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竜神の加護を持つ"出来損ない"がたどり着いた至幸の愛
tenisaki de sabaku no ouji ni aisareteimasu
初読み作家。
粗筋は、先に姐さんが投稿しているので、感想だけ。
表紙の青は、royalblue #4169e1 かな??綺麗で目を惹く色。
物語は、面白いと思った。
アルファポリスの作家欄をチェックしたら・・悶々と自分と戦う著者の足跡を発見。
旧題が、凄く長い。
「水属性しか持たない俺が砂漠の異世界にトリップしたら、王子に溺愛されたけれどそれは水属性だからですか?」
愛犬を亡くされたそうなので、諸々込めて神評価。
次作に期待。
しゅみじゃない評価のレビューがないので理由がわからないのですが、ここまで低評価な作品ではないのに?と疑問です。文体も変なわけではなかったのですが。龍神祈願というのが他力本願ぽかったのか。
水属性の魔法しか使えずに馬鹿にされていたテトが、水に困る砂漠のアルーディアでは重宝されるという展開も違和感ありませんし、竜神も色々いて面白かったです。イラストも可愛い!
テトが何故アルーディアに来ることになったのか、その答えが予想外ではっとしました。次回作がとても楽しみです。ぜひ出して欲しい!
今回は火の属性を持つアルーディアの王太子と
水の属性しか持たないバルナの第四王子のお話です。
水の国の民に多い水の属性しか持たない受様が
攻様の隣に自分の居場所を得るまで。
水の国バルナの民は生まれつき
水や火や光などの魔法属性を持つのが一般的ですが
王族は複数の属性と魔力に秀でている者が多く
民から崇められ尊敬されています。
受様は水属性の魔法の使い手ですが
その以外の属性を待たずに生まれます。
しかしながら受様は水脈を読む力に長け
水脈を司る竜神と意思を交わす事もでき
水に関する何かが有れば率先して赴いていました。
そんな受様を両親は他の兄弟達と同じように大切にと
兄弟達も対等に接してくれますが
受様の能力を知らない民達は
"出来損ないの四番目"と呼んでいたのです。
ある日
受様は王都から五日ほどかかる
小さな街の水脈の調査に向かいます。
その街は受様の母が父と出会った特別な地で
受様は母に連れられてよく訪れ、
その地の竜神ともよく会話をしたのですが
その日は竜神を見付けることができませんでした。
というのもその地の神殿長は
竜神への信仰心よりも私服を肥やす事に熱心で
竜神に見放されていたのです。
しかしながら王族には神殿長を罷免する権利はなく
受様はやんわりと注意を促すのですが
こともあろうに神殿長は
水脈を直そうと泉を覗き込んだ受様を
竜神への生贄として泉に突き飛ばしたのです!!
出来損ないの王族ならば役に立ってみせろ
死を覚悟した受様でしたが
次に目覚めたのはなんと見た事もない
砂山の頂点だったのです!!
なぜ泉に落ちた受様が砂漠にいるのか!?
身一つの受様に助かる道はあるのか!?
WEB小説サイト「アルファポリス」連載の
Web小説を改題、加筆修正しての書籍化で
火の属性を持つ攻様と水の属性をもつ受様の
異世界トリップファンタジーになります♪
そんな受様を救ってくれたのが
王都に戻る途中だったこの砂漠の国アルーディアの
王太子ですある攻様でした。
攻様はおよそ砂漠にいるべき服装でもない受様を
いぶかしみながらも助ける事になるのですが
受様の水属性の魔法は攻様の砂漠の民にとって
正に命綱とすら呼べる力であり
助けられた恩を返そうと魔力を惜しげなく使う受様の
健気で一途な様に骨抜きになっちゃうのですよ♪
生国で民に"出来損ない"と呼ばれた受様は
自己評価がとても低いです。
自分が出来る事で喜ばれる事が嬉しく
できる限りを尽くそうとする受様は
体調が悪くなっていっても手を抜かなくて
受様がこのまま儚くなるのでは!? と
ハラハラさせられましたが
受様達の恋愛模様とともに
受様がなぜ攻様の国に降り立ったのかも
キチンと回収されていて見事な大団円でした (^-^)v
あらすじでは受様の劣等感が強調されていて
かなり薄幸な受様のようでしたが
読んだイメージでは
受様は健気ではあるモノの
身内には愛されてて大切にされていたので
あらすじは煽りすぎかなと感じました。