聖騎士の塔

seikishi no tou

聖騎士の塔
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
33
評価数
9
平均
3.8 / 5
神率
33.3%
著者
竜也りく 

作家さんの新作発表
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イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041134641

あらすじ

熱血剣士×一途な美形槍遣い。幼馴染冒険者コンビのじれじれBL!

孤児院からの親友で冒険の唯一無二の相棒。その相手であるカーマインに恋心を抱いていたライアだが、彼が好みの女冒険者を仲間にしようと言い出したことを機に、覚悟を決める。それは、カーマインへの想いを断ち切り、一人で『聖騎士の塔』で修業をして人生をやり直す、というもの。一方、相棒に去られて焦りまくるカーマインだが、離れたことでその存在の大きさに気づき、何年でも彼を待つことを決意する。塔を隔てて想い合う二人の、甘く切ない愛の記録。

表題作聖騎士の塔

ライアと馴染の冒険者・大剣使い
恋心を捨てるため聖騎士の塔に挑む冒険者・槍使い

その他の収録作品

  • 番外編【ライア視点】始まりの日
  • あとがき

レビュー投稿数4

ゲームみたいだけどゲームじゃない危険な冒険者業

面白かった。
同じ孤児院育ちの冒険者二人。受けは昔から攻めに片思いしているけど攻めはノンケで、何度かした告白も曖昧に流されていて、そろそろ諦めるかと聖騎士になるための試練の塔に篭ってしまう。

一人で自分と向き合いながら塔の最上階を目指す受けと、離れて初めて受けの存在の重要さに気付く攻めの二人の視点が交互に語られて物語の大半は一緒に居ない展開が斬新だった。

塔を攻略していく受けの視点がワクワクして面白かった。上の階への道が見つかってもとりあえず全部の道を探索し尽くしてから…なしらみ潰し攻略派の受けに共感しながら読んだ。そして隠し要素も全部楽しんでくれる受けにニコニコな聖龍様がゲームクリエイターぽくて面白かった。優しくてサービス精神旺盛で可愛らしさもあって、お気に入りキャラ。

一人で過ごしている間、二人ともがお互いのことを考えて過ごしているのも萌える。過去の思い出や、相手のセクシーな姿を想像をしちゃったり。受けは攻めの体にとてもムラムラいたらしく再会後はいの一番に攻めの乳首に吸い付くしキスマークも沢山つける肉食系男子だったのも面白かった。

襲い受けも大好きなんだけど、もしかしてリバかも??って勝手に期待してしまった感はある…

攻めは結構甘えたタイプで、幼い頃のように頭撫でて、ぎゅってしてって受けに甘えてくるのが可愛かった。そんな二人の幼少期のエピソードも良かった。

2

受けに逃げられて焦る攻め

ムーンライトノベルズさんで連載されていたものが加筆されて書籍化したものです♡

私は「受けに逃げられて焦る攻め」を見るのが大好きな歪んだ人間なので、序盤でライアからほぼ捨てられる形でパーティーを解消されてしまったカーマインにニヤニヤが止まりませんでした笑

受けも片想いが辛かった分、思い切ったあとは吹っ切れたようで実に男前。

聖騎士の塔という選ばれし者しか入れないダンジョンを、隅々まで探索、攻略していく様子が楽しかったです!RPGが好きな方は楽しめると思います。

終盤近くまで攻めと受けの直接の絡みは少ないのですが、それでもお互いがお互いを思ってることがわかるので、私はジレジレと萌えました〜

この書籍ではカーマイン×ライアですが、ムーンさんの方では番外編の扱いではありますがリバもあります。ただ、基本はカーマイン×ライアです。

リバが平気な方はムーンさんの方でも読んでみてください♡

0

ダンジョン探索は面白かったですが

今回は幼馴染の大剣使いと槍使いの冒険者のお話です。

攻様から離れるために受様が賢者の塔に挑み、
受様の不在で改めて自分達の関係を見つめ直す本編と
2人の出会いを描いた前日譚を収録。

受様は親は冒険者の親を亡くし孤児院に引取られます。
その孤児院で攻様と出会い仲良くなります。

攻様は特に剣の才に秀でており
受様は剣の腕は普通ながら帆と程の魔力持ちだったので
2人は冒険者を志します。

2人は初冒険に出た12才の時から
ずっとパーティを組んできますが

攻様が新しく拠点とした町のギルドで
出会った冒険者登録したばかりのヒーラーの少女を
仲間にしたいと言い出します。

攻様は回復特化タイプが仲間にいれば安心じゃないかと
屈託なく笑いますが、攻様に10年片想いをしている
受様にとっては大ショックです。

受様は何度も想いを告げていましたが相手にされず
攻様が冒険者仲間に好意を抱いたら潔く身を引いて
姿を消そうと思っていたのです。

その時は「聖騎士の塔」に挑みたいと思っていましたが
今滞在しているこの町こそ「聖騎士の塔」がある町で
受様の決意を後押しする事となります。

「聖騎士の塔」の最上階に辿り着けた者は聖龍から直々に
聖属性の魔法を授けてもらえ、最終段階まで会得すると
『聖騎士』の称号が与えられるのです。

踏破にどれくらいかかるかわからないけれど
1人で戦いに明け暮れていれば聖騎士になる頃には
この報われない想いも昇華しているだろう。

攻様が少女を口説き落として仲間にすると
受様はパーテイを抜けて塔に挑む事を決意します。

果たして受様は聖騎士になれるのでしょうか!?
そして攻様との恋の行方とは!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」の
Web小説を加筆修正しての書籍化で
冒険者となった幼馴染同士の恋物語になります♪

攻様が受様をどう思っていたのかを
追及できない受様は悶々を煮詰めちゃって
少女の登場で限界突した感じですかね。

攻様は受様の気持ちを軽く考えていて
自分の気持ちを振り返る事はなくて
受様に相棒解散宣言をされてしまいます。

それでも受様意外とパーテイを組むつもりはなく
塔の中で強くなるだろう受様に見合う自分でいるために
塔に入った受様に見合う強さを点入れようとする流れと
受様のダンジョン探索にはワクワクシーンも多く
面白かったですが

それぞれが出会う事なくそれぞれの時間で話が進むので
2人の絡みシーンは少なく、恋愛要素ではあまり萌えられず
「萌」評価としました。

3

ダンジョンと塔

初めましての先生でしたが、しま先生好きなのでルビーさん信じて購入。お話面白かったし恋話もうんうんという納得するものだったので萌にしました。挿絵が好みなんですよねえ……さらさら銀髪ロン毛ってそれだけでごはん三杯いけるってぐらい好き。WEBに書いていたものを大幅加筆したという本編260頁ほど+あとがき。

冒険者の両親を亡くした子供同士、孤児院で育ったカーマインとライア。二人で長らく冒険者として活動を続けています。ある日、町のギルドで見かけたヒーラーのエリスが可愛いからパーティに誘ってみないかとカーマインが言い出します。それを聞いたライアはいよいよ自分の片思いに踏ん切りをつけようと、町にある聖騎士の塔に挑むことにし…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
聖龍さま(聖騎士の塔をつくった神よりの方)、キュー(聖龍さまがくださった使い魔、喋らない)、エリス(♀)、塔の中の宿屋の人、塔の番人ぐらいかな…?

++良かったところ

受けが塔の中に入って2年ぐらい中を探検して出てこないんですよ。お話の8割ぐらいはお互いが塔の中とダンジョンと別々に行動している感じ。攻めは受けのことを思い、待ちの姿勢、そして負けらんね~とダンジョンの方で修行。受けは、攻めへの思いをふっきろうと塔に来たので、たっぷり時間使って塔の中、隅から隅まで探索してます。その塔の中やダンジョンの様子が面白かったです。そして受けが美人さんなんだけど、なよなよしくないのが良い。槍ぶっさし、魔物を屠るんですよ。強いわ。

それから好きだったのは聖龍さまからご褒美でいただいたキュー。まんまる光ってふよふよ浮いてるだけかと思いきや、怪我したら速攻癒やすわ、受けの大ピンチ時には自分の生命力全部をぶつけて魔物をやっつけるわ、健気にご活躍。喋らないし、人型でもないんですが、なんかふよふよ側にいてくれるのって嬉しくないですか?おっかない魔物が出てきたら、怖いですーと言っているかのように受けの後ろに隠れそうな様子が私は可愛く感じました。

恋話方面では。塔の中での知らないうちに受けが死んでしまうんじゃないかと怖かったって、わーわー泣くんですよね、攻めが。ここ、うんうんわかるーってめっちゃ思いました。大事な人が知らない間に死んでしまっているのは、ほんとヤダよって、とても思って。攻めのほうが年下なのかな。ちょっと甘えん坊なところも感じました。幼い頃からずっと一緒にいて甘えて甘えられるのって良いです♡

少し戸惑ったのは、最後の方までどっちが受けか分かりにくかったこと。こうだろ?と思ってたんですけど、結果判明するのがほんと最後の方だったので、????合ってる??とドキドキしました。一応ご留意ください。

聖龍さま、かっこいいし、さらさらロン毛美人受けも良いし(しかも得物が槍ってのが良き)、人懐っこい&にぶちんなワンコ攻めもキャラが陽キャで良く、楽しく読み終えた一冊でした!

2

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