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mae to muchi to kiss
思ってたより薄味(ノД`)あ゙~ん
昔、集団に陵辱され開発された過去があるせいで
身体がうずいて仕方がなくなってしまう受。
もてあました身体を抱いてくれ居たのがイトコ(攻)
実は受はこのイトコ君が好きだったのだけれど、
自分を好きだといってくれた相手とお付き合いを始めることに。
みょうん三角関係の行く末は~というところですね。
なんだろう。もてあました身体が疼くとか。
身体を慰めてくれる相手と、純粋に気持ちを向けてくれる後輩。
これがどう崩れて盛り上がっていくのか!
なんて思っておりましたが、存外あっさりサッパリ。
薄味な読後でした。
ラストの3Pな夢オチは美味しくいただきました。
酷くエロい作品が読みたいなぁ
3P・複数モノ作家のもはや重鎮となった西野花の初期作です。
コンパクトにまとまっている3Pモノ。
やはり、3Pを書くなら最低限こういうレベルまでおさえてほしいとつくづく実感。
西野センセイの特徴って、3Pを甘く甘く書くことなんだが、
ここでは、年下の後輩と、年上のイトコの間で揺れる受け、
と西野作品にしては意外な設定です。
慣れない設定ゆえなのか?
三角関係なのか、凌辱なのか、ちょっとモニョってる部分はあります。
3Pと申しましても、大きくわけていくつかのパターンがありまして、
①三角関係型(水原とほる先生によくありがち)
②攻めが結託する2対1型(いとう由貴「秘密」など)
③兄弟もしくは義兄弟系タブー(藍生有先生の双子シリーズ等)
④ハーレム系酒池肉林(この場合は3Pというよりも複数凌辱系か?)
また、意外にトーンも幅広く、エロエロだけとは限らない。
当然ながら、3Pを主体にすえるのか、モチーフとして3Pが出てくるか
によってもかなりの違いが出てきます。
本作でしたら、おそらくは①に一番近く、エロ度は自分のエロ偏差値からしたら
60ぐらい。西野作品にしては控えめといえましょう。
千早がちょいちょいとってつけたように知らないオッサンに
声をかけられ…みたいなのが出てくるのは、ほとんど失笑モノだし、
性的トラウマの書き方があっさりしすぎているんですが、
そこは見て見ぬふりをするしかない。
うまいなと思ったのは
濃厚な3Pエッチが実は…でした!という最後のオチ。
こういうのを見ると、あぁ3Pの原点だなーと思う。
3Pモノって、やたらダークだったり痛いものも多いんだが、
やはりファンタジーであってほしいなと思います。
吉野千早は、後輩であり家庭教師の生徒でもある大鷹愁に告白され、その想いを受け入れる。
けれど実は千早には、愁には話していない秘密がある。
普段は穏やかで人当たりのいい大学生の顔をしている千早だったが、実は千早は幼い頃の事件が原因で淫らな身体になってしまっていた。
そんな千早を助けてくれたのは、従兄の吉野恭平。
彼は、傷つき満足に人と接することもできなくなってしまった千早を優しく慰め、千早が落ち着くまでずっと傍にいてくれた。
そして、千早に自分の性的な欲求を否定しないことを教えてくれた人物であった。
そんな恭平は夜毎、疼きだす千早の身体を優しく慰めてくれ、持て余す性欲を沈めてくれた。
千早はそんな恭平のことを頼もしく思いながらも、自分に対するそっけない態度に苛立ちを覚えてもいた。
一方で愁との関係は、ゆっくりしたものであった。
彼は決して千早に対して無理強いしようとはせず、千早のことを大切に扱ってくれていた。
そんな愁に対して、自分の過去を申し訳なく思いながらも、その好意は嬉しく感じていた。
ところが、「彼氏ができた」と告げた千早に対して、恭平が「距離を置こう」と提案したことによって、千早は自分の本当の気持ちに気がついて――
という話でした。
一応、三角関係モノ? ということになるんですかね。
千早が恭平と愁の間に揺れ動く話――のつもりで作者さんは作られたんだと思うんですが、実はそんなに揺れ動いてる感じでもなく。
恭平との関係が破綻すると同時に、愁との関係もこじれてしまって千早は一人ぼっちになってしまって、そこに手を差し伸べたのは――という感じでした。
千早が選んだ、というよりは、相手に選んでもらったような感じでしょうか。
どちらかというと、受けがモンモンとして――というような三角関係話を期待する人にはあまり面白くないかと思います。