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攻が受によって受の快楽を味わわされるのではなく、
他者に体を開かれて崩壊してゆく物語。
但しこの崩壊は、むしろ歓迎すべきものであったのかも
知れません。
時にほろ苦い感情は、快楽から発生するものですから。
メンズラブを好まれる方にお奨めします。
ちょっと古い作品で、短編集です。
この作者さんって、他に作品はないのかな?私が読んだのは別の出版社さんから出ているものだったのですが、検索をかけても他に出てこず、中身が同じみたいなのでこちらで感想を。
「ノンポリシーエピキュリアン」
主人公の高は恋人がいながら従兄弟の隆司と関係を持ってしまいます。
それまでプライドが高く抱く側だった高が抱かれる快感を知り、以来隆司が気になって仕方ない・・・。
恋人がいながら、他の人に気がうつるという設定は、その恋人に落ち度がないのでしたらちょっと苦手です。
例え昔から隆司が気になっていたとしても不誠実な気がしました。
結局悩んだ高が、「どっちがいいかもう一度寝てから決める」とするのも、え~て思い、高にあまり好感が持てなかったというか…。
結局、恋人相手には抱く側だけど、隆司相手では抱かれる側に回るので、どっちの快感がいいかで決めようってことですからね^^;
あと二作品は好きだった大学の同級生とシェアルームをするお話と、母親の恋人が気になる学生のお話です。
どっちも非常に短いお話なので内容を書き過ぎるのは控えますが、全体的に面白い面白くないというよりは淡々としていてあれ?終わっちゃった、という感じのお話が多く、あまり入り込めなかったというか。
短編集だからある程度は仕方ないのかもしれませんが、あっさり薄味で都合よく終わっちゃうお話が多かったです。
短いながらももうちょっと何かドキドキするような展開があった方が好みでした。
特に最後のお話、「シースルー」ですが、母親の恋人と関係を持ち続けるって…。
「ノンポリシー」もそうですが、性的モラルが薄い感じのお話が多かったのでなんとももやもやしてしまい、中立です。