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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
次期社長というポストを約束されている潤一郎。
かたや、その部下でもある葛西。
実は、潤一郎が13歳のとき、遊び相手・話し相手・家庭教師として知り合ったのです。
葛西が新入社員のときのことでした。
潤一郎は一人息子であったのです。
大人の男性としての魅力を持った葛西に潤一郎はたちまち心を奪われ・・・
「きみのお父さんはとても忙しく大事な時期なんだ。会社を維持するには、精一杯働かないといけない。それは理解してあげなくてはいけない。きみはもう、子供じゃないんだから」
潤一郎に葛西はこう諭していたのです。
(葛西は、潤一郎が本当は父親と一緒に行きたかっただろう、思っていましたが、潤一郎の思惑は・・・)
灼熱の太陽が降り注ぐ湘南の海で遊んだ二人・・・
その日の夜、浴室にて・・・。
葛西は、剣道で鍛え抜かれていた身体つきをしています。
葛西の裸体に目を奪われた潤一郎。
潤一郎はやせっぽちで、未熟すぎる身体つき。
局部を隠そうとしていたところを、葛西は優しく
「何が恥ずかしいんだい?男同士だろ?」
赤面していた潤一郎をよそに、葛西は、潤一郎の前に跪くと、ひょいと隠していた手をどけさせ・・・
潤一郎は隠そうと抵抗しても、その手は、葛西の思わぬ強さで掴まれてしまいます。
どんなに潤一郎が構えてていても、ひた隠ししても、葛西の前では全部、剥ぎ取られてしまいます・・・
葛西は、潤一郎の局部を愛撫をしだします。
「愛のレッスン」のはじまりでもあったのです。
(BL版の「愛のレッスン」)
潤一郎は、あの手この手を駆使して、葛西を誘惑をしだします。
キスの仕方をイチから教わったり・・・。
「・・・さっきの続き、布団の中で・・・しよ・・・」
潤一郎は、葛西を静かに寝室に導きます。
そんな潤一郎に葛西は
「性的な好奇心でこんなことしちゃだめだ。こういうことは、おとなになってから、女の子とするものだ」
しかし、潤一郎は・・・
「僕は嫌だ。・・・周太郎としかしたくない・・・」
そして、潤一郎はいきなり、パジャマを脱ぎだし、裸で葛西を誘惑し、シーツに雪崩れ込み・・・。
初体験もやってのけたのです!
未熟さいっぱいの潤一郎少年は、大人になるには程遠い状態。
妖しさをもった一面もあったのです。
潤一郎が、男を落とす才能は持って生まれたもの・・・。
一昔、フランスで制作された年上女性が年下の高校生に全身を使い、恋の手ほどきを施した
「プライベート・レッスン」
(「エマニュエル夫人」でお馴染みのシルヴィア・クリステル主演。1992年度には、ジョアンナ・パクラ&稲垣吾郎でリメイクされています)
五木寛之原作の「レッスン」
(バブル時代を舞台に、こちらも、年上女性が10程離れた年下男性に恋の手ほどきを施します。1994年度には、秋吉久美子&渡部篤郎出演で映画化されています)
その男版でしょう。
あれから、17年の月日がたち・・・。
潤一郎は葛西と関係を解消することになりました。
葛西は年上女性と結婚することになったのです。
傷心の潤一郎。
その後、潤一郎はメキシコに赴任します。
新しいパートナー漁りをしていたところ、現地人のサムと知り合い、肉体関係に陥りました。
葛西を忘れるためだったのです。
メキシコは治安はとても悪く・・・、人質に取られた潤一郎。
しかし、サムとの肉体関係は、とんでもない事件に発展。
容赦ない凌辱が潤一郎を待ち受けていました。愛もありません。
酷い拷問、サムと双子の兄弟のリコによる3P(アウトです)・・・。
それでも、辛い凌辱に耐え忍ぶ潤一郎でしたが・・・
そんな潤一郎に救いの手を差し伸べたのは、元パートナーの葛西。
葛西から驚きの真相を告げられてました。
葛西の妻は障害者で先天性の病を抱え、余命も幾ばくも無い。
車いす生活を余儀なくされていて、当然、セックスは不可能。
葛西は無理強いは出来なかったのです。
葛西の妻はそれでも、身なりはきちんとしていたのです。
幸せは長くは続くはずはなく、葛西はその妻と死別。
真相を知ったときの潤一郎は、今までの自分を恥じ・・・。
その後、よりを戻した二人。
相変わらず、山根先生のイラストほれぼれしちゃいましたので、アマゾンで思わずゲットしちゃいました。
コミカライズ化にしてほしいです!
(2016.7.4 追記)
副社長の潤一郎。恋人は葛西営業部長。
会社でも、公私混同している潤一郎に葛西は頭をかかえていた。
潤一郎の初恋や、葛西と別れてみたり、彼を忘れる為に遊んでみたりするが、
葛西が仕事ばかりにキレて葛西のかわりに仕事にいくと、占拠事件に巻き込まれる。
犯人は遊んでいたときの知り合いだった。
北条商事副社長の潤一郎と、営業部長の周太郎は恋人同士。ある日潤一郎は出張で訪れたメキシコで、反政府グループに拉致られ、人質事件に巻き込まれてしまう。
拉致られたところから受けの回想シーンが始まり、お話にぐっと引き込まれる。受けと攻めは十歳差なんだけど、はじめて関係を持ったのが、受けがなんと十三歳の時。やまね先生の挿絵も思いっきりショタなんで、このあたりはイケナイモノを読んでいる感が…(汗)。
社長の一人息子とその会社の新入社員、という関係だが、その後しばらく、ふたりの関係は続いた。が、やがて歯車がずれ、周太郎は父の親友の娘と結婚することに…。ふたりは一度別れ、その時寂しさから、男漁りをしていた受けが出会った謎の外国人が、後の人質事件の犯人。
この犯人は兄弟なのだが、なにげに変態。獲物は共有、弟は最後まで受けとせず、受けを犯している兄につっこみたがるっていう妙な構図。受けは乱暴なことばかりされ、最後は二輪差しをされて怪我をし、必死で逃げ出して周太郎の元へ。
そこで周太郎の結婚にはのっぴきならない事情があったことを知るのだが、このあたり、結構重苦しい話の筈なんだけど、潤一郎がおぼっちゃんで、いい意味で能天気なので、なんかサラッと流されてた。
で、現代に戻り、受けが犯人に説得を試みつつ、攻めが助けに来る、という流れに。
一見シリアス風だが、一緒に人質になった部下のノリが軽いのもあって、コミカルでハッピーなお話になっていた。攻めは受けにさんざん振り回されるんだけど、結局はラブラブで離れられないっていう。そこが揺らがないので、安心して読める。十三歳の子どもに手を出すのはどうかと思うが、その後十七年間、なんだかんだ一緒にい続けたら、もう純愛と言ってもいいのでは。
剛しいらさんの本を読むのはこれが初めてでした。複数ものということで読んでみたのですが、愛のある3pとかではなく、理不尽な形で襲われたりしていたのがちょっといやでした。無理矢理でも萌えるものもあるのですが、なぜかこのお話では萌えられませんでした。葛西とのラブラブなシーンのほうが普通ですがよかったです。
今ではあまり挿絵をされていないやまね先生のイラストがとてもいいです。
あと名前が二人とも3文字で郎という字がつくのでごっちゃになってしまいました。