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yawaraka na netsujo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
高岡さん50冊目だそーですよ。
裕史〔受〕はレザーデザイナーを目指していて、偶然に彼の作品を見た志藤〔攻〕は彼にパトロンとして援助を申し出ます。
そして彼の用意してくれたマンションに住み、生活費も援助してもらって裕史は製作に励むのですが、実は志藤には内緒でコンビにでバイトをし生活費だけは自分でまかなっています。
そこでよく分からんのが、別に秘密にしなくてもマンションには住まわせてもらってるんだから生活費は自分で稼ぎますからいらないって断ればいいと思うんですが、何故隠してるのか謎。
途中までは志藤は裕史のレザーデザイナーとしての能力を見込んでというより、単に好みな少年で心魅かれたからっていう理由の方が大きい印象がどうにもいなめませんでした。
まあ結果的には裕史はそれなりの才能はちゃんと持ってはいたんですが。
といっても最後までやはり裕史は作品を発表させてもらったものの大成功とまではいってないし、これからも志藤にパトロンは頼む訳だし、あと志藤と裕史の間をやたら引き離そうとする沓澤のの本意がどこにあるのかもイマイチ分かりにくかったです。
まあ裕史のレザーデザイナーとしての活躍はまだまだこれからって事なのかな。
自分的にはシンデレラストーリー的な最後は才能を見事に認められてっていうお約束なラストの方が良かったなあ。
お値段的な事を評価に入れるのは自分の悪い癖ですが、これ文庫版だったら萌にしてたと思う、文庫のワンコインちょいだったらまあそれなりに許せる範囲です。
ただ新書版としては評価としてはやっぱ中立。
VIPから入ったので、このストーリーは、題名通り「やわらかな」お話です。
BL初級というか、ほんわかで、でも受けはしっかりしたところもあって、王子様的な攻めと最後はハッピーエンド。
途中、津田という当て馬っぽいキャラクタも出てきますが、大きな事件も、攻め受けの関係がややこしいことになったり、ってドラマ性は薄かったと思います。
すっっと読めて、二人の思いが通じて良かったねって。
ただ、萌えどころが無かったかなぁ〜