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BL game no sekai ni tenseishita akuyakureisoku wa gureteshimaimashita
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
友人に勧められ読破。表紙・挿絵の雰囲気があまり好きではなく最初はあまり乗り気ではなかったのですが、中盤からのドキドキ展開に止まらず、、、気づけば最後まで読み進めてました。中身は面白かったです。
でもやはり絵が残念すぎます。もっと素敵な表紙イラストならばもっと買って読む人が増えたのでは、、、と思う仕上がり。
特にカバーイラストの出来が素人目にも辛いレベルでした。ノベルスコーナーはとても繊細で美しいイラストが多いのでかなり浮いて見えました。残念です。
今回はゲームの攻略キャラである第二王子と
悪役令息である公爵家嫡男のお話です。
フラグ回避を図る受様が攻様の妃になるまでの顛末と
ハピエンの後日談2話を収録。
侯爵家嫡男の受様は第二王子の攻様と
同い年だった事から遊び相手に選ばれます。
攻様は顔もスタイルも頭も運動神経も良いけれど
周りにチヤホヤされている俺様な暴君で
受様は何をされても逆らわない内気な子でした。
ところが後宮の庭でわざと池に突き落とされた事で
高熱を出して生死の境をさ迷う事となり、
前世を思い出す事になるのです。
大学生までの20年間の記憶は
7才の侯爵令息の意識を飲み込みます。
そしてこの世界がBLゲームの世界であり、
攻様の婚約者となる自分の未来は
強制労働所に送られる断罪エンディングだと
判ってしまうのです。
そこで受様は未来を変えるべく
攻様に自分以外にも友人を作って攻様自身と
自分達の関係を変えていく事を決意します。
受様の上手な導きによって攻様は世界を広げ
俺様王子は素敵な王子様へと変わっていくのですが
いつも傍に居る受様は攻様にとって
とても大切な存在になってもいくのです。
そして攻様の12才の"帯剣の儀"で受様達は
攻様のお友達から側近へと変わる事になりますが
このまま側近として入学するとしたら
ゲームとの矛盾が生じることになります。
BLゲームは始まってからの事しか記憶には無く
受様は婚約者ではなく側近として進むなら
結末は違ってくるのではと思うのですが
"帯剣の儀"のお祝いの宴で
受様は攻様を狙った毒入りチョコを食べて
死にかけた上に身体に傷害が残ってしまうのです!!
その障害で受様は伯爵家を継げなくなり
攻様はその責をとって受様を婚約者とするのです。
着々とゲーム設定に近づいていく未来に
受様は戦々恐々とします。
果たして受様はバッドエンドを回避できるのか!?
主役の攻略対象で受様の婚約者の攻様と
悪役令息に転生した受様の織りなす異世界転生
ファンタジーになります♪
攻様は俺様暴君から変化する中で
いつも傍に居る受様を独り占めしたい!! と思うほど
ゾッコンになっていくのですが
受様は前世の記憶があるとはいえ
攻様や友人達よりかぽややんな初心っ子なので
攻様の気持ちばかりか自身の気持ちにも
全く気づかないのですよ (^O^)/
受様達の恋がどうなるのかが
一番の楽しみどころかとは思いますが
第二王子である攻様ですが
彼を産んだのは他国から嫁いできた正妃であり
実は攻様は次代の王となる事が確約されているのですが
王国の筆頭公爵の娘である第二妃は自分の産んだ
第一王子を国王にすべく父公爵と共に
常に攻様を追いやる事を画策していたり、
受様がBLゲームと思っているこの世界は
実は乙女ゲームの世界でもあって
BLゲームの主人公と攻様達が絡まるのはもちろん、
乙女ゲームの主人公と受様も交流を持つ事になったりと
読み進めれば行くほど
複雑な背景を持つキャラが増えてきて
受様の恋の終着点もが見え難くなり
ハラハラ&ドキドキ、
とっても楽しく読ませて頂きました♪
2人の絡みは朝チュン系で
エッチシーンでの萌えは少ないのですが
話が進むとほどに
攻様に嫌われる未来を厭う受様が
どうにもこうにも可愛くなっていき
相対的に攻様の執着と独占欲が増していき
側近たちが砂糖を吐きまくっているのが
とっても萌えツボでした♡