家族の肖像 涙だってあたたかい

家族の肖像 涙だってあたたかい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
神崎春子 

作家さんの新作発表
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イラスト
黒川あづさ 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥500(税抜)  
ISBN
9784044360023

あらすじ

「おまえを抱くんは、女の代わりとは違う!」満州へ旅立つ前夜、竜多は自分の感情の命ずるままに弟、竜正を抱いてしまう。海を隔てた今生の別れの後、再び会うことはないと思われたが、父の死が、二人の人生を結び付ける・・・。兄弟の絶愛を描く「双竜流転抄」ほか2編を収録。家族の情景の中からはじまる、多彩な愛のかたちを綴る人気短編集。

表題作家族の肖像 涙だってあたたかい

黒岩竜多 兄
黒岩竜正 弟

その他の収録作品

  • 双竜流転抄
  • 友達
  • 返信

レビュー投稿数1

重厚な時代背景を舞台に、兄弟の絶愛が切ない

最初にこの本を手にしたのは短大生の頃でした。
それまでもBLの世界は好きでしたが、これほど過激な内容に出会ったことがなかったので、とにかく衝撃でした!!
今改めて作家さんのことを調べたら、ハードゲイ作家の方だったんですね。そりゃ過激なわけだわ(;^ω^)
時代は大正の辺りかと思います。時代物が好きな私にはツボでしたし、内容も壮絶な兄弟愛が描かれており、生涯忘れられない作品となりました。
弟を愛し抜いていながらも、その思想の違いからすれ違い、本心とは裏腹に相手を痛めつけ貶めてしまう兄。
兄を慕いながら、時に非情な兄に反発し、想いに気づきながら意固地に応えることのできない弟。
傷つけあうしかできない二人が行き着いた、ラストの場面がとても感動的です。
過激な描写に驚く方もいると思いますが、切なく泣ける秀作ですよ。

1

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