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kareinaru flight
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
パイロットものかな?と長らく気になっていた作品。思いのほか飛行機話が記載されていて、旅心を超刺激されました。色っぽい部分まあまああり、でも飛行機話があってデロ甘一色とはならずに、いい塩梅に感じました。受けさんのぶっきらぼう加減が某〇島氏のようで楽しかったです。本編は書き下ろし210Pほど+あとがきです。
お話は休日を仕事以外で過ごせるようになった35歳部長さん。映画でもと思い入った映画館でキレイな青年と会話する機会を得られるのですが、つっけんどんな話っぷりで結局電話番号を聞いただけでその日はおしまい・・・とお話は始まります。
*************以下はより内容に触れる感想
35歳部長さんは本気だしたら男の色気滴るいい男で、狙われたらイチコロという感じでした。ロックオンされちゃった副操縦士君は、感情表現、コミュニケーションが下手な方なんですが、そういう変わったのが好き♡と部長さんは最初っから大人のアピールアピールw 最後は「誰かに持ってかれたらたまらん」ということでお互いに指輪嵌めてました♡
飛行機のアクシデント話もあり、色っぽいお話もあり、麻々原先生の硬質な感じの絵が印象ぴったりで、うきうき読み終えることが出来ました。茅島様がお好きだった方は、いいのではないかなーと思います。パイロット制服も素敵です♡飛行機乗りたいー
1冊すべて表題作です。
瑞原(受け)と添嶋(攻め)両方の視点でストーリーが進むので、二人の心情が分かりやすいです。
映画館で偶然であった二人。何か感じるものがあり、互いにいつもはしない行動をしてしまいます。そして航空機開発会社の部長と、提携航空会社の副操縦士という仕事の関係で再会して…という話です。
初対面から互いに特別な印象を受け、惹かれていく心情が素敵です。
特に、クールでツンデレな瑞原が徐々に心を開いていく過程は、読んでいて微笑ましいです。
瑞原が添嶋を受け入れたのが、ストーリーの中盤と意外と早い段階だったのですが、それから仕事の関係でちょっとしたトラブルが生じ、それを乗り越えて更にきずなが深まるという内容で納得でした。
二人の恋愛面では安定しており、嫉妬やすれ違いというのを期待すると当てが外れてしまいますが、知り合って間もないのに築かれた信頼関係が心地よいです。
そしてラストのプロポーズ!大人の甘い作品が読みたい方にお勧めだと思います。麻々原先生のイラストも作品の雰囲気にぴったりに感じました。
なお、航空業界や操縦など仕事の話が結構詳しくありますが、興味がない場合はざっと読み流しても大丈夫です!(先生ごめんなさい)
航空機開発のエリート・添嶋がある日、映画館で一目ぼれしたのは、白皙の美貌の青年・瑞原。
走り出した子供を追いかけた母親に瑞原がぶつかられ、添嶋の洋服にジュースをかける、というハプニングが起こり、一緒に喫茶店でお茶をする機会を得た添嶋。
連絡先を聞き、そのまま分かれたが、数日後の空港で、まさかの再会を果たす。
瑞原は、なんと国際線のパイロットだったのだ。
征服に隠された禁欲的な物腰に、さらに征服欲を刺激された添嶋。
飛行シュミレータの実験を口実に、瑞原を職場に呼び出すと、その運転技術に、惚れ惚れとしてしまう。
一方の瑞原も、添嶋に漂う微妙な引き際を知っているオーラに、悪からぬ感情を抱いていて……
という話でした。
正しいのかどうかはわからないですが、かなり飛行機のこととかも詳しく書いてあって、読み応えは◎。
そんでもって、素直じゃない……というか、人とうまく関わろうとしてこなかった瑞原が少しずつ、添嶋に距離を詰めていくのはとてもいい雰囲気で、それも面白かったです。
人に慣れない動物が、ちょっとずつ距離を詰めていくのに似ているかもしれません。
一方の添嶋も、そんな瑞原に夢中で。
しっかり「好きだ」とアプローチをしながらも引くところは引く、というのをわきまえているのは、さすが、年の功だよなー……と思ったり。
大人の男が、人馴れしてない受けをかわいがる話が好きな方にはオススメです。
萌えと中立の中間くらいかな。
お互いにほぼ一目惚れに近くて、障害というと受けの性格だけ。ツンデレ気味で、いつも仏頂面で不器用。
攻めは余裕しゃくしゃくというかなんというか「難攻不落な男を落とすほうが楽しい」と思いつつアレコレと口説いてるんだけど、具体的な障害が見えないので、恋のハラハラドキドキを味わいにくかったです。
でも、大人な攻めがウキウキしてるのは可愛くて良かったです。ロスでのふいのデートのときとか。
「おっ」と期待したんですが、その後すぐにファーストネーム呼びしたことで萎えました。まだ付き合ってもないのに、断りもなくいきなり下の名前で呼ぶのってどうなんだろう。遠野春日さん作品には、たいがいこの「早すぎるファーストネーム呼び」があるんだけど、毎度のように萎えてしまう。
物語の大半をしめるのは、飛行機関連の描写です。受けの職業がパイロットなので。
専門用語がバンバン出てくるんですが、こちらにはさっぱり興味が持てなくて、読んでてちょっと疲れました。
俺様というには傲慢じゃない(むしろ寛大)。自負が見えるけど、嫌味じゃない。自分の気持ちを伝えるけど、いつでも相手への配慮も忘れない。
攻めの添嶋は性格も容姿も問題なしのスマートな人物です。
そのくせ、瑞原のことに関しては一喜一憂!受けに夢中になっている大人な攻めって大好きです。
瑞原はツンデレというには勿体ないくらいの気高く愛すべき不器用さん。
冷たくて鼻につく印象を周囲に与えているのですが、人付き合いが苦手で、虚飾がなく、時に素直になれない男なんです。
でも時々、驚く程に大胆で愛しくて…。
そんな彼に添嶋はメロメロ!
始めはガードの堅い瑞原ですが、添嶋は前述のような人物なので、わりと早い段階で相思相愛カップルに。
二人ともデキる大人で、お互いに尊敬できる部分もありますしね。
フライトの場面ではトラブルもあって少しハラハラしますが、恋愛に関しては二人を揺るがすモノはないので、安心して読んでいられます。
やたら細かいコックピット内の描写も興味深いです。専門用語が多くてよく分かりませんが。
洗練された雰囲気のイラストはこの作品にピッタリだと思いました。