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soshite yubiwa wa kokuhakusuru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「その指だけが~」シリーズ4作目です。
2作目と3作目は浅香の登場で架月が嫉妬し、
不安に苦しんでいましたが、今作は渉の番です。
1巻から引っ張り続けた初エチの時の問題発言
『厳密には(渉が)初めての相手だ』の厳密の相手の登場です。
架月の元カノであるその人がNYで手術を受けることになり、
架月はもちろん渉が不安に思うからこっそり断っているのですが、
後悔して欲しくない渉はNY行きを勧めます。
でも、本当は不安でたまらない渉を『帰国までの間だけそばにいたい』
と言って優しく抱きしめる浅香。
もう、浅香さんの切なさにキュンキュンの1冊でしたww
浅香さんのセリフはいつも渉を思う気持ちを最優先にしてるので、
いつも影から支えさせて欲しいというような痛々しいセリフが
読んでてつらいです。
そんな言い方されたら渉は拒めなくて、結局受け入れるという
こともわかっててのセリフかもしれませんが、頭のキレる浅香でも
渉のこととなると急に幼くなって、そんな策略は一切考えては
いないのだとも思えます。
架月はひたすら『渉、好きだ、愛してるよ...』って直接的なセリフ
ばかりでセリフ自体の魅力は浅香に負けます。
情熱を抑えながら渉をそっと支え続ける姿にも男として負けてます。
正直、浅香の方を選んでほしかったなぁ~って気持ちは捨て切れないな。
「そして指輪は告白する」のラストシーンはキューン&ポロリでした。
架月のいない寂しさを浅香に埋めてもらうのはダメだと
必死に踏ん張る渉と、その姿を見て湧き上がる切なさに
耐え切れず抱きしめる浅香...
「約束の指は待っている」では、浅香の気持ちに答えられないけれど
きっぱり断ることも出来ない卑怯さに苦しむ渉に
その罪悪感は棄ててくれと言うシーン。
もう、どっちも切なくて切なくて...
やっとはっきり浅香を拒絶した渉は成長出来たかなって思う反面、
とうとうこの時が来たって感じで切なさMAXです。
でも、この後、祥平が泣いてる浅香の肩を抱き寄せるシーンに
最大級の萌えを感じたのも事実で...
神奈木さん、なんで祥平を既婚で子持ち設定にしたんですか~!?
普通なら、ここで祥平と恋に堕ちる...ってパターンのはずなのに~!
いつもはただ冷たいだけの祥平のセリフに今までにない優しさが混じって
愛を感じるのになぁ~!もったいないもったいない!!
そして、今回も2人で会った事を祥平によって架月に伝えられ
結局またしても不安がつのる架月。
渉も架月も小さなすれ違いが大きな溝になり、
不安に苛まれ歯車が狂いだしていく...
お互いを深く思うゆえにとった行動までも裏目に出てしまうほど
まだ幼い2人には、日本とNYの距離は大きくて
不安を煽る原因になるとは、実際離れるまで気付けなかったんですよね。
次巻でシリーズ完結ですが、この巻のラストが意味深過ぎて
リアルタイムで読んでた人はなんとも歯がゆい1年だったと思います。
次巻はハッピーエンドが待ってるとは言え、切な過ぎる4作目でした。