いとしさで包まれたなら

itoshisa de tsutsumaretanara

いとしさで包まれたなら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
1
得点
11
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
坂井朱生 

作家さんの新作発表
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イラスト
紅月羊仔 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
朝を待つあいだに
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784344809147

あらすじ

大学生になった河合実友の恋人は、一回り以上年上の桐沢旭。
マンションの隣人という関係から家も少し離れ、実友は桐沢に会いたくてもつい遠慮がちに。
花屋でバイトを始めた実友はバイト仲間・仁室から告白され断ったが、恋人はいないと答えてしまい落ち込む。
それ以来、実友の様子がおかしいことに桐沢は気づいてはいるのだが…。

表題作いとしさで包まれたなら

桐沢旭,36歳,防犯会社副社長
河合実友,19歳,大学生

同時収録作品おまけ(あとがき内)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

シリーズ(本編)完結。

『朝を待つ間に』『たとえばこんな言葉でも』の続編です。本編の完結編ですね。

相変わらず実友(受)が、ぐるぐるぐるぐる・・・ネガティブ・自虐ループに嵌り込んでます。今まで、マンションの隣室に暮らしていた桐沢(攻)と実友ですが、実友が事情で徒歩10分のワンルームに越して、『遠距離(・・・)恋愛』になったんですね。で、『いつでも会える・壁一枚隔てていつもそばにいる』状態から、10分の距離ができたことで、またまた気持ちが引き気味になってしまったんですよ。

でも、実友の場合は背景(なぜそういう思考・行動になるのかの原因)がハッキリしてるので、ぐるぐる振りにわけもなく苛立つということはありません。まったくないわけではないですが。

まあなんだかんだ言っても、桐沢がちゃんと目配り・心配りできるタイプだから、実友も甘えることに少しずつ慣れて行くといいなあ、という感じでした。

ただ、仁室(実友のバイトの同僚)はもうわけがわかりませんでした。いや、キャラクターそのものではなく、なぜいきなりコイツを出して、しかもこういう絡め方をするのかが。

BLでは、受が男に横恋慕された揚句に襲われる、といのは黄金パターンのひとつですが、そういう意味では確かに今作は斬新でした。ただ、『意外性を狙った』だけなら、捻り過ぎだと思いましたね。

白石(実友にバイトを紹介した、仁室の友人)と仁室の関係をこれ以上掘り下げず(メインじゃないんですから、無理なのはわかっていますし)、謎のまま放置するくらいなら、思わせぶりに出してくる必要があったのか自体が疑問です。

おまけは、スピンオフ・支倉編の『愛だけは待てない』に出てきた、支倉のハニー・秋と実友のお料理教室(別名・若奥様の午後)の様子でした。あまあまで面白かったです。

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