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koi wa ranhansha suru
実の両親から病弱であるために、厄介者扱いされて育った澄音は、命を落としかけたところを遠縁の親戚である宇梶宗佑に救われる。
それ以来、澄音には宗佑しかおらず、また、弁護士となった宗佑も、澄音を溺愛と言えるほどに大切にしていた。
ところが、澄音は次第にそんな関係にだんだんとしんどさを感じ始めるようになった。
澄音の宗佑に対する想いは肉親に対する愛情ではなく、欲情を伴うものに変わっていってしまったからだ。
そんな状況に煮詰まってしまった澄音は幼馴染みの月花と付き合うことにした、と告げてみても逆にあっさりと応援されてしまう。しかし、自棄になって自宅を飛び出しかけた澄音は、宗佑に押しとどめられて、抗うこともできずに抱かれてしまい、という話でした。
えーっと、最初はただひたすらに澄音が病んでる話だったと思うんですけど、読み進めてみれば、病んでいたのは澄音よりも宗佑だった……というかなりホラー要素の強い話になってしまいました。
なんだかすごく要素だけみれば王子様なんですけど、まったく王子様ではない、どろどろの束縛王でした……怖い。
なんだかもう、依存が依存を呼んでしまった話だと思うんですが、ただひたすらに束縛攻めが好きな話がお好きな方にオススメします。
ちなみにこれはコミックスと文庫のコラボしている話だったりもするので、ぜひコミックスも読んでみたら謎が解けてすっとするところもあるかもしれません。
この作品は攻め様も受け様も設定が究極だなと思いました。
主人公2人のうち、まだ分かりやすい方の受け様なんですが、高校三年生という年齢ですが、幼い頃からの虚弱体質で、喘息の発作、ひきつけ等の症状が精神的にストレスを受けることで未だに発症してしまいます。
赤ん坊のころから両親が育児放棄という状況で、遠縁の攻め様に強引に引き取られました。幼い頃から攻め様が大好きです。
問題は攻め様なんですが、上記のような状況なので、受け様が赤ん坊の頃から両親に変わって面倒を見ていて、未だに受け様を溺愛しています。
受け様に対する態度が必要以上に過保護なので、物語の序盤は、甘々&溺愛の展開かと思いきや…
時々、攻め様に恋する受け様に精神的にダメージを与える言動をするんですよね…。
特に、攻め様を諦めるために、受け様が幼馴染と付き合うと言ってからの攻め様の態度には、腹黒というようりも、鬼畜でSな性格が感じられて、受け様がほんとに可哀想でした。><
それで発作起こしちゃったじゃないか…全部攻め様のせいだ!すぐに喘息の発作が出るのを知ってるのに酷いよ…><
でもHの時の可愛がりようはもう度を超えて激甘です(笑)。とってもしつこくて意地悪(笑)。
いつ受け様の喘息の発作が出るんだろう…と気が気ではありませんでした。^^;
と色々問題がある攻め様だとは思うのですが、出会ってから16年、受け様を手に入れるために大事に大事に、そして綿密に計画を立てて育ててきたことはやはり天晴れだと思います。^^
病弱で育児放棄気味の親の元で育つ澄音を救い出し、大切に育ててくれた従兄弟の宗佑。
宗佑に恋する澄音は、自分がどう思われているか試すために友達の月花と付き合っているフリをするが、動じない宗佑。
宗佑が結婚すると思い込んだ澄音は宗佑離れをしようと思うけど宗佑がそれを許すはずも無く…。
月花の所に行こうとする澄音は、避妊の方法を教えてあげる、と言う宗佑に犯されてしまう。
それでもずっと好きだった宗佑に抱かれて嬉しかったのに、翌朝「月花ちゃんを迎えに行くんだろ?」と言われてしまい…。
正直、萌えと中立の間です。
とにかく攻めの宗佑が大人気ない。
腹黒な悪い大人攻めだと思うけど、それでも澄音を溺愛してる設定なんだから、
初体験してぐったりした澄音を無理矢理学校に送り出すのは微妙。
直接の原因じゃないけどそのせいで電車に寝過ごして降りた駅でトラブルに巻き込まれ喘息発症して気絶して、心も身体も追い詰められて澄音が気の毒でした。
もっと大人の余裕がある悪い大人にして欲しかったなー
光源氏計画みたいな設定自体は好きなのに宗佑の行動が気になってしまいました。
でも主人公の澄音と月花ちゃんのキャラは好きだし、萌えるポイントもあったので萌に。
『年の差(年上攻)』も、『受が幼いころから』も、『育てる』系統も、それぞれは好みなのに(そしてコンボならなおさら、相乗効果で好きなはずなのに)、これはまったく楽しめませんでした。
宗佑(攻)のキャラクターがどうしても無理です。澄音(受)はいいんですよ。年より幼いくらいでも、乙女過ぎでも、それは別に構いません。
もともと、病んでる執着系は好きじゃないんですが(『執着』そのものは苦手じゃないです)、『大事』な澄音を病み上がりに・・・ってこれはどう解釈すれば!?これはホントに愛なんだろうか、とどうも理解に苦しみます。
疲れました。
大好きな崎谷さんの作品なのですが、
本作は、ちょっと私には違ったようです。
ネグレクトを受けてきた澄音を大切に育てた宗佑の
うずまく腹黒さに、圧倒されてしまいました。
宗佑は澄音が2歳のときから、大切にしており、
自分のものにする気は満々だった模様ですので、
光源氏を超える策士でございます。
ただ、何が救いかというと、
澄音自身も、宗佑の壊れた愛し方を
心のどこかで分かった上で、愛されていることでしょうか。
光源氏物好きの方にはお勧めです。
病弱でアレルギー持ちの子供でありながら、両親共に愛されず放置されて育った澄音〔受〕
そんな彼を幼い頃から可愛がって面倒を見てくれたのが遠縁の親戚、宗佑〔攻〕
そして両親が離婚した澄音を宗佑は引き取って、昔と変わらず可愛がって面倒を見れくれます。
かつてはアレルギーや薬の副作用で肌も荒れていた澄音も、今は治って可愛らしく成長しているんですが、それも根気良く面倒をみてくれた宗佑の賜物というのもある種、光源氏系ですな。
大きくなっても一緒にお風呂に入ったり、ともかく庇護をしてくれる宗佑を澄音が慕うのは当然といえば当然で、そして宗佑の狙い通りに澄音は彼の恋人となる。
最後に見せる宗佑のそんな前から目を付けていたのかーーってとこが何気なく萌えツボでした。
同じ崎谷さんのミルククラウンシリーズでもそうだったんですが、攻が受に幼い頃から目を付けてたっていう設定は大好物だったりします。
年の差スキーとしてはたまりませんな~~フフフ……。
崎谷さん作品に多く登場するサバサバ系女性、これ自分は苦手なんですが月花の場合は、高校生だったせいかさして鼻に付きませんでした。
幼い頃から病弱で、決して美しい子供ではなかった澄音がここまで大きくなったのは遠縁で弁護士の宇梶宗佑のおかげだ。
親代わりになって今まで変わらぬ愛情を注いでくれる宗佑に澄音は密かな想いを抱き続けてきた。
近すぎてどうにもならない宗佑との距離を縮めるため、幼馴染みの月花と付き合い始めたと宣言してみる澄音だが……
二歳から目を付けていたという恐怖の腹黒執着攻、宗佑さんが楽しかった。
なんて壮大な光源氏計画なんだ!!
「まあ俺がそう育てたんだけど……」って怖すぎる。
だけどこの年期の入った執着にときめいてしまうんだな。
主人公の幼馴染み月花がとにかく男前でかっこよかった。男前なおなごはよいです。
彼女と比べると主人公のなよなよっぷりやオトメっぷりが気にならないでもないけれど、
腹黒王子に愛されてしまった姫なのでまあ仕方ないのかも。
BL作品の中に 幼い頃から 面倒みて・・・みたいな 展開ありますよね!
幼馴染だったり 親戚のお兄ちゃんだったり 時におじさんだったり・・・
ただ どの作品も対外 面倒みた側 (年上側)は 心の葛藤があるんですよ!!
今まで子供のように・・・とか 兄弟のように・・・とか なので そんな気持ちは抱いてはいけない・・・って!! この 弁護士の宇梶宗佑という男 腹黒いvv
着実に自分を好きになるように そして自分自身は 澄人に20歳までは手を着けないでおこう!みたいな心の取り決めって何? 結局 頂いちゃうんだったらいらないだろ!! 澄人を焦らすに焦らして 結果 20歳きてない澄人頂いちゃってvvvv 後悔なし!!! おいしくなるように育てて愛でて さぞかし美味かったでしょうvvv 崎谷先生の他の作品くらべると おとなしめのエロ!? ですが でも コンドームの着け方を 嫌がる澄人に無理やり教え込むシーンvvv 十分エロかったですvv
す、すごい…!
いろんな意味で読み応えが!
私はこれ程までに執念深くて腹黒な攻めに出会ったことがあったでしょうか。
幼い頃から病弱で、両親からネグレストを受けていた澄音は、親代わりの宗佑を密かに想い続けていた。しかし、澄音を大事にする彼との距離は縮まらず…。
言うなれば、BL版マイフェアレディ。
この作品についての素直な感想をば。
エロが濃い!
その丁寧な描写に敬礼!
そして、愛が濃い!
さらに業が深い(笑)
このページ数でよくぞここまで濃くできたもんだ!
澄音の周りを固める人物も腹黒ですw
なんだか、いっそ清々しいから不思議。
業が深い腹黒年上攻めをとくと堪能あれ。
なんやかんやで、この腹黒星人を受け入れる澄音が一番底が知れないと思うのは私だけか!?
崎谷先生のエロはページ数が多くて、たっぷりです。
うーん。
崎谷先生…GJ!
ただ、書き下ろしの「3rd party」は好みがわかれるかも。
私は「腹黒はどこまでも漆黒に染まれ。ブラックホールであれ」と思ってるのでアリです。
『恋は乱反射する』シリーズ2?
崎谷はるひさんの『少年人形』を先に読んでいたので
ちょっと設定が同じだなぁと思ってしまいました。
誰にも愛されないかわいそうな澄音を
2歳から見初めてじっくり時間と手間をかけて
愛し育てあげる宗佑の心理は
父性愛ではなく、もはや立派な性癖といった感じw
そこをお綺麗に描いてるわけじゃなく
あくまでも性癖と宗佑は認めてるので
小気味良い仕上がりの小説だと思いました。
そんで対抗馬として男子ではなく女子をたてるのも
よかったですねぇ・・・。
通常、BLにでてくる女子ってうっとおしいことこの上ないのですが
精神的に自立している月花は、女性でありながら男性的な
愛し方をするので読んでいて不快じゃなかったです。
もっと前の段階で宗佑と月花のバトルがあってもよかったかも。
・・・いや、最後にちょろっとでむしろよかったのか?
まあ、小説として読むぶんには受けも攻めも美しいからいいけど
実際を想像すると非常に微妙ではあるよね。病んでるw