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kagurazaka senka no koibito
第二次世界大戦時代の、運命に翻弄された男達のラブストーリーです。なんだか中途半端な終わり方だと思っていたら続きモノと知って、すぐに次巻を注文しました。
秋月(攻め)も優雪(受け)も、お互いに想い合ってるのが分かるのに、どちらも臆病でなかなか結ばれなくてジレジレ感がたまりませんでした。やっと心も身体も結ばれた…と思ったら、秋月は家のために婚約しちゃうし。
それなのに、優雪は傍にいられるだけでいいと健気で献身的過ぎて。
でも、秋月も養子にしてもらった恩があって言いなりになっただけで、誰よりも優雪を愛してるのが分かるので、どちらの立場になっても胸が痛くなります。
そんな2人の出会いは、華街の神楽坂でした。
その日は、戦争に可愛い甥っ子を取られるぐらいなら…と、お座敷に出すことにした優雪の水揚げの日でした。
そして、秋月の友達が優雪の相手として呼ばれ、秋月を伴って神楽坂に行くと、水揚げを嫌がって逃げ出した優雪と出会います。
そんな、自殺まで覚悟していた優雪を、秋月は説得し、優雪の身請けを決めるのでした。
その日から2人は主従関係を貫き、恋心をひた隠しにしてきました。
だけど、大尉と二等兵の関係でもあった2人が一緒に赴いた遠征先の中国で、秋月が撃たれて重傷を負う事件が起きます。明日をも分からない時代だと感じた優雪は、秋月に抱かれたいと強く思うようになるのでした…。
優雪の望みは、いつでもどこでも秋月の傍にいること。秋月と同じ同性で、日陰の身なのをずっと悔んでいたけど、婚約者が家にやって来た次の日に一緒に遠征に行くことになり、いつでも傍にいられる同性で良かったと優越感を感じていたのが印象的でした。
幸せなのは祝福される愛されない花嫁か、日陰の身の優雪なのか…。次巻ではどのように話が進むのか、ドキドキしながら読みたいと思います。