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beautiful sunday
帯『何で俺なんかを好きになったんだ-バカ。』
年齢差!!!(ジジャーン!)
身長差!!(ババーン!!)
そして姉の婚約者を慕う薄幸健気受少年!!(ズババババーン!!!)
自分的萌えポイントがこれでもかー!と揃っております。
あと小鳩は顔立ちは可愛いけどなんか地味受けっぽくて~さらに萌えポイントドン!!おっしゃー!!
この辺りの萌ポイントに心当たりのある方にオススメしたいのがこの作品。
なんか変なセールスっぽくなってきた気がしますが続けますですよ。
金に苦労して育った恭輔[攻]にとって就職も収入優先、そして上司の娘との結婚もそれに繋がるものとして考えているらしく、また小鳩の姉もそれを理解して彼を婚約者として受け入れている所があります。
ただ彼は最初から金銭を割りきって考えているだけで別に悪い人っていう感じではないのでその後の変化もそれ程唐突でなくて自然に思えるのが良い。
恭輔が大阪転勤になる寸前に、彼は小鳩に呼び出され付き合って欲しいと言われます。
大阪限定での恋人という条件で付き合う事になるんですが、小鳩が可愛いー。
小鳩の素直さやひたむきさを恭輔は最初世間知らずで甘やかして育ったお坊っちゃま故思っているんですが、次第にそうでない事が分かってきて読んでる側としても小鳩が愛おしくなってきました。
お好み焼きを食べたりストラップを買ったりのお子様なデートがなんか可愛い。
1つの携帯ストラップを2人で分けて2人で持つとかー何なんですが、可愛いじゃんかよー。
まあ恭輔自身はそこまで深く考えてやった訳じゃないんですが結果的にえらく可愛い事やってますよ。
小鳩の秘密はもう一つあって、彼にとっては苦渋の選択だったんだろうなあってかなりギリギリの所の行為。
大阪支店の上司がなかなかいい味出してました~~この人好きだー。
小鳩の姉は役どころとしては憎まれ役なんだけど、きっぱりしていて後を濁さない所は良い憎まれ役だったと思う。
こういうの読むと年上攻と年下受はやっぱり良いなあってしみじみしちゃいます。
年下攻も勿論好きなんだけど、王道というかどっしり安心して読める感じと余韻は、やはり年齢差ありの年下受ならではの味だよなあと思う訳ですよ。
雪代さんの年下受の中でもこれはかなり好き。
しかしこのタイトル見る度にあの懐メロの妙に明るい歌がつい脳裏を横切っちゃうのはアラフォーだからかー!!
ドラマCD化されてますが、そちらも良い出来です。オススメ。
雪代鞠絵さん、大好きなんですよ。その中でも、これは最高ですね。『年の差・健気受』の大傑作だと思っています。
難を言うならタイトルなんですよね・・・見るたびに、これいっそ日本語のほうがよかったんじゃないかなあと思ってしまうんです。これで某Songを思い浮かべるのは、やはり年代でしょうか・・・こんなネタ、お若い方には通じない?
それはともかく、キャラクターがホントによかったんですよ。小鳩(受)も、恭輔(攻)も大好きなんです。
恭輔は(特に最初は)ホント嫌なヤツなんですが、その背景がきちんと納得いくように描かれています。このあたりがいい加減だと、きっと恭輔嫌い!何この嫌なヤツ!で終わってしまって、ストーリーに入り込めないままだったと思います(私は)。そして、自分のことしか考えてない点に限っては、いっそ清々しいと言えるくらいに傲慢な俺様が、疎ましく思ってたはずのお子様に少しずつ心惹かれていく様子が、非常に自然に描写されていたところがまたよかったです。
『遠距離恋愛』状態になってからのエピソードもいちいちツボでした。スリッパ・ストラップ・お好み焼きに海遊館デート(2人で大観覧車にも乗っちゃうんですよ!)。
この作品は終始攻視点なんですが、だからこそ小鳩側の隠されているものが恭輔(と読者)には見えないために、ストーリーの端々に感じるちょっとした『違和感』が、解明されないままにだんだん積み重なって行きます。それが一気に1本の線につながるあたりはもうお見事って感じでした。小鳩の『秘密』がいちいち何とも切なかった。
なんと言っても、最後の秘密を明かした小鳩の『愛って何?』にはグッと来ましたね。そして、そこからの恭輔の悩みや行動(ただ、このあたりがちょっと駆け足で、端折られた感があるのが残念でした。ページ足りなかったんでしょうか)。ラスト近く、恭輔が小鳩を評した『愛を見せてとせがむ小さな恋人』のフレーズがたまりません!恭輔、すっかりハマったんだね・・・と感無量でした。
あと、大阪支店での恭輔の上司・周防課長がなんとも存在感があって、いいキャラクターでしたね。
雪代さんって情景や心情の描写も丁寧で綺麗ですし、文章上手いなぁとは思ってたんですが、ストーリー作りも素晴らしいなと思いました。
私の『好きBL』の最上層の一角を占める作品です。
ビューティフルサンデー、いったい何回読み返しただろう?
はじめはたまたま手にしたCDからはじまって。
CDジャケットの金ひかる先生の絵で頭の中のイメージが出来上がっていて。
何とか手に入れたこの一冊。
(現在は山本小鉄子先生バージョンが新しく出ています)
あらすじは。
化粧品会社の営業戦略課に努める北見恭輔は、苦労人だが容姿も才能も兼ね備えた男。
「専務の飼い犬」と陰口をたたかれるほど、出世に貪欲で明け透けな態度。
次期社長の稚野専務の娘で大学生の麗奈とは、婚約も交わしている。
しかし社内の空気もあって、二年間だけ東京本社から大阪支社へ栄転する事に。
麗奈との結婚は、恭輔が東京へ戻り麗奈が卒業する二年後に行われる事となった。
東京勤務最後の夜、知らないメールアドレスの相手から呼び出された。
そこには高校生の少年が…。
君は誰だ?
と話しているところに、社内で密かに遊びで付き合っていた男に声をかけられた。
女とも男ともつきあえる事が少年にバレ、その少年が稚野専務の息子、小鳩だとわかる。
男との事を誰にも言わないから、俺と二年間の期限付き恋人になって欲しい!
そう必死にせがまれて、週末だけの奇妙な恋人関係が始まったが…?
何がそんなに好きなのか?
自分でもイマイチよくわからないのですが。
このお話が、好きで好きで仕方がない。
一つだけ言えるのは、恭輔の小鳩への気持ちの変化が、ものすごく愛おしい。
一生誰も愛さないであろう孤独な戦士、という感じの恭輔が、小鳩のピュアな部分に触れるたびに大きく変化していく。
小鳩は小鳩で、ある大きな秘密を抱えていて。
本当はとっても甘えん坊で構って欲しいのに、いつも遠慮ばかりして自己主張をしない。
後半に出てくる小鳩の悲痛な言葉が、恭輔の心にも、読者の心にも突き刺さります。
私が小説の方で一番好きなのは、しばらく連絡が途絶えていた小鳩と再会した時の、恭輔の喜びようです。
疲れて寝ている小鳩を温めたり、行きたいところへ連れていってあげたり。
もう一つ好きな場面は、部屋で仕事している恭輔に甘える小鳩。
それまで自分を押し殺して黙って従っていた小鳩が、素直に自分を表に出してくる。
読んでいていつも「かわいい!!」と叫びたくなります。
恭輔みたいに最初は小鳩に対して「酷い!!」と思う男が、「ツンデレかよ~」と安心してしまう程、溺愛の域に達すると。
もう、なんていうか、たまらんです!!
ちなみに、大阪支社の仲間たち、特に周防課長もとってもツボなお人で。
脇キャラやエピソードの温かさや心地よさも大好きなところ。
寒い日になると、恭輔の温かい手を思い出して繰り返し読みたくなる一冊でした。
*追記:挿絵の感想*
金ひかる先生の表紙と挿絵が素晴らしいのですが、特に素晴らしいのが。
・ジンベイザメを眺める二人(P151)
もう、完全に二人きりの世界です!
小鳩のポカンとした表情が凄くいい!
・新幹線から笑顔で手をふる小鳩と見送る恭輔(P165)
可愛い笑顔で手をふる小鳩に対して、名残惜しそうな恭輔の表情が素晴らしい!
ただ、このシーンの恭輔は服装が間違ってますw
金先生の挿絵はもう1つ間違いがあったり。
雪代先生の時系列にもつじつまが合わないところがあったり。
そんなマイナスな面さえもすべて愛おしい。
何があっても笑顔になってしまう。
ほんと、大好きです♪
野心家のひどいオトコな攻めと
健気でいじましい受けの話です。
こういうの大好きです。大好物です。
また、表紙の寒そうな冬の雰囲気が伝わってきて凄く素敵だと感じました。
内容にぴったりだと思います。
小鉄子さんのよりもこちらの方が個人的には好きです。
受けは引き取られた子なので家ではひどい扱いを受けています。
そして、それを隠して攻めの元に通いつづけます。
どんなにひどいことをしても、されても、めげずに、
売春まがいのことをして、それでお金を稼いで
健気に攻めに会うために、自分の体を切り売りするんです。
そして、自分の体を大事だと思っていないため
なぜ攻めに怒られるのかが分からない。
ひょんなことで攻めがいろいろ知ってしまい、受けに怒るんですが
受けは何故攻めがそこまで怒るのか一切わかりません。
愛を教えて、と泣くシーンがあるんですが、
そのセリフと受けの背景を考えて思わず泣いてしまいました。
本当に途中から受けの幸せをずうっと願っていました。
最後は家のことなどがあり、ふたりとも関係しているので
決して幸せとは言えないんですが、ふたりならではの
幸せというものを掴んでエンドを迎えます。
ただただ二人で居て、それで幸せ、というお話も
勿論好きなんですが、このように色々考えさせられるような
重いテーマを持っているお話も大好きなので、
大変楽しませていただきました。
健気受け、シリアスが好きな人はぜひ!
実は健気受けはあまり好みじゃなく、今まで設定がヤクザとかファンタジーじゃないと読んでこなかったので、こちらの作品は普通の日常が舞台っぽいし、どうしようかなーと迷ってましたが、思いきって購入して良かったです!
良かった点は主に三つ。
一つ目は、序盤、恭輔の小鳩に対する冷たさ具合。
いや、酷いし大人気ないなぁーと思いますが、元々小鳩は恭輔の弱味を盾に付き合いを強要している訳だし、恭輔は恭輔で小鳩に対して色々誤解していたし、小鳩には可哀想ですが、あの冷たく酷い対応は話の流れ上、自然に思えるんですよね。
これで最初の方から恭輔が小鳩の秘密を知って優しくしていたら、恐らくこの本にはのれなかったと思います。
序盤の冷たい対応があったからこそ、小鳩に同情でき、話をすんなり読み進めることが出来たし、後に明かされる恭輔の過去や小鳩の秘密にも厚みが増したのではないかと思います。
二つ目は、丁寧なお仕事描写。
元々お仕事描写は大好きなんですが、この作品も丁寧に、でも過剰過ぎずにいい配分で書かれていて良かったです。
恭輔が小鳩に渡したストラップからある商品販売のアイデアを思い付く流れも上手く、お仕事を程よく溶け込ませている印象を受けました。
三つ目は、これが一番の誤算で、尚且つこの作品の評価を上げる要因にもなったんですが・・、
恭輔の大阪支社での上司、周防が凄く素敵なんです!!
作者の雪代先生曰く、『美少年顔、年齢不詳、皮肉屋、怒鳴るキレる、しかし仕事は出来る男』・・とのこと。
この言葉通り、魅力的でクセがあるいい男で、私の中では完全に主役2人を喰ってました。
関西弁も好きなので、初登場時、周防が恭輔に言ったセリフ、「君より年下やと思たて?はははー。しばかれたい?」だけで、完全に心を持っていかれました笑
この周防、恋愛面で特に二人に関わることはないんですが、恭輔との仕事の描写の中で魅せる理想の上司っぷり・・、うま~くアメと鞭を使い分けており、こんな上司の下で働きたいって思わせてくれました。
(使えないと、容赦なく切り捨てられそうですが・・汗)
全体を通して作品の完成度としては高いです。
が、自分の萌え具合としては"萌"かなと思ったんですが、思わぬ副産物、周防がとても自分好みだったので、評価は1つ上げて萌え萌えにします。
性格の悪い攻めです。性悪っぷりが足りないので、私の好みからは少しズレてますがw
攻めは野心家のリーマンです。で、バイセクシャル。時期社長といわれている専務の娘と婚約して、虎視眈々と出世を狙っている。
そんなとき、二年間の大阪出向が決まる。でも、攻めが遊びで寝てた男との別れ話がもつれた喧嘩を、婚約者の弟に見られてしまう。
婚約者の弟に弱味を握られてしまった攻めは、『二年間だけ付き合ってほしい』という申し出に、渋々承諾する。
イヤイヤ始まった交際で、最初は攻めは受けをメチャクチャに扱います。
でも、優しい受けに少しずつほだされ、いつしか攻めも受けを好きになってしまう。
この、二人が少しずつ少しずつ心を通わせていく様子には、読んでてワクワクしました。攻めがどんどん優しくなっていくのは、ニヤニヤしてしまいました。
いいお話でした。