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youhei no otoko ga megami to yobareru sekai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
待望の2巻、更に世界の謎が広がります。
同時に雄一郎の優しい部分がどんどん前に出て来たように思います。妻子の死で心が壊れてしまっていた雄一郎ですが、徐々に愛情を取り戻しつつあるような描写にグッときます。1巻よりBLっぽくなってきたなと思いました。
ノアもどんどん王としての自覚が湧いてきたようで男前になっていきますし、テメレアはブレずに雄一郎ラブなのもいい。
新キャラも増えてどんどん魅力が増しているので、次巻もどうか出ますように!
だって2巻で雄一郎の可愛さが増しているってことは3巻でもっと可愛くなるってことですよね!?そんなのみたいに決まっている!
(相変わらず売り上げ次第らしいです。いい加減出版社はこの方式やめた方がいいですよ。読者をないがしろにしている)
1巻後半からBL濃度が増してきていましたが、2巻では更に濃密になっています。ノアと雄一郎、テメレアと雄一郎だけではなく、3人としての関係も深まっており、3P好きには堪らないです。
単純に異世界ノベルとしても面白いのですが、BL作品としても読みごたえがあります。エロがエロいという事は本当に素晴らしい要素だと思います。3巻がとても楽しみです。
ちなみにメイン以外のキャラも良いですよ。個人的にはゴートとキキとイヴリース推し。スピンオフ作品読みたくなってくる。
好きです。
この世界の壊れかけている登場人物たち全てが愛おしい。
壊れかけてるのに、崖から落ちかけているのに、そのギリギリのところで壊れまいと足掻き、崖っぷちを掴む手を離せないでいる彼らがとても美しい。
彼らだけじゃなく、今回はイヴリースの歪さ・不完全さが垣間見えたのが興味深かったです。
あと、男同士で子供が成せるなら、女性同士でも不思議はないですよね。(百合に耐性がないので、詳細な描写が無いことに正直安堵しました。)
2巻では本物の「女神」を名乗る人物が登場します。雄一郎と同じ日本人の女子高校生です。
この子の壊れ具合が……目覚めたら異世界で、しかも見ず知らずの王の子を産めって言われたら……まぁ、壊れるよね。
壊れない雄一郎が稀有なのか、それとも雄一郎は元々壊れていたのか。
登場人物全てがどこか歪で、破滅願望があるというか壊れかけている、そのアンバランスさを描く心理描写が最高に私の好みなシリーズです。
エロも相変わらず素敵です。
雄一郎の短めの喘ぎ声がエロくて、場面もがっつり描かれています。
1巻に比べると雄一郎が二人に抱かれた際の感じ方が変わってきているのがまた堪りません。早々にシャグリラの実の効果出て、孕むのではとドキドキしてしまいます。
ノアとテメレアの関係もいい感じに改善されているようですし、雄一郎も二人に心を開き始めている感じもあるので、このままハッピーエンドへ……と思うものの、ゴドーやもう一人の女神・葵、ノアの兄・エドアルドの動向も物語に影を落とし始めています。
この壊れかけた登場人物だらけの物語が行きつく先を最後までどうか読ませていただきたいと願っています。
ほぼ発売と同時に購入していたのですけれども、やたらめったら重かった1巻の経験から約半年も寝かせてしまったのですが……読み終わった直後「これ、すごくBLじゃん!」と呟いている自分に気づきました。
長い長い間、このジャンルとお付き合いをして来たというのに、私は1巻が来ている『お洋服』に見事に騙されました。
この手のネタバレはタチが悪いかもしれないのですが、でも、纏っている雰囲気の所為でこの本を手に取らない姐さまがいらしたら、それは凄く損をしていると思ったんですよ。だから書いちゃうんですけど……
このお話、ホント王道ですよ!
過去のつらい経験(それも暴力に纏わる経験だ)によって生きる意味を失っている主人公が、今までとは異なる人間関係の中に放り込まれて、無条件に愛してくれる人を得ることが出来て、挙句の果てにはコミュニティからの信頼を得て、自分の居場所を獲得する……少なくとも2巻の最後はここまで来ています。
中年で強面だから気付きづらいですが、雄一郎って典型的な不憫受けなんですよ。そう、少女小説→少女マンガの流れをくむ『可哀想な受け』。
そんな彼に無償の愛を注ぐ美しい年上男性と、心から慕い甘える美少年がいるだけでなく、今のところ肉体関係はないけれど、登場する魅力的な男性のすべてが雄一郎に気のある素振りを取って来るんですね。その一部はあからさまにアピールしているし……『雄一郎、総受け』状態なんですよ。
ね?
戦闘や陰謀、流血・残酷場面がが多いし、文体がシャープなんで最初私は勘違いしちゃったんですけれど、このお話、スタンダードなBLですよね?
それも王道のど真ん中を歩いていて小気味いいじゃないですか!
テクニシャンですよ、野原さん。
古の姐さま方にこそ読んでいただきたいと思うシリーズでございます。
2巻も最高だった!!
先生のTwitterで3巻が出るってわかったので、
楽しみにしてます!
知ったのが書籍化で削除した後だったので、
ラストがどうなるのか知らないので楽しみです!!
ビリー・バリバリー先生と野原耳子先生の
組み合わせは最高だと思う!
お願いだから3巻には挿絵をつけてください!!
1巻を読まなきゃ何がなんだかわからないお話なのですが、ぐっと面白くなってきました。
続きが楽しみです。
ただ、この作品はかなりハードボイルドなので、苦手な方も多いんじゃないかなと思います。
まだ未読で気になってるという方に言えることは、
戦闘モノに興味がない方(殺戮シーン多)
3Pが苦手な方
愛のないセックスは嫌いだという方
ショタ攻、オッサン(37歳)受は地雷という方
には向きません。
1巻から通しての話になりますが、主人公含め、ほぼ皆自分の意志とは異なる形で無理やり作られた状況に仕方なくいる者達ばかりなので、BLのLには程遠いです。
主人公の雄一郎は女神として人々を魅了しますが、それは雄一郎の意思でもなくある種洗脳的なものだと言えます。
王であるノアは一応成人してるようですが、文中ではまだ中学生?くらいの見た目のようだし、言葉遣いなども幼いのでショタっぽいです。が、途中から雄一郎をガンガン攻めます。
雄一郎も2巻に入ってから少しづつラブ…とは言えませんが自分を愛する者たちに絆されていってる感があります。総受け感が現実味を帯びてきました。
とにかく、好きだから抱く、抱かれる、という幸せあふれるエッチではなく、欲望を満たす感がまだ大きいのでご注意ください。
そしてかなり濃厚な描写で雄一郎は乱れまくります。
最初に書いた通り、お話は面白いです。
雄一郎以外に女神がいたことがわかり(こちらはJK)どちらが本当の女神なのかはまだわかりません。
雄一郎が自分の隊の長として優れた采配をふるう姿もカッコイイですし、登場人物達にもまだ謎があるようでラブの行方ともども、次巻を楽しみに待ちたいと思います。
1巻は雄一郎が飛ばされたジュエルド国内での話でしたが、2巻では敵国ゴルダールへと少数精鋭で赴いたところまでのお話になります。
まず、1巻の終わりで女性だけが住む朽葉の民のアム・イースに行くのですが、2巻ではそこで雄一郎とは別の、やはり日本から召喚された女子高生の女神、葵と出会います。この女神がまたくせ者なんですよね。いや、まぁ彼女には彼女なりの考えがあって、自分を必要としてくれる人を求めているんだけど、どうやら自分のことしか考えていないようで。
結局、朽葉の民は葵の味方というわけではなく、アム・イースは雄一郎の傘下に入るのですが、ここで敵国ゴルダールが攻め込んできてアム・イースは焼け落ちてしまいます。ゴルダールは簡単に攻め込めないほどの軍事力を持っているため、唯一の綻びである廃嫡された王子へ内乱を唆すべくゴルダールへ向かう、というのが簡単な2巻のお話なんですが。
その中にもちゃんとノア&テメレア×雄一郎の濃厚な3Pもあり、BL小説としての満足も高いです。タイトルに大きく動くと書いたのは、もちろんジュエルドの内乱からゴルダールへ目を向けて実際に出立したこともありますが、特にノア、雄一郎の心理面の変化が大きいなと思ったからです。1巻ではまだ少年ぽく、王様にはなりたくない、雄一郎なんか嫌いだと言っていたノアが雄一郎大好き人間になり、王になるための覚悟を決め、さらに決断力まで身につけていて、雄一郎ですら目を瞠る変化があったこと。テメレア曰く、ノアにその変化を起こさせたのは雄一郎というから雄一郎だって絆されずにはいられないはず。
一方、その雄一郎も完全ノンケでノアの子を孕まなければならないことやノアだけでなくテメレアにも抱かれることに嫌悪感まで抱いていたのに、2巻ではまっすぐに思いをぶつけてくる2人に絆されて体まで変わってきているというから思わずガッツポーズしてしまいます。でも体の変化だけではなく、1巻では自分の妻子が殺されたことに対する悲しみや上司に対する恨みをおそらく消化しきれていなくて、破滅願望とでも言うような自棄になる生き方だったのが、ジュエルドで出会った人たちと話したり諭したりしているうちに自分の感情として消化できるようになってきたのかなと思える描写が多くて、それもあってノアたちに絆されるようになったとは思うのですが、雄一郎が人の心を取り戻せてきたのかなと思えてとてもホッとできた2巻でした。
ゴルダールの王子が暮らすシャルロッタでいざ、交渉を始めるというところで2巻が終わってしまいましたのでまだ完結は先のようです。ゴルダールに勝利できるのか、調停を結べるのか、そして雄一郎はノアの子を無事孕むことができるのか、そして雄一郎は日本に帰る道を選択するのか。まだ先が楽しみです。