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hakuke no reikoku wakasama ni tensei shiteshimatta
元々アルファポリスで連載していたWEB小説のようで、私はこの書籍で初めて読みましたが、買って良かったです。経験上アルファポリス連載作品は言い方がアレですがピンキリだなという感想を持っているのですが、これはピンのほう(良い)でした。1巻読んですぐ2巻も買ってしまいました!(1巻を読んで、なかなか良かったかも?と思ったなら2巻も絶対読むべき!!)
兄弟ものが好きなのでそれを探してこの小説に辿り着いたのですが、血縁関係的には従兄弟の義兄弟です。
弟から兄への気持ちの激重具合が読んでて楽しい!!
でも実は兄の碧玉も…といった調子で2巻に続きます。
2人の関係性は勿論ですが単純にストーリーも面白かったです。(2巻はさらに楽しい)
シリアスめな展開もある中で萌えが良い塩梅で織り交ぜられていて良かったです。
今回は本家に養子に入った義弟と
前世の記憶を持つ義兄のお話です。
受様が未来の死を逃れ攻様の恋人となるまでと
怪異が起こる村へ向かう番外編を収録。
受様は祓魔業を生業とする一族の惣領息子です。
受様には飛び抜けた祓魔業の才によって
養子となった義弟がいます。
彼が今回の攻様です♪
攻様は彼ほどの才の無い義兄に虐待さて育ち
怨霊はびこる戦場に送られるも凱旋
義兄を倒し、当主となる・・・
という英雄譚ライトノベルズの主人公であり
攻様が倒す義兄こそこの世界の受様なのです。
前世を思い出した受様は戦々恐々となります。
受様は浮世離れした美貌の主ながら性格は苛烈で、
失敗した使用人には厳しい罰を与え
気に入らない者は殺す事さえある乱暴者です。
今までの言動を反省した受様は
多忙を極める当主という立場を攻様に譲り
悠々自適な生活をしてもよいのでは!? と思うのです。
攻様は12の時に道士としての才能を開花させ
当主に受様と同格の居室を与えられた事で
受様は今まで以上に虐待を増していくので
今ならまだ攻様との関係を修復できるのでは!? と
考えた受様は苛烈な言動はそのままながらも
攻様の様子に気を配るようになります。
果たして受様は未来を変えることができるのか!?
WEB小説サイト「アルファポリス」連載小説の書籍化で
払魔の才で本家の養子となった攻様と
前世で読んだ小説の世界に転生した受様の
異世界転生ファンタジーになります♪
ラノベ界隈ではまさに流行りの
異世界転生モノにして悪役令息モノの
BLバージョンですが
この手のお話は
悪役な受様が今までの立場をいかに覆すか
そしていかにして攻様に好かれていくのかが楽しくて
かなり好きなジャンルです。
今回もあらすじからそんな萌ツボを感じて
手した1冊でしたすが、期待通り楽しく読ませて頂きました。
受様は急激に攻様に優しくなるのではなく
攻様が置かれている状況を変えていく事で
関係の悪化を防ごうとします。
しかも受様は前世の労働環境や労働基準を
誰もが働きすぎな今世の世界にも反映させていくので
攻様の受様への気持ちを変化されただけでなく
屋敷の使用人の態度や門下生達の意識をも
変えていきます。
ところが受様が
未来を変えようとしたことは思わぬ歪をも生み、
受様は攻様以外の人物に命を狙われるのです (ӦvӦ。)
結局、受様は死を免れないのか!?
攻様との関係はどうなるのか!?
大団円を迎えるまでハラハラ&ワクワク、
とても楽しく読ませて頂きました。
受様が私的な面では天然なニブチンで
攻様に慕われているのを全くわかっておらず
ワンコな攻様にがっつり頂かれちゃうのが
MYツボで美味しかったです。
中華世界観、流行りだけど中国からの翻訳物に頼る率が高くて和製は供給不足なやつですね。
まずこの世界観を書こうとした事に好感!
そして、単語や言い回しなどで世界観を文章で表現しようとしているのが感じられて好感!です!
ウェブ発小説なのですが、ウェブ小説界隈って読み手側に合わせて平易に書くんですよね。小学生レベルでも読めるように書く。
なので文章が一人称の中学生日記みたいなノリのが多いんですけど、そんな中でこの世界観を真面目に丁寧に美しく綴られたのは、とても素晴らしい事だと思います。
キャラクターも立ってますし、受けである主人公が良いですよね、ツンデレ…とも違うか。高貴な兄っぽさがあり、男らしさがあり。
弟も他のキャラもちゃんとどういうキャラかわかる。
良いと思いました。
鈴倉先生おっかけで購入。お話は王道で覚えていそうにないですが、受けのキャラが大好き塩対応さんで嬉しかったので萌2よりの萌にしました。しかしアンダルシュさん、中に挿絵を入れてもらえないでしょうか・・。本編200Pほど+その続き100P超。クール塩対応受けがお好きな方でしたら楽しいと思います。
ほんの1週間前に夢を見て記憶を取り戻した碧玉(へきぎょく)。このままいくと周囲に裏切られ義弟に毒をもられとんでもない人生の終わり方をするらしいと気づき、いざ未来を修正せんと頑張り始めます。まず義弟に恨まれないよう、彼の劣悪な生活環境を改善するように手配し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
灰炎(かいえん、受けの忠実な側仕え)、受けの父母、天治帝、青鈴(攻めの侍女)ぐらい?灰炎がいい役どころです。
++攻め受けについて
攻めは捻りなし一直線兄上大好きわんこ。霊力あふれ兄である受けより力はあるのですが、事務処理能力や政治的駆け引きなんかは兄の方が上って感じでしょうか。お仕事ためて兄に叱られてしょーんとしている様子が可愛いです。
受けが面白かったでした。前世の記憶により人生間違ってたと気が付いて、そっからの頑張りが良かったです。いきなり善人になるのではなく、正しいことを正しいように行うだけで、弟を可愛がるといったわけではない、というところがよくあるお話とはちょっと違う感じですかね?防ぎたかった両親の事故死を防げなかったことで、自らもいずれ死ぬかもと分かっているのに、クールに白家宗主として行うべきことを行う。偉いなあ。特に面白かったのが、番外編での弟との痴話喧嘩。「好きでも嫌いでもない」なんて言われたら、わんこ泣いちゃうよ、大爆笑。
お話はよくあるタイプのものかと思うのですが、特に受けのキャラが好きだった1冊でした。