Botanical Love(合同誌)

Botanical Love

Botanical Love(合同誌)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
和泉桂 木原音瀬 水壬楓子 
媒体
小説
サークル
和泉桂・木原音瀬・水壬楓子<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

「植物BL」をテーマにした創作BL小説アンソロジー。
木原音瀬「恋するラビット」
和泉桂「植物的寓話」
水壬楓子「移動植物園」

表題作Botanical Love(合同誌)

レビュー投稿数2

なるほどなるほど〜?……………エッ、おわ…おわ…り?

私は……………後悔しています。
なぜならば、こんなにおもしろくてキュンキュンして続きが気になる小説を、続きがこの世に存在しないのに読んでしまったから。なん……なん!?!???こ、これ……何ですか?(動揺)

「え〜、続きが気になるな〜><」とかそういうレベルじゃないんですよこれは。死活問題です。生きているうちに続きが読めなかったらわたし……わたし、どうなっちゃうんでしょう?読めない可能性の方が高いのに…涙が出てくる。
とりあえずkindleunlimitedで読んだのを、すぐ購入致しました。これでいつでも読みかえせるねっ(ニコッ)いや、ニコッじゃない!!続きがないんだから!!続きは…!?(錯乱)
仮にわたしが木原先生の担当編集だったりしたら(とんでもなく恐れ多い事を言っている自覚はある)どんなに汚い手を使ってでも、何よりも先に続きを書いて頂くように地面に額を擦り付けてお願いしています。ほんと、なんでもします!靴を舐めさせてください…あっ、汚いですよね…すみません…

作品の内容について
まず受けの宮本。木原先生の作品の中では珍しい気がする、わかりやすく誘い受。自分の顔が良い事を自覚しているけれど、性格が悪いということはなく、穏やかな人柄。けど、魔性の男タイプ。木原先生の作品で他にこの受に近いタイプいたっけな〜?と考えてみましたが、「深呼吸」の榛野に近いような気もするけど、榛野ほどクセは強くないし、うーんちょっと思いつかない。

攻めは引きこもりで人間不信気味。souこと国友颯太(このレビューではsouで固定します)。彼が引きこもりになってしまったのには理由があって、それがこのお話の根幹である、蔦科という原因不明の病。その症状は体の表面から小さな蔦が生えるというもの。もちろん架空の病です。
過去にこの病が原因で虐められ不登校になり、そのまま引きこもりになってしまったという攻めのsou。蔦が生える部分は人によって違うようで、作中ではsouの身体のどこに蔦が生えているのか明かされていません。どこに生えてるの?しゅごく気になる…。おしえて…
蔦科にはもう一つ、「声が美しい」という特徴があります。

受の宮本は出版社の編集なのですが、自社のオーディオブックのベストセラー作家である攻souの声の大ファンです。
色々あってsouの担当編集にはなれたものの、souの存在は謎に包まれていて、souとの関わりと言っても仕事上のメールのやりとりができるくらい。いつかsouに会ってみたいという思いはあっても、誰もその姿を見たことはない。
そんなある日、宮本が不慮の事故によって両目の視力を一時的に失ってしまうことから物語が動き出します。
視力を失った原因は編集長の息子にあるのですが、編集長が責任を感じて「自分の弟が都内で一人暮らしをしていて、部屋が余っているから弟のところで世話になってはどうか」と提案してくれ、悩んだものの、両親とも亡くなっており頼れる身寄りもないことから、編集長の弟の世話になることに。

と、いう感じの内容。この弟の正体がsouなわけですが、souが弟という事を聞かされないまま編集長の国友とマンションにきて、souと共同生活をすると知った瞬間に宮本が鼻血を出してしまったり(そりゃ長年推していた人が目の前にいるといきなり知ったらね?)、通されたsouの部屋が汚部屋だったりとドタバタしつつ始まる共同生活。
このあらすじでは何も伝わらないかもしれませんが、おもしろい。めちゃくちゃおもしろい、おもしろいんです。

攻のsouはコンプレックスの塊のような人物で、初手から包丁を……まあ色々してきたり(このシーン好き)
はっきり言って「オメー、その性格でなぜ宮本を引き取ろうと思った?」と胸ぐら掴みたくなるような厄介な性格。
ただ、souは言葉の端々に棘はあるけれど、彼の行動・挙動には人に優しくしようとする努力が垣間見えるんですよね。あと素直。
自信がなくて、己を卑下してばかりで、どんなに褒めても、「どうせ声だけだろう」と言って壁を作るsou。一歩ズレたらめんどくさい奴でしかないのですが、それだけじゃないんです。一味違う。宮本の意見に対してすごく素直に「わかった」って言って直そうとするところとか←なんかかわいい。
自分の行動で宮本が傷付けばちゃんと謝れるし、なんか、なんかかわいいんです。ここのところのキャラクターづくりが絶妙。

受ははっきり言って聖人。けど決して人間味がないわけじゃない。というか、souの声のファンだからsouの行動を受け入れているだけみたいなところもありそう。sou以外には塩対応しそうで推せる。BLって、受けに夢中で受け以外に塩対応する攻めが人気ですけど、逆もまた良し。
souに「それだけ綺麗な顔だと、人生楽しそうだね」とか嫌味ったらしく言われても、「顔とは関係なく、人生は楽しいです。souさんの声が聞ける仕事ができているので」
とか言っちゃう。今まで人と関わってこなかったsou。宮本から行動で、言葉すべてで好意を示されて、こんなの好きになるなっていう方が無理でしょ。

たじたじになっているsouも、souからの好意がチラ見えした瞬間イケイケどんどん、押せ押せって迫る宮本も、全部がかわいい。

このお話の何がそんなに自分にぶっ刺さったのか?うまく言葉であらわすことができない。とにかくこの作品の空気感が好きすぎて爆発してしまいました。レビュー2400字の制限がなければ、あと1万字はこの作品について語りたいところ。ものすごい長文を書いてしまって気持ち悪い自覚はありますが、わたしのこんな駄文を読む前に、とにかくこの作品を読んでほしい……そして死ぬまでに続きが読みたい。

0

続きが読みたい

Kindle unlimited に登録があったので、木原先生の「恋するラビット」を読みました。編集者の宮本とオーディオブックの朗読者souのお話。宮本は顔が整っていて、souの超ファン。souは蔦科でその特徴から声質が良い。蔦科の人間は体の何処かから植物が生える。

蔦があること、それで虐めにあったからsouは自分のことを醜いと思うのかもしれませんが、視力を失った宮本主軸のお話で彼の顔は分からず、蔦がどこにあるのかも分からないままであれこれ想像してしまいました。宮本の方が年下なのに、社会性や顔のこともあるのか彼を「あなた」と呼ぶのも良いし、朗読を聞いてみたくなった。またsouが声は優れていても自分では要らないと言い、卑屈で狭小と自認していたり部屋が汚くしていたりと、そういう人らしさとかこれからどう宮本と過ごしていくのか、もっと読みたくなりました!

1

レビューランキング

小説



人気シリーズ