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oshi to doukyo de koi wa hajimarimasuka
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回はモデルから俳優に転身した若手俳優と
舞台美術制作会社の大道具係のお話です。
受視点で押しの攻様と同居する事となった受様の悲喜交々と
攻視点で本編裏事情的な前日譚を含む後日談を収録。
受様は舞台、映画、ドラマなどの
架空の物語世界が大好きな子供でした。
裏方としてでも夢の末席に紛れ込みたいと
舞台美術製作会社に就職し、大道具担当となります。
舞台製作は知識と技術はもちろん、
体力と持久力が物をいう地味で過酷な仕事ですが
自分達が作ったセットで俳優たちが演技をしている所を
真近で見られることが何よりの醍醐味でした。
そんな受様の押しは俳優がモデル出身で
若手俳優の中では頭1つ分抜けた存在である攻様です。
今日は料理番組の撮影ですが
攻様は番組のアシスタントとして料理家相手に
軽妙なトークを繰り広げていました。
受様は攻様の前には徹底して姿を晒しませんが
遠くから攻様に熱い眼差しを送り続け
攻様のマネージャーに熱心だが奥ゆかしいファンと
認識され、雑談もする仲となっていました。
バラシを終えた受様が片付けたセットの前で
攻様の余韻に浸っていると攻様のマネージャーから
攻様の部屋の片づけを手伝って欲しいと頼まれます。
人気番組の『お部屋拝見』のオファーを受けたものの、
攻様が部屋が片付いていないゴネていたのです。
受様は恐れ多すぎるとお断りするのですが
攻様に笑顔でがっしりと肩を抱かれて歩き出されて
抗することができません。
果たして受様の心臓は攻様の神殿に耐えうるのか!?
そして攻様の部屋は撮影可能な状態になるのでしょうか!?
劇団員時代から攻様を押している受様と
番組企画をきっかけに受様の自宅に転がり込む攻様の
ドタバタラブコメディになります♪
押し×ファンという設定がとってもMYツボで
とても楽しみにしていた1冊でしたが
期待通り、激萌えで面白かったです ヾ(≧▽≦)ノ
受様が向かった攻様の2LDKのマンションは
物が多すぎて整理整頓させなていない状態でした。
マネージャーはいらない物を捨てるよう提案しますが
受様は敬愛する押しの聖なる遺物を廃棄するなど
もってのほかと一歩も引く気はありません。
マネージャーに引かれた受様が代案として提案したのは
受様の住む部屋を撮影場所として提供する
というものでした。
というのも受様の住むマンションは
有名建築家である父親の所有不動産で
受様は就職でそのマンションに自宅とした際に
『攻様が住んでいそうな部屋』というコンセプトで
家具選びから配置まで行っていたのです♪
撮影の日受様は攻様という最後のピースが
ハマった達成感に今死んでも悔いはない
と思えるほどの幸せを感じます。
そして撮影後に攻様からこの部屋のように
自分のイメージに合うところに住みたいから
片付けや掃除の仕方を教えて欲しいと
受様の部屋でのルームシェアを頼まれるのですよ。
受様には攻様の願いを断るなんて選択肢は無く
そのまま2人は同居を始めることになくのですが
徐々に受様に惹かれていく攻様にドキドキ、
ファン以上になっていく受様にワクワク、
受様と親し気なアパレル会社社長の登場にハラハラ、
2人が恋仲になるまでとっても楽しく読めました。
攻様の全てが"尊い"受様が最高に良かったですし
攻様の下心満載な言動に受様がコロッと行くのも
天然過ぎる受様の言動に攻様が悶えるのも
とってもツボで萌えさせて頂きました。
ずばり、タイトル通りなんですが。
推しがいる人なら絶対わかる、
今推しがいない私でもわかる、
好き好き好きー!神よ!な言動がとにかく
笑えます。
裏方のもっさいくん(家族の意図によりダサくされている)が推しと同居することになり、
実はもっさいくんは可愛い顔立ちで性格も良くて、
恋人同士になるっていう王道ストーリーではあるのですが。
受けちゃんがピュアピュア天然でかわいいし、
痛くも難しい展開もないので気軽に読める、
楽しい1冊です。
金坂先生のテイストが好きで購入。既刊で好きだなと思っていた「クスクスっと笑うテイスト」が変わらずあって嬉しかったでした。ただお話は王道だなと思うので萌にしました。本編180P弱+その続き35Pほど+あとがき。
子どものころからテレビ、舞台、映画が大好きだった心。メンタルよわよわなので、主役としてではなく、裏方の美術担当として憧れの世界に関わっています。現在の最推しは俳優の神崎!イケメン&演技力あり&トーク力ありで、スタジオの端っこから熱ーい視線を送っていたのですが・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
モカ(受けの飼い犬、表紙の子)、ジロー(受けの兄、イケメンすぎる♡)、真一(攻めの兄)、島田(攻めのマネージャー)等。ジローにキスされたい・・・
++面白かったところ
受けが最初っから最後まで推しである攻めを崇拝しているのが面白かったです。リアルで推しがいる方ならめっちゃシンクロするのでは?訳あって自分の家に推しである攻めを迎えることになるのですが、そもそも部屋のコンセプトが凄い。「推しが住むのにふさわしい部屋」。受けの両親の財力あって父がデザインした低層高級マンション(メゾネットタイプ)にお住まいで、室内も全て推しにぴったりの雰囲気。素晴らしい部屋に最推し。うっとりすること間違いなしの空間ですよね・・・そんな訳で、最推しの全てにうっとりほわほわしている受けが面白かったでした。
攻めはイケメン、最初は普通だったと思うのですが、だんだん下心ありという様子に。受け兄が「受けのいい所を全殺し」する方向で守っているのに気づいて、眼鏡とったり髪型変えてみたり「ちょろすぎる」と受けにやりたい放題ですけど、だめだめ他の人に気付かれたら大変★というように、結局元通りに戻してます。
攻めも受けも良いキャラなんですけど、あと一押しなんか欲しいなあと思って萌えが足りなかったでした。受けを溺愛しているジロー兄ちゃんとのすったもんだがもっとあった方がより嬉しかったかも、です。フランス男のゲロ甘って大好きなんだけどなあ。
推しが尊すぎて毎日が幸せな主人公、心と心の推しである俳優の神崎。
可愛いお話ですね。
推しと同居で恋が始まり。
心の推しへの熱い気持ちやファンの心得など楽しかったです。
ただ…。
表題作は心視点ですが、心視点だからこそかえって分かりにくいと言いますか。
出来事や神崎の言ったことしたことなどや起こったことなど、心視点であっさりまとめたり片付けられちゃって。
神崎がライバル視していた人は実は心の兄ジロー兄ちゃんで。兄は虫除けに心にガードを施して。
これもね。母親も兄も罪深いですよ。
心の良いところを見つけて伸ばしてあげるべき存在なのに、母親は超絶美形の兄を崇め弟である心には平凡だと思い込ませ、兄は兄で過保護のせいで心の美形や体型を台無しにするメガネやダサ服を押し付け、まるで心が人から見るに耐えない存在のように思い込ませ。
添え物というか凡人に徹する生き方をしてきた心が不憫にすらなります。
スラスラ読めるのですが、ありがちな設定やら心視点でわかりにくいやらで、なんだかなでした。
陰ながら応援するファンの予想外の幸運
人前に出るのが苦手で、でも芸能界にかかわりたくて大道具の会社に就職した青山心(受け)。
心の推しは人気絶頂の神崎敦(攻め)。
舞台裏でもスタッフへの配慮も欠かさない人格者の神崎が実は片付け下手で、それなのにお宅訪問なんていう企画が断れないと知った心は自宅を提供することになります。
「神崎が住んでいる部屋」をモチーフに内装を考えただけあり、神崎の部屋として番組で紹介された後も神崎が大いに気に入ってそのまま住み着いてしまいます。
神崎の大ファンだと早々にバレているので心置きなく神崎を堪能する心ですが‥
推しのためなら何でもするという主人公の話です。
ひたすら神崎を褒め称え崇拝し、神崎第一主義な心がすごいです。
自分に家に居候されているのに、自分を全く後回しにして神崎を最優先する姿勢とかちょっと引くくらいでした。
とはいえ、ここまで心が滅私奉公的な行動するのは「平凡な人間は優れた人間の役に立たなきゃダメ」と母親に教え込まれたことが根底にあるのではと思うとなんとも悲しい気持ちになりました。
色々あって神崎と無事恋人になった後でも、心の自己評価の低さを改善できると良かったのですが、そういうこともなく二人の恋人としての甘々な生活を覗き見するだけだったのがちょっと不満でした。心の魅力というかいいところを神崎が自分だけで満足するのではなく心本人にも自覚させて欲しかった。
いつも溺愛攻めを楽しく読ませていただいてますが、わたし自身は二次元にしか推しがおらず、三次元には興味がないためどうにも感情移入できませんでした。受けにも攻めにも入り込めず微妙な気持ちになりました。
家族も中途半端な登場だったし、濃いキャラだった心のお兄さんとかに恋人になった話とかしたのかしら、かなーり過保護なお兄さんだったし一波乱あったんじゃないかと思うのですが
影から見つめているだけで大満足だった推しとまさかの同居生活。
推しである神崎の一挙一動に失神寸前になりながら、同居生活を送る心(受け)。
この心が、天然ぽわんとした感じの子でかわいかった。
心は、過保護なお兄様から、ダサいシャツとデカい黒縁メガネを与えられているんですね。
不埒な輩に目をつけられぬよう、カモフラージュのために。
(心は全然その意図に気づいてないけど)
だけど神崎は、なんでそんな格好してんの?と、変なメガネを外させてシュッとした格好をさせるんですよ。
ところが、変身後の心はかわいすぎて危険すぎる!(他の男女に手を出されまくる!!)という事実に気づいて、元の格好に戻させるんですね。
攻めの独占欲丸出しなんだけど、でも心が自分の可愛さに気づくきっかけのはずだったのに……と思うとなんかもやる。
私がなんじゃそりゃ!!と思ったのは、心の母の教えですね。
有名建築家の夫と、容姿端麗な血の繋がっていない前妻の子には家事など一切やらせなかったのに、自分の産んだ平凡な息子には努力しないと愛されないだろうと家事を教え込み
「平凡な人間は優れた人間の役に立たなきゃ駄目」
と叩き込んだってところ。
はぁぁ??って感じ!
最初から我が子を「平凡」と決めつけてるところがムカつく。
運良く神崎と出会えたけどさ、これがモラハラ全開の人間と出会ってしまったら悲劇だったわ。
心の自己肯定感の低さは、ジロー兄ちゃんとバカ母のせいだわ。
ジロー兄ちゃんと、恋人になった神崎と、心という三人での対決場面が読みたかったです。
可愛らしいお話で、スッキリきれいにまとまっていて、楽しく読めました。
神崎(攻め)も心(受け)も二人とも嫌味のない努力家なので、好感持てましたし。
でも、なんか…んー…物足りなかったんですよね。
登場人物の中で、もう少し活躍させるともっと楽しくなりそうなキャラが何人か出てくるのですが、その方々がひっそりと埋もれて終わってしまったからかもしれません。
心の推し(神崎)への気持ちが、ファン心理から恋愛感情へと変化する過程、神崎の「好ましい」気持ちが「愛」になる過程、それぞれが、イマイチ伝わってこなかったのも、物足りなさポイントですね。
話としては王道ストーリーで安心感があります。
心の推し活言動にほっこりとなるので、推し活に疲れた時に読んだら、初心に返ることができるかも。
出だしが、料理番組の収録。
メイメイ先生のお料理番組のアシスタントが、主人公・青山心の推しの神崎敦
・・心の登場がすぐではないので、誰が主人公なのか理解に戸惑ってしまった。
誰が主人公なのか、分かりにくい出だし。
こんな調子でずっと意味を汲み取りにくい展開で、面白さが削がれてしまった。
物語のスタイルが、しゅみではありませんでした。
神崎敦:26歳,モデル出身の若手俳優
人気上昇中の料理番組アシスタント。
青山心:26歳,舞台美術制作会社の大道具担当スタッフ
母違いの美形の兄から過保護に愛されている。
美形の兄と比較されて育ったので、自分に自信がない。