、王道なBLよりこういう話のほうが好きだ。
ネットの個人サイトの小説とか同人誌では、思いっきりツボって泣いちゃうことは時々あるけど、商業出版物でこんな目に遭うとはおもわなんだ
と、思って後書き読んだら、収録作品は、過去の同人作品の再録+未発表作って事で、この辺に涙腺ツボ破壊因子があったらしい。
単なる極道ものみたいだけど、実は、あまりに言葉のでない不器用な男の超純愛もの。
いきなりな結末といい、ここまで来ると商業出版物的には救いがなさ過ぎてNGだろうけど、その救いのなさこそが、涙腺破壊因子となって直撃しちゃったのね。
2編目の「夏の花」は湊についている、武井の過去の話。
これは、静かで落ち着いた大人の恋愛話。なんだけど、いろいろ設定が不幸で、商業出版物的にはそこまでしなくても、、、な
お話そのものは平和で幸せで、
残された武井は、その幸せな生活の思い出があるから、今、湊と加持を温かく見守れるんだってよくわかる。
これも、静かなだけに、切なさに歯止めが利かない逸品。
最後の、「春宵一刻」は、加持の怪我も快復して、一緒に暮らしている湊と加持の話。
お互いの関係も少し変わって、 未来の感じられる幸せな作品。
で、これもCDが出ているわけですが
このCDも凄く、凄く、よくって
2枚組、2枚目の最後には、明日の朝の顔を心配する位の大泣き。
原作をうまいこと再編集してあるので、より、どっぷりとお話の世界に浸れる。
メインストーリーの、鳥さんのインテリヤクザ湊、神谷さんのある意味情けない加持は、役のイメージをより拡げるはまり役で、菅ポンの志郎の明るいキャラもよかったんですが、それよりなにより、
特に2枚目、武井×鈴原の「夏の花」と「春に降る雪」!
「春に降る雪」は特典小冊子に載った話で、非売品ですが、この話がとっても泣ける話。
評判はよかったけど、一般流通していなかった。
それを、ドラマCD化してくれた
原作読んだ時も泣きしましたが、もう、号泣といってもいい位、
これは、ぜひ、遊佐さんと高瀬さんの素晴らしさを聞いて頂きたい。
(ただし、死にネタなのでそこは覚悟して下さい)
いつも夜の住人を素敵に書いてくれる、英田サキさん。
どの作品も好きですが、この作品は、特に脇役とサイドストーリーがイイんです!
英田さんの受けって、無自覚にやや残酷なタイプが多いような気がする。
一方の攻め君はとことん強くて、恋に対してはヲトメ属性(笑)
今回も湊のけなげさに涙が出ます。
監禁と見せかけて加持の身の安全を確保したうえ、資金を持ち逃げした従業員まで確保。
冷酷な極道の顔はだんだん保っていられなくなって、最後はただの恋する男です。
中編なので、互いの本心を吐露してしまえば、最後に事件はあるものの、一気にハッピーエンド。
もう一つ入っているのが、サイドストーリーの「夏の花」。
湊の側近、武井の、若い頃の恋を描いた中編です。
これがイイ。
武井は渋めヤクザなうえ、いかにもな頼れる右腕!なんですが、無骨だが、心の機微もよくわかる、人間に深みのある、そんな男。
まだ若いチンピラだった頃、刑務所に入っている間に姉が亡くなり、姉の夫、鈴原と田舎の一軒家でしばらく過ごすことになる・・・
今まで周りにいた殺気立った男たちとは違う優しい鈴原に惹かれる武井。
姉を心から愛してはいたものの、その実同性しか愛せない鈴原とだんだん気持ちを重ねていくのですが、ヤクザな武井はずっと田舎にひっこんではいられず・・・
寂しい孤独な人間同士が、やっと出会えた自分の半身と気持ちを通い合わせていくのって
もうほんとに好物で。
心が通い合えば、体の関係がなくっても、老人と子供でも、人と犬でも、もれなく泣けます(笑)。
しかも武井はこの鈴原と死別して、それで湊の右腕になっているわけで。
一時大切なものがあって、そしてそれを亡くしてしまった男の深みっていいなぁ~と。
私のろくでもねぇ人生の中で、一番いい時期でしたからね・・と静かに笑う武井。
少し遠い目で海を見つめる武井・・・
激萌えです。
ドラマCDを先に聴いてたんですが
結構満足してたので、原作はいいかな~って思っていたら
原作とはちょっと構成が違っているとの話を聞いて
俄然読む気満々になってさっそく手に入れて読みましたよ!
結論としては、原作も読んで良かった~!
ドラマCDではすっかり武井と鈴原にすべて持ってかれてましたが
原作では、部分の湊と加地の複雑な気持ちや不器用さが
文字の方がよりくっきりと浮かび上がって来て
ドラマCDのお二人の演技が蘇ってきて、かなり切なくなりました。
それに、ドラマCDで既に
武井の人となりを理解していたから
武井が発するセリフ一つ一つがより重く感じられて
ますます武井の事が好きになりました。
あれ?おかしいなぁ。。。オヤジ萌え属性はなかったはずなのに。。。w
ドラマCDでは
「すべてがこの夜に」→「春宵一刻」→「夏の花」→「春に降る雪(描き下ろし)」だったので
「すべてがこの夜に」のラストの「え?そのあとどうなったの?!」
ってドキドキはすぐに解決したけど
ノベルスだと、間に「夏の花」が挟まってるので
ちょっとだけ焦らしプレイだったんですね~。
ただ、武井と鈴原がその後どうなったのか、って言うのは
「春宵一刻」で、その事実のみが淡々と武井の口で語られただけだったので
ドラマCDでその辺りが描かれたのは。。。良かったのか、悪かったのか。。。
正直、「夏の花」だけでも
充分切なくて、それでいてあったかい気持ちになれたし
そのままそっとして置いて上げた方がよかったのかな?とも思ったりしました。
(ドラマCDでの評価が分かれたのは、この辺が要因だったのかな?)
私は、ドラマCD→原作の順番でこの作品に触れてよかったと思います。
そして近いうちにもう一度ドラマCDを聴きなおそうと思います!
(そしたら、さらに武井に惚れちゃうかな?オヤジ萌え完全デビュー?ww)
原作の方が、ハードボイルド色が薄めだったので
英田さんの作品は気になってるけど
ハードボイルドは苦手って人にお薦め出来そうです!
夜や闇を描く英田作品。舞台設定がアンダーグラウンドな世界であることもさることながら、そこに登場する人物が皆、痛みや悲しみ、罪など光の下にさらけ出せない部分を心の内に抱えていることが、その醍醐味だと思います。この作品も、英田作品の例に漏れず、暗さや重さが際立っているように思いました。
借金を抱え、拳銃である人物を傷つけるという仕事を請け負った加持。拳銃を持って出向いた先にいたのは、因縁ある男、湊でした。結局、湊を傷つけるという仕事は失敗に終わり、加持は湊によって監禁・陵辱されてしまいます。英田先生が描かれる受けは、「脆さを抱えつつも強くあろうとする」というイメージがあったので、加持のような恐怖から土下座するわ、失禁するわ、という情けない受けは新鮮でした。
一方、攻めの湊は、ヤクザですが、これが冷酷に見えて、実は不器用な健気攻め。なかなか奥深いキャラです。彼の愛は歪んでいます。自分の存在を加持の心に刻み込むために、あえて憎しみを植えつける。「忘れられるくらいならば、いっそ憎まれていたい」と。
ふと「愛の反対は憎しみではなく無関心」という言葉を思い出しました。愛される、憎まれることは、相手の心の中で自分の存在が大きな位置を占めているということであり、そういう意味で、愛と憎しみは関心の度合いにおいて、同一線上にある。対して無関心や忘却は、相手の心の中に自分が存在する場所がない。二人は学生時代に付き合っていた時、お互い相手を愛していたのに、どちらも「相手の中に自分の存在はない」体だけの虚しい関係だと認識していたんですね。二人のすれ違いが痛々しい。
ところで、↓でも皆さん言及されていますが、表題作はとんでもないところで終わります。「ちょ、ちょっとここで終わり!?」とパニックになり、思わず真ん中の「夏の花」を飛ばして、続きの「春宵一刻」へと進んでしまいました。この出だしもドキッとする。英田先生、心臓に悪いです~(泣)。二人が幸せでよかった!
さて、「夏の花」では、本編で示唆されていた、湊の側近である武井の過去の恋愛が描かれます。私は、こちらの方がより琴線に触れました。武井と彼の亡き姉の夫である鈴原、痛みを持つ者同士が求め合っていく様が静かに展開して行きます。「すべてはこの夜に」がドラマティックな「動」であったのに対し、こちらは「静」。両者の対照が見事です。大きな事件が起きることもなく、淡々と描かれる中に、そこはかとなく切なさやはかなさが漂う。二人の抱える痛ましい過去といつか来る終焉の予感がそうした雰囲気を作り出しているのでしょう。二人の間に流れる時間がとても好きです。終わりがあるからこそ一瞬に永遠を凝縮させようとするかのよう。唯一人大切だった存在を失った二人が、まるで互いに半身を求め、一瞬一瞬のめり込むように愛し合う姿に心を打たれました。
おもしろかった。゚( ゚´д`゚ )゚。
ドラマCD→原作の順で「すべてはこの夜に」を堪能したのですが
構成が違ってて
CDだと音で説明しなきゃいけない分、演出が丁寧でしたね。
原作は、短い文章の中で想いをめぐらせるような部分があって
それはそれで目頭が熱くなりました。
傷をつけあった恋人同士の再会モノ。
ヤクザとか裏社会のお話って
なんちゃって系だと軽すぎて
シリアス系だと重すぎて途中たいくつしちゃったりするんだけど
英田さんの書き出しは、すんなりと読者を世界観に入らせてくれる。
やはり筆力がある作家さんなんだろうなぁって思います。
ぐいぐいひき込んでページをめくることをやめられない。
CDを先に聴いていたのでお話の筋や仕掛けもわかってはいても
おもしろかったなぁ~。
2組のCPのお話、過去と現在が交差して1つのお話。
うわぁー巧いっ!ぐっときます!!
DISKを借りたので小説の方は自分で購入です。少し古い作品ですが、いわく付きの友人と久しぶりの再会をしたら極道になっており…というストーリー。攻めはクールドエス。長い期間会えなくても受けに対する執着愛を捨てていないという読む側をキュンキュンさせる切ない系展開でサキ様最高!と吠えてしまった。若干古くさい仕様が要所に顔を出しますが、そこはご愛敬で。サキ様の小説は他に名作と言われているDEADLOCKがあります。そちらも大好きなのですがこちらも好きになりそう。