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villain hakushaku ha kono kekkon wo akiramenai
どこまでも行き違う2人に焦れるけど、本人達は一生懸命だし周りが温かく全力で応援してるのが微笑ましい。
確かにシオンは鈍感だと思う。けど、ノアの言動を素直に受け取り、または深読みしすぎて一喜一憂する姿は滑稽だけど可愛い。
シオン以上に問題だったのがノアで、言葉足らずだったり言葉選びのセンスの無さに何度もツッコんでしまった。それでもシオンの愛を得る為に策を練り、愛を伝えようとする姿は感動だった。
やっとで想いが通じた時は嬉しくて涙がでました。結婚式も幸せいっぱいで良かった。
あとユリウスがいい味出してて好きだった。面倒くさいけどアルフォンス大好きなのが伝わって可愛い。アルフォンスは苦労しそうだけど、上手く掌て転がしてほしい。
2人の恋を手に汗握って応援してる自分がいました、面白かった!みずかね先生のイラストも美麗!特に口絵が鮮やかで見惚れました。
いやー…面白すぎました。
〝すれ違い・勘違いBL〟が大好きな私にとっては最高of最高な一冊で終始ニヤニヤが止まりませんでした!
方や、プロポーズに成功したと思っている(攻)
方や、使用人として採用されたと思っている(受)
【悪名高きヴィラン伯爵×伯爵の素性を調べる素人スパイ】の勘違い&空回りなラブコメBLです♡
——衣食住、昼寝付きの永久雇用でどうだ?
は、誰がどう見てもプロポーズじゃなくて中途採用のスカウトですよ。
これはシオンが気付かないのも無理はない!
攻めのヴィラン伯爵こと、ノア・ヴィラール伯爵は高圧的なオーラを放つ悪人顔のお方ですが、噂とは正反対で誠実且つ優しくて愛情深い攻め様でした。
ただ、〝不器用すぎる位に言葉足らず〟と言う難点が……笑
一目惚れしたシオンを大切に想って気遣っている筈が、高圧オーラのせいでシオンに全く気づかれず……
それどころか、「何考えてるのか分からん!怖い!」と怯えられてしまう始末。
一方、窮地に立たされた没落貴族のシオンは、家の再建の為にもノアの身辺を探る素人スパイ。
プロポーズなんて微塵も気づかず、「お屋敷勤めなら諜報活動しやすい」とノアの誘いを受ける訳です。
どうですか。このすれ違いっぷり!(拍手)
もう、真面目で鈍感するぎるシオンが可愛くて仕方ないんですよ……!
ノアの言葉を深読みしすぎて「何故そうなる!?」の連続で、斜め上のとんでも解釈でも本人は至って真面目で真剣なのがめちゃくちゃ面白くて、何度も吹き出してしまいました笑
で、勘違いを拗らせすぎたシオンは度々暴走して、逃亡する度に地の果てまで追いかけてくるノアに捕獲されるのですが、〝逃げる受けを追いかける攻め〟のBL鬼ごっこ好きとしては堪らなかったです……!
積み重なる2人の勘違いに焦らされましたが、その焦れったさが癖になる面白さで◎
シオンに伝わらなくても直向きに愛し続けるノアの深い愛情にキュンとして、ラストは幸せな気持ちで満たされる大満足な一冊でした!
今回は黒い噂のある伯爵家の当主と
爵位返上した元子爵家子息のお話です。
受様が弱みを掴むために近づいた攻様の
大切な人になるまで。
受様は代々薬屋を営なむ子爵家に生まれます。
しかしながら
近年著しく発展した産業技術で市場争いが激化、
立て直しを図るもままならず多額の借金を抱えた上に
爵位の更新税も通達され子爵家存続の危機に陥ります。
父は新たに輸入品倉庫の管理者を始めますが
軌道に乗ったところで火災事件に巻き込まれ、
結局は爵位を手放す事となります。
父はいっそ身軽と王都を去ろうとしますが
倉庫の利用者を名乗る男達がやってきて
父に燃えた商品の代金返済を迫られるのです!!
男達は上流階級出の若者を"いい"労働力とする店を
経営しており、美麗な受様に目を付けたのです。
絶体絶命の受様を救ってくれたのは
子爵家の窮地を知ってやってきたという
気品と威厳を備えた男性でした。
彼は受様一家の恩人となりますが
もちろんただで救ってくれたわけではなく
恩返しを誓った父に恩人は頼みごとをするのですよ。
それは世間を騒がした事件との関わりを噂される
悪名高きヴィラ―ル伯爵家の当主の調査でした。
この伯爵が今回の攻様になります♪
先日の倉庫の火災事件を含め
王都で起きているテロ事件の首謀者と疑われながらも
プロでも証拠が掴ず
社交界で顔を知られていない受様を近づけ
尻尾を掴むつもりのようです。
受様は厄介すぎるからと逃げの体制でしたが
「失った屋敷と爵位を取り戻してやる」と言われ
断れなくなってしまうのです。
果たして素人の受様が
攻様の秘密を看破する事なんてできるのか!?
世間を騒がす事件と関与が疑われる攻様と
そんな攻様の秘密を探ろうとする受様の恋物語です。
あらすじを読んでシリアス系かと思ったのですが
主役2人のやりとりは完全に"コメディ"なので
ノリはドタバタラブコメディです♡
受視点で進むので
受様の印象と思い込みというフィルターにて
読者も攻様=悪人設定で読みだします。
受様は攻様との接触を図るべく
攻様が足しげく通う劇場で接点を持とうとします。
話しかけてるか? 出会い頭にぶつかるか? と
いろいろ考えて柱の陰に隠れていたのに
大慌ての会場係にぶつかられて跳ね飛ばされ
伺っていたはずの攻様めがけてダイビング
気配に振り返った攻様と唇で挨拶しちゃうのです♡
しかもそれで攻様が受様を気に入っちゃうって
もう出会いからして普通の恋愛路線を逸脱しすぎて
ワクワク&ドキドキです。
攻様側の事情が見えてくると
アレがコレになって、コレがソレになっている現状が
可笑しくてたまりません (^-^)
攻様は本当にテロリストの親玉なのか!?
攻様を探る恩人の狙いは何なのか?
そもそも貴族社会に影響力があるらしい
恩人とは何者なのか!?
2人が互いの想いに気付くまで
たいへん楽しく読ませて頂きました♡
できたら攻視点の特典がある書店で
特典があるうちに入手される事をお勧めします。
なんかすごい凝ってて主人公も秘密の依頼に悲壮感があって…と思ってたら。
なんだかアレヤコレヤと色々あってワチャワチャでした。
ノア!諦めなくて良かったね!頑張った!
噛み合わない二人のやり取りや、シオンの良い子なのになぜわからない?が延々と続き。
あと今打ち明けるべきじゃない?なタイミングを次々と見送り。
そうこうしてるうちにノアには婚約者がいるなんて!なのに僕のことを…と盛大に思い込み何度も逃げて。
しかも恐ろしい黒幕かと思われた人物がえらいオッチョコチョイで、変わり身の速さ!
うーん、頑張ってきたノアに同情します。
なんやかんやでほのぼのなお話でした。
ノアへの同情票で萌2で。
表紙はあの場面なんだね!
みずかね先生なんでマストバイ。予想と違って面白かったので萌2よりの萌にしました。「お願いもう少しちゃんと話して」と思う怖めイケメン伯爵×超くそ鈍感美人さんのコミカルテイスト話が気になる方でしたら是非。本編260Pほど+あとがき。
ソレイユ国で薬関係の事業を営む子爵家の受け。近年の産業革命で事業が傾き、さんざん頑張ったものの爵位を手放すとなったところに、謎の人物から「ヴィラン伯爵の身辺を探ってくれれば褒章を」という申し出。それに乗っていざ行動を起こしたものの、しょっぱなからそのヴィラン伯爵にぶつかってキスしてワインぶちまけて突き飛ばして散々な目に遭わせてしまい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ユリウス(宰相)、アルフォンス(国王)、リュカ(攻め父)、伯爵家に仕える方々少々、アニエス(攻め宅飼い猫)ぐらいかな?ユリウスめっちゃ好き。
++より内容に触れる感想
面白い!!!!!!!いやしっちゃかめっちゃかやんか!と感じちゃうところもあるんだけど、腹抱えて笑ってしまうところあり、楽しかったーイケメンでちょっと変な奴って最高に好き。受けが好きすぎておかしくなっているってのは最高だと思うんですよね。しかも今回それが二人!二人ですよ?!楽しい。
以下 壮絶にネタバレなので要注意
ユリウスは○○が大好きすぎて変(笑)以上。それがすべての根源でしたって、分かるのが最後の方なので、途中までは???と思いながら二人のかっとんだすれ違いぶりを読むことになります。
ノアはもちろん受けに一目ぼれ、こっちは変というより、圧倒的に意思疎通ができていなー---------い!読んでいるこっちには「?こいつまた伝わらん言い方しやがって・・はっきり言えはっきり!」と笑おうとすると、受けがまたすっとこな解釈に飛んでいくもんですから、あああああと頭抱える感じです。
曲者というか圧の強い攻め(謎に権力ありげ(まあ国王の従兄弟だからしょがないか))と、天使系というかピュアな魔性系というかとにかく組み敷きたくなる感じなんだろうなと思う受けの盛大なすれ違い話を楽しめる方でしたら是非是非。あー面白かった。P58の「採用」とP230の「あにうえ記念日」には腹抱えた。
最後ですがみずかね先生の挿絵話。P58の採用というところにある、受けの執事姿、P154のユリウス、アルフォンスの挿絵、P195の二人の花びら舞い散る姿、いや最高だったわ。スーツ、礼服万歳。やっぱり一生ついていきます、みずかね先生。この部分に挿絵を入れてくださった編集さん、先生にも最大の感謝を。挿絵がないと私は生きていけない!
舞台は1800年代のフランスを思わせる架空に世界。同性婚も普通の世界。
時代の流れについていけず没落した子爵家嫡男シオン(受け)。
父親と共に足掻いてみたけれど、うまくいかず、騙されて借金を負わされ売られそうになっているところを身元不明の貴人に助けられ、ある任務を授けられます。
それは、評判の悪いヴィラン伯爵ことノア・ヴィラール伯爵(攻め)を監視することでした。
が、スパイのような真似はやったことがなく早々に見つかり、なぜかノアから永久就職を打診されるのです。ノアを監視するのにちょうど良いとばかりに承知するのですが、なぜか仕事を与えてもらえず、自ら志願して執事見習いとして働くことにします。
壮大な両片想いカップル(王×王兄)に巻き込まれる両片想いカップルの話でした。
シオンはとても男性に目をつけられやすいようで、何度も親切にされ親しくなった後愛人にされそうになっています。その度に逃げ出すのですが、相手から不名誉な噂話を広められてしまい、社交界では肩身が狭くなっています。
ノアには、最初から永久就職と言われているけど、永久就職とはずっと仕事をすることだと思っており、求婚だと気づいていません。
そして今までの経験上口頭だけの契約に信を置いてない。だから、本当に永久就職させてもらえるとも思っていません。
はっきり言わないノアも悪いのですが、周りも皆婚約者として接しているのに本人だけが気づいてない。
気づかれていないことに気づいたノアは親しくなるため手を尽くすのですが、ノアのデリカシーのなさも手伝って、空回りしてうまくいきません。
遠回しに行っても気がついてないと気付いたならちゃんと言葉にしろよと思いながら読んでいました。
そこにノアの従兄弟である国王陛下の話が絡んで、さらにややこしくなります。
この頃にはシオンもノアのことを好きだと気づいていますが、報われない恋だと諦めるつもりです。
ノアは外堀を埋めるように結婚準備をしてるけど、シオンは別の誰かと結婚すると思っていて、不憫です。
この辺りは王道の展開です。泊まる部屋が手違いで一部屋だけとか。
間違って飲んだ媚薬とか。
本当に最後の方になるまでなかなかくっつかなくてちょっとイライラしました。
そして、引っ張って引っ張って、結局薬かよーとちょっとゲンナリ。
そして、一番の元凶である国王陛下と宰相の義兄弟。
主役2人の話はちょっとイラッとしましたが、この2人の場合、宰相の奇行には笑えます。ただ、他人を巻き添えにしすぎることには反省してもらいたいものです。
全体的にはくっつくまでが長く、読むのが少し苦痛になりましたが、最後の宰相の奇行っぷりに全部持って行かれ、最後は面白かったと思える話だったと思います。