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最初にこの本を手にしたのは短大生の頃でした。
それまでもBLの世界は好きでしたが、これほど過激な内容に出会ったことがなかったので、とにかく衝撃でした!!
今改めて作家さんのことを調べたら、ハードゲイ作家の方だったんですね。そりゃ過激なわけだわ(;^ω^)
時代は大正の辺りかと思います。時代物が好きな私にはツボでしたし、内容も壮絶な兄弟愛が描かれており、生涯忘れられない作品となりました。
弟を愛し抜いていながらも、その思想の違いからすれ違い、本心とは裏腹に相手を痛めつけ貶めてしまう兄。
兄を慕いながら、時に非情な兄に反発し、想いに気づきながら意固地に応えることのできない弟。
傷つけあうしかできない二人が行き着いた、ラストの場面がとても感動的です。
過激な描写に驚く方もいると思いますが、切なく泣ける秀作ですよ。