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「月の砂漠のエロマンチック冒険譚」だそうですが、
大した冒険なんてしてないし、
キファーフ(兄)を襲い、森(受)をさらった犯人も、冒頭のホテルぼや騒ぎの犯人も
見つからないまま、シャーヒーン(弟)が犯人らしいって噂が晴らされることもないまま
終わっちゃいました。
「森(受)だけ信じてくれればいい」そうです。あーそうですか。
しかも、森(受)が日本に帰るのかアラブに残るのかも話題にすらならず。
さらには、最後の10ページでシャーヒーン(弟)がライバルのキファーフ(兄)を
差し置いて皇太子になってるし。
もちろん、兄弟の確執なんて解決する訳もありません。
なんの伏線も回収してないし、さすがに唐突過ぎませんか??
まさにぽかーんとしてしまいました。ページ数が足らなくなったんですかね。
ページ配分を間違えたとしか思えない。構成がひどい。
森(受)も流されやすすぎです。
兄にするか弟にするか迷ってますけど、
男同士ってことが全く問題なく流れてってびっくりしました。
取り合いになるほどの魅力を全く感じない受でしたね。
むしろ、シャーヒーン(弟)が、
強引で勝手な人なのに
気配りが出来て優しかったり、
いじめられた昔を思い出して一人で泣いちゃったり、
ちょっとマザコンだったり、
お金持ちで権力者なのに意外にも子供で可愛くて萌え。