恋に命を賭けるのさ

koi ni inochi wo kakerunosa

恋に命を賭けるのさ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
16
評価数
7
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
鳩村衣杏 

作家さんの新作発表
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イラスト
実相寺紫子 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
愛と仁義に生きるのさ
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784592875307

あらすじ

兄の悠とクリーニング屋を営む三佐和透は、純情な兄とは違って女好き。
ある日、兄の恋人の秘書・新海聖司を見かけて、その眼鏡美人っぷりとサドっぷりに惚れ込み、猛アタックを開始する。
Hまでは辿り着いたものの、聖司はあくまでもそっけない。
実は聖司はヤクザの組長の息子。
思い悩んだ挙げ句、透がとった行動とは…!?「親分、息子さんを俺にください!」史上最強の“嫁”、ついに登場!

表題作恋に命を賭けるのさ

クリーニング屋の弟・25歳
透の兄の恋人の秘書

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

こちらはリアル極道

「愛と仁義に生きるのさ」のスピンオフ的な続編。
「愛と〜」のラストで仄めかされた、弟・透と、長嶺の秘書・新海の物語となります。

透は兄・悠と共にクリーニング店を営んでいます。
恋愛に純情で、結局ファッションデザイナーの長嶺(♂)の恋人となった悠とは違い、以前から女性たちにモテて色々な女性と広く浅く付き合っていたが、長嶺と一緒にいたクールビューティの新海を一目見た途端心が揺さぶられて…
行動力抜群の透は即アプローチ。押して押して、新海は透と寝てくれたけど、実家?からの電話の後取り付く島もなく…

前作「愛と〜」は、悠が長嶺を極道と勘違いするお話でしたが、本作は、新海の実家が本当に極道なのです。
新海の母親の再婚相手がいわゆる極道。母を助け自分を育ててくれた義父。新海は体調を崩した義父の恩に報いたい、と長嶺の秘書をやめようとするのです。
そして、極道の跡目を継ぐとなったら堅気の透を巻き込んではいけない、と突き放すような態度になり…という展開。
新海に本気になった透は、悠に好きになったひとの婿養子になりたい、と申し出たり、と少々コメディチックな空気もありつつも、好きになった相手への誠実な向き合い方がなかなか感動的であります。
新海のお義父さん、組の幹部たち、兄の悠なども皆透と新海の仲を認め、新海が「クリーニングみさわ」の嫁になります。
挿絵は引き続き実相寺紫子さん。ツンデレ眼鏡の新海が乱れるイラストは最高です。

0

普通にBL

一冊目があってこそのネタというか、バカバカしさは健在。
なんちゃってBLヤクザで楽しみました。

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秘書の実家はヤクザ

秘書の実家がヤクザだったのは、えって思ったけど、聖司(受け)透(攻め)って、私の予想と逆だった。
ヤクザって、そんなに悪い人、多くないと思うよ。任侠っか、めちゃくちゃかっこいい。

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単なるワンコ×ツンデレじゃない感じ

「愛と仁義に生きるのさ」のスピンオフ作品で、今度は攻めが悠の弟の透で、受けが長嶺の秘書の新海です。
スピンオフって、総ホモになっちゃうミラクルだよなとは思うんですけど、ま、その辺は置いといて。
私は前作カップルよりこちらの方が好きですね。
好きな要素が全部入ってるからでしょうね。ワンコ×ツンデレが好きなんで。年下攻めだと更に良し。

ところで、今回もヤクザというキーワードが奥深く入ってます。
ってのも、新海がヤクザの息子なんですから!(血のつながりはないけど)
しかしそれを隠して生活しています。
義父である組長のことは大好きで、尊敬もしている。だけどどうしてもヤクザという家業は自分と相容れないものと感じていて、就職も普通にするのです。
ずっと人とたまり関わらずにいたのは、秘密を守るため。そして、女と付き合う気がないのは子供を作らないため。
とにかく徹底しています。ツンデレに見えるのは、単なる性格ではなく、そういう自分を守る鎧のようなもんですね。
だからツンぶりにブレがなく、デレの部分も「同じやるなら楽しもう」という合理的な建前デレと、本心のデレが違うんですよね。
そうなるには色々な事件があるんですが、そういうの知っちゃうと、あの冷酷な態度もかわいく見えるから不思議ですね。

そして、透もとにかく好きだと最初から猛アタックをかけます。
一歩間違えるとストーカーレベルなんですが、その辺り、モテ男なせいか、ギリギリで上手。
そして、ただただワンコ然としてる訳じゃなく、時々鋭い、新海の心に沁みる事を言ったりやったりします。
兄と同じく、仕事に対して真剣で確かな腕を持っています。
だからこその包容力なども垣間見えて、ただ押すだけじゃない男らしさがあるんですよね。

「愛と~」よりもテーマが重くてシリアス風味です。それでも、いやだからこそやっと繋がった二人は、かなり強いって思いました。
クリーニング店はこの二人の代で途絶えてしまうかもしれませんが・・・でもさわやかな読後感でした。

1

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