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フランスを舞台にした、吸血鬼伝説の真実を追う、少年2人の友情以上恋人未満の謎解きがメインのお話でした。どうも続きモノのようで、もう1冊出版されててそちらで色々とハッキリするのか、この1冊だけでは謎を残したままでモヤモヤします。2人の恋も宙ぶらりんだったし。
ストーリーは、領主の息子として何不自由なく過ごしていたカトルの城が、突然謎の軍隊に襲われます。おまけに、なぜかカトルの父親たちに、この地方に伝わる伝説の吸血鬼だと疑われて。
そんな中ただ一人逃げられたカトルは、吸血鬼伝説の謎を探って真実を世間に明かし、両親たちを助けようと決意します。
そんな時に偶然出会ったのは、昔遠くから見て、少女と間違えて一目惚れしたシオンでした。
そして、2人で逃避行することになるのです。
このシオンが不思議な少年です。自称男娼だと言うし、異様な食欲だし、怪我しても結構平気だし。
一方のカトルも、最後シオンを助けようとした時に、不思議な力を見せたし。
どうもこの2人が吸血鬼なんじゃないかと思っちゃいます。
途中泊めてもらったお屋敷で、吸血鬼が関わったような事件があって2人が解決させたけど、カトルの城を襲った人達とは別物みたいで、次巻がとても気になります!