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kimi ga hoshikute tamaranai
表紙の雰囲気そのまんまの柔らかい感じの作品です。
ただ、かわいく柔らかく、ラブストーリーとしてはふわふわしてるもののどうも凹凸がなくて、薄味気味でした。
主人公の宏志は幼なじみの将に長い間恋してるけど、結ばれないと諦めています。
幼なじみの女の子にすすめられて知り合った獣医の佐伯はゲイ。
動物好きの宏志はそこでバイトすることになり、そうして一緒にいるうちに恋心が芽生えていきます。
動物に囲まれて、という雰囲気が可愛いからか、あたたかくて作品そのものに安心感はあるんだけど、一緒にいるうちに好きに…という流れがあまりに平淡で大きく心を揺さぶられるようなシーンもなく、ただ、最後まで読んだら結ばれていた、という印象でした。
将に関してもあんなに好きだったのに、あっさり佐伯を好きになって終わってしまっている。肝心の将に関してもどういう気持ちなのか、思いを打ち明けろとまでは言いませんが、将のことに最初踏み込んで行きそうでいかないお話にちょっと肩透かしをくらった気分でした。
宏志は将の他にも二人の幼なじみがいて、合わせて4人の仲良しグループ。この4人についての一人一人の説明が、冒頭、かなり長いです。こんなにしっかり4人についてかかれてあるのにいざストーリーが始まると動物病院の話で、この幼なじみという設定は一体どうしたいのかな?という感じでした。
佐伯は自分がゲイということを告白したときに「君とどうにかなろうとは思ってない」と言ったのにいきなり押せ押せできたのが、すごく手が早い人のように思えてしまいました。
こんなに 早く手を出されたら、自分が宏志だったら、この人男なら誰でもいいのかな?と思ってしまいそう。
大人×学生は大好きなんですが、これはちょっと物足りなかったので中立です。