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「お前は綺麗で優しい俺の人魚だ」
kanashiki ningyo
古い民話の世界観
山下誠一郎さん目的で視聴しました。
子供向けにマイルドに脚色されていないリアル残酷民話のような印象で、人間の業、身勝手さ、残忍さ、そして、性的な生々しさもフィーチャーされている作品でした。
内面ではなく、容姿の美醜で差別する人々の残酷さが色濃く描かれていて、しかし、美醜は個々の価値観によって異なるものであることを示す内容が救いになっています。
テーマそのものは重いですが、随所であやかしの鯉が純朴な可愛さを振り撒いてくれていますし、人々の会話にもコミカルなところが多くて、陰鬱すぎることはありませんでした。
ただし！海の母親役の狂気の演技と、ミカギの幼少期の役の演技が迫真すぎて、イヤフォン視聴だと「おわっ！！」っとなるので音量注意で！(私は怖かった)
誠一郎さんは、儚さをはらんだ静かな口調の若者で、遊廓に連れていかれて遊女に迫られた時の狼狽ぶりがリアルに可愛いかったのと、ここ一番のシーンで感情を爆発させて想いを叫ぶ演技は、こちらの感情も揺さぶってきました。
あと、BLではわりと嘔吐演技を耳にする機会が多い気がするのですが、誠一郎さんの嘔吐演技はこの作品で初めて視聴しました(笑)
みなさん、なんであんなにうまいのかと思います。
小野友樹さんは、今回は江戸っ子風のあんちゃんでしたが、別作品では違和感なくオネェ役をこなされていらっしゃいましたし、役幅の広さと演技の上手さに舌を巻きます。
こちらの作品でも、決めるところの演技は人の好いあんちゃんから完全にイケメヒーローの権化のような演技に変化していてシビれました。
初回の性行為はあやかしの妖術がきっかけでしたが、その時点で既に双方に好意があったという展開で、その後、何度か絡みます。
諸々が解決して大団円かと視聴者を油断させておいてからの野外で立っての行為が「え！まだあるの！？」で、エロさ増し増しでした。
BLに登場するモブ女性は甲高い声の頭が悪そうな話し方をするのが相場ですが、こちらの作品に登場する遊廓の東(あずま)姐さんは粋で好感が持てました。
そして、アフタートークでは、収録直後でヘロヘロの誠一郎さんが進行を勤め、小野さんの「ええ声なのにおもろ爆裂」が楽しめます(笑)
作品内容としては、世界観が独特なので好き嫌いが分かれそうですが、絡みを期待したキャスト買いなら満足度は高めの気がしました。(個人の感想)
物語にひきこまれる
原作既読。
切なさ、暗さ、重さのある作品です。
物語の舞台となる時代の街並み、家、服装、脳裏に浮かび、匂いまで感じそうな、鮮やかな音声ドラマでした。
小野友樹さん演じるミカギも、山下誠一郎さん演じる海も、クロ、錦、他の霊媒師やあやかし、すべての人のちょっとした所作まで脳裏に浮かんでくるかのように感じました。
性交描写も少々ありますが、2人の気持ちのこもったやりとりに感動します。
原作内容をうっすらとしか覚えていなくてかえってよかったです。
夢中になり、物語にひきこまれて、聴きました。
切ないのに、可愛くってハッピーになりました。
全くのキャスト買いです。先行予約をしてから、コミック購入、ゆっくり読んで待っていました。
おのゆー、山下さんのお声が大好きで、二人の掛け合いが聴きたくて楽しみにしていました。コミックを読んだとき、悲しいお話の割に内容がさらっとしているように感じていたので、
ちょっと心配がありましたが…、予想外に楽しんで聴いていました。
コミック展開が早く、「好き」までの展開がちょっと早いなあと
感じていたのですが（これで好きになるのかなと）、聴いてみると…なんだかそこまでの違和感なく聴けました。。
少しセリフを省いて、足りないところは足して…、いろいろと工夫
してあり、テンポが良かったです！！
メインの二人と、鯉と金魚、4人？での会話は本当に楽しくて、可愛くって。細かいセリフで笑わせてくれますね。キャスト好きなら特に楽しめると思います。幸せ気分になれますね。
人魚設定や親からの切ない扱い、つらい過去よりも、二人がお互いをいたわり合い、理解し合って、想い合って結ばれることに重きを置いて
いる感じでしょうか。買って良かったと、思いのほかリピートしています。
お薦めと言えます、ぜひ！！
キャストトークも楽しそうで、特にてんぱる山下さん可愛いです。そして、
おのゆー、優しく盛り上げていて、大好き！！ありがとうございました！！
