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koi wa ranhansha suru
「恋は乱反射する」シリーズの3冊目です。
単独でも読めるように書かれてますが、他の2組のお話を読まずにこちらを読むと、他の2組のカップルの状況がよく分からないと思うので、やはり読んでいた方が全体の状況は掴めると思います。
あとがきによると、当初は脇役の予定だった白崎が予定が変わってめでたく主役としても登場することになったとか。
他の2作品でも気になる存在として登場していた白崎ですが、この本を読むと意外に切ない恋をしていたのが分かります。
ただ、相手が手が出せない相手だっただけに、白崎自身は外見通りの軽い男に育ってしまったようで…^^;
彼自身はすごく尽くすタイプなんですが、いかんせん、受け様になぜそこまで惹かれたのかが私にはイマイチすんなりとは理解できず…
受け様の魅力が掴めなかったのが辛かったというのが正直な感想です。300ページ近くある作品なんですが、読むのにとても時間がかかってしまいました。><
非現実的な設定や展開もこのお話に入り込めなかった原因の一つかなとも思います。
裕福なのに中学生を一人で生活させるような家族関係とか、「家族」に対する考えが余りに割り切りすぎていて愛情が感じられない所とか…。
一番理解できなかったのは白崎の姉ですかね…^^;
サバサバしていると言えるのでしょうが、そそれよりもズケズケ&無神経な印象の方が強くて、カッコイイ姉さんタイプに感じられるような爽やかさはないんですよね…
崎谷さんの作品に時々登場するタイプの女性キャラなんですが、出会うたびにいつも残念だなぁと思ってしまいます…><
攻め様は遊び人ではあるものの、受け様にはこれ以上ない程健気だし、きっとこれからは受け様一筋になるんだろうし(笑)、なかなか好きなキャラでした。
恋は乱反射するシリーズの3作目で完結でもあるのかな。
単独でも読めるけど他作品と同時進行している話なので他作品を読んでいた方が読みやすいとは思います。
主人公白崎〔攻〕は、かつての姉の夫だった淑実〔受〕にずっと長い恋をしています。
学者タイプで生活能力ゼロの淑実には最初は読んでてイライラしました、だって研究に没頭して食べる事を忘れてぶったおれるくせに面倒をみてくれる白崎に対して「僕は一人でもやっていける」とか言うんですよ!
自分は生活能力ゼロの学者タイプは基本的に好きなんですが、こういう事を面倒みてくれる相手に堂々と言うヤツは好きじゃないです。
ええい。どの口が言うかーー!!だったらいい年した大人なんだから飯くらい食えやーー!!って感じでもうイラッとね。
まあ途中から事情が分かってきてまあ許す気になりましたが、でもあんまこの淑実は好きにはなれなかったです。
そして更に輪をかけてイラつかせてくれたのが白崎の姉ですよ!
崎谷さん作品によく出てくるサバサバ系な女なんですが、この姉がもう言う事なす事ウザッたいったらない!
あげくのはてに結婚はしないけど恋愛は続けて子供は産むだと?!もう自分本位過ぎて共感する部分がカケラもありません、っていうかこんな女、嫌だよ!!
白崎は外見に反して世話焼きだし性格もいいし、彼は良かったんですが、淑実と、姉がどうにも好きになれませんでした。
特に姉!!絶対に知り合いにはしたくないタイプの女だー!
『恋は乱反射する』シリーズ3?
姉の旦那に横恋慕する弟というお話。
10歳(だったかな?)上の民俗学者の浮世離れした淑美に
ずっーと片思いしている白崎。
白崎は、バイで無節操な下半身生活を送りつつも
じとーーっと淑美に片思いしていたというわけなんですが
白崎は見た目より老けているし
淑美は見た目よりも青年ぽいっていう設定はわかるけど
ぜんぜん歳の差を感じない挿絵は
むしろ読書のさまたげだったOTZ
もう少し、歳相応の淑美を描いてほしいと思います。
崎谷さんの結婚観と子育て論は、かっこいいなぁとは思うけど
非現実的すぎてなんかちょっとそれが中二病ぽくて萎えた。
派手な外見で遊び人と言われる大学生・克幸には、中学の頃から想い続ける人がいる。それは自分の姉の元夫・淑実。
淑実は大学の准教授で、研究に没頭すると寝食を忘れぶっ倒れます(笑)30歳とは思えないほど童顔できれいで天然な淑実。少し人とズレてる所はあるけれども、誰よりも落ち着いていてとても大人です。
そんな淑実に惚れていて、毎回電話1本で駆けつける健気な男・克幸。何の見返りも無しに、何年も淑実のことを想い続け、ずっと面倒をみています。
ある日、克幸の姉が久しぶりに日本に戻ってくることが判明。
元妻が帰国することを嬉しそうに話す淑実を見た克幸は、長年溜め込んでいた想いを我慢できずに、淑実を襲います。
しかし淑実に手厳しく撥ねつけられ、身体を繋ぐことはありませんでした。
完全に終わったと思っていた克幸に、淑実はある宿題を出します。宿題の意味も意図も分からず途方に暮れる克幸。そこに帰国した姉にヒントを与えられ、克幸は毎日毎日淑実の家へお百度参り(笑)
フィールドワークで留守の淑実の新聞受けを整理したり、毎日メモを残したりしてもうホント健気です…(T_T)
そしていよいよ「宿題」の評価をもらう日が。帰ってきた淑実に答えを迫る克幸。淑実の評価は「特A」でした。
受け入れてもらった嬉しさに、淑実を痛いほど抱きしめる克幸が幸せそうでよかったです(T_T)
淑実は淑実で、克幸のことを待っていました。「諦めないでくれてありがとう」と微笑む淑実はちょっと魔性…?
淑実は克幸の姉と離婚する際、元妻に「あたしが持っているもの、淑実に何でもあげる」と言われていました。自分の勝手で離婚する淑実に対する彼女なりの罪滅ぼしだったようです。
そこで淑実が欲したものとは「克幸くん」でした。
…魔性でしょう?克幸の気持ちも自分の気持ちも分かっていながら「宿題」を出す淑実。
しかも淑実は、別に全部のことを克幸に面倒を見てもらわなくても、ある程度のことは自分でできるとのこと…。克幸が遊びに出てる時間にわざわざ電話するのも、計算の内だったのだとか…。
その事実をクスクス微笑みながら暴露する淑実に、参ったという様子の克幸。これで完全に克幸を自分のものにしてしまいました。
いよいよベッドのことになると、そこはやはり崎谷作品。濃厚ですよ~。
初だと思っていた淑実ですが、なかなかキスもお上手なようで(笑)まぁ結婚してたんだしね(´・ω・`)
淑実という人物は、崎谷作品にしては珍しく「受」で「何かが足りない」人でした。いつもは「攻」が何かが足りなく、どこかが壊れてる傾向があるんですけどね。
でも『恋は乱反射する』のシリーズでは一番安心して読める作品でした(笑)