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isekai deha shiawase na ie wo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
異世界転生で手に入れろ〜
分厚い上に２段組、読み応えがありました！なのにまだ下巻もあると？しかも下巻の方が分厚い！
上巻でもいいところできりがついてました。
前世では家族を失い孤独でバイトとケンカに明け暮れていた主人公、大河。
おそらく親戚に搾取されてたんですよね…。誰にも頼らず早く独り立ちしたくて。
こういう前世で辛い人生の子が転生先で皆から可愛がられ世話を焼かれ、本来の自分を取戻して愛され幸せになるのって最高ですよね！
転生先で出会う人々。師匠にシェイドに冒険者仲間たちにみんな魅力的な人ばかりで。
こちらの世界でも大河はまっすぐで不器用で口が悪くて。そこが皆からほっとけないよ♪なようで。
シェイド。心を閉ざした氷の騎士になるのも無理はないですね(泣)そんな彼の心の扉を開くのは君だ！な大河。本当に大河は素のままですごくいいんですよね〜。
貴様呼びだったシェイドがいつの間にやら大河を抱いて眠り嫉妬と独占欲を見せて。
お話は盛りだくさんです。国盗り世直しなどなど。特にシェイドの魔法陣。絶対に無理だと思ってたのに…？
大河の闇属性やステイタス？などなど、もう上げればきりがないほど盛りだくさんなんですよ。
もう一度言います。前世で辛かった主人公が転生して幸せになるのって最高だな！
しかも17歳なのにシェイドを！使用人まで！養おうとするの男気ありすぎだよ〜！！
いったい何人の心を開いた？数えたくなります。
読みやすくて気がつけば読み終わってました。気になるのが癖ですかね。
決まった言い回しが多くてわざわざ難しい漢字を毎回使うので、読み方なんだったっけ？と毎回思いました。
召喚された世界で生きるために
今回は王直属の最強騎士と召喚された日本人のお話です。
勇者候補で召喚された受様が攻様を呪縛から解き放つまで。
受様は幼い頃に両親を亡くしてから
中卒でバイトと喧嘩の毎日を過ごします。
受様は進んで喧嘩は売りませんが
売られれば必ず買う為喧嘩が日常茶飯事なのです。
今夜も逆恨みした男達に暗がりで襲われ倒したものの
硬いモノで殴られた後頭部からの出血がひどく
倒れた衝撃もないままに視界が暗転し
次に覚醒した時には見知らぬ神殿風な建物の
複雑な模様が描かれた床の上に
座り込んでいました。
受様の他に制服を着た高校生らしい男女2人もおり
受様達を囲むように十数人いた大人達の中で
最も着飾った老年の男性が厳かに
受様達を勇者候補として召喚されたと言います。
受様が王と呼ばれた男の見下した態度が気に入らず
従うことを拒むと即殺されそうになりますが
司祭に庇われ勇者候補としての権利を剥奪されて
放逐される事となります。
受様は庇ってくれた司祭から少しの路銀とともに
困ったら冒険者ギルドを訊ねるようにと言われます。
辿り着いた街で人々にに奇異の目で見られますが
広場の屋台で串焼きを買い、宿と働き先を訊ねていると
喧嘩に巻き込まれてしまいます。
受様が相手を難なく倒すとそれを見ていた
ギルドマスターに目を掛けられ
受様の事情を知って面白がったギルドマスターに
「俺の弟子にしてやる」と肩を掴まれてしまいます。
果たして受様は異世界に居場所を得られるのか!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」の
Web小説を加筆修正しての書籍化で
王の直属騎士である攻様と王に召喚された受様の
異世界転生ファンタジーです。
異世界召喚モノで割と定番な
召喚されながらも対象外とされた者が
その世界の○○になるというパターンだろうと
手にした1冊でしたが、とても面白かったです (^o^)／
ギルドマスターによって
受様は人族なのに闇属性という事が判りますが
人間は光属性で、闇属性は魔物しか存在しないのが
この世界の常識らしく受様の属性は秘されます。
受様はギルドマスターの厳しい指導で
冒険者として独り立ちできるまでとなりますが
初めて組んだパーティでドラゴンと襲われたところを
王国最強の騎士である攻様に救われます。
攻様は受様の付与魔法の使い方に興味を持ち
そのまま公爵邸に拉致られて実験体とされてしまいます。
受様って不幸体質なの!? と思ったのですが
攻様はある理由で魔法陣の研究をしていたのです。
受様は助けられた恩と逃げられない状況から
攻様の実験に付き合うことにするのですが
素直でまっすぐな気性で
攻様と攻様を慕う者達を魅了していきます。
受様は攻様と関わる事で
攻様を縛る王と父公爵の施した術の存在を知り
攻様を欲する第三王女により
王宮策謀に巻き込まれていくことになるのですが
丁寧に張られた伏線が読み進めていくと
効果的に発揮されていてハラハラ&ワクワク
捕らえられた受様の危機を
王位移譲の逆転劇へと導いていく展開も巧みで
大団円までとても楽しく読ませて頂きました (^-^)/
本作だけで「完」でも問題ないと思える幕引きでしたが
上巻なので下巻にすごく期待しています。
