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そんな姿で声をかけられた。
従兄弟の命は自分が原因!魅惑のホストクラブ経営者の宝生は雨の中、喪服に裸足で泣いてある要に声をかけた。
宝生は、裏稼業の復讐請負人で要の復讐を・・・
まぁ王道のスパダリ宝生と普通の要の物語なんですが、ある意味コメディかと思うようなストーリーで、軽く読めました。
最初は喪服に素足でずぶ濡れの要がインパクトあって、どんな話が…とドキドキしたけど。ツカミの後の流れがね、常に少し笑えるって展開で。
軸はホストクラブなんだけど、裏で復讐代行業をやっていてホストクラブは副業!
宝生はお金持ち、男前、裏世界、周りからも信頼?されてる、と非の打ち所のないスパダリさんです。
でも、ちょっと宇宙人的な浮世離れしたところがクスッとした笑いを醸し出すやり取りになっていて、あまり無いタイプのBLかも知れないです。
少なくとも私の中では初めての系統。
ただ、表面的なところを滑っていく感じもするので、深い感動や重み、突き抜けたコミカルさ、とかじゃないので、記憶に残るかどうか…というと残らないかもなぁ。
タイトルや表紙絵柄から感じるイメージってどんなですか?
煌びやかな美形たちの裏には闇あり…という感じ?
私はそう感じて、サスペンス調を期待して読み始めました。
果たして…
主人公は、ごく普通の青年・要。
しかし、その登場は印象的です。
兄のように慕っていた従兄弟が、レイプ犯の冤罪を負ったまま事故死。その葬式を飛び出して雨の中泣いていた要。
高級品に身を包んだ麗しい男性が裸足で喪服姿の要を見染め…
…と言っても、愛人にするとかではありません。
何と、彼は要の復讐心を見ただけで嗅ぎ取り、忠誠を見せれば従兄弟の復讐を果たしてやる、というストーリー展開。
このセレブ男性・宝生は超高級ホストクラブのオーナーで、周囲に出てくる男性達も超一級の美形ばかり。
わくわくするお膳立てですが、どうもその後サスペンス感が高まってこない。逆に個性豊かな美ホストたちとのやりとりはコミカルだったりでちょっと中途半端…かな。
実は美ホストたちも復讐稼業の一員なのですが、彼らの陰の活躍が描かれないのでいざ本番の復讐場面が唐突な感じになってしまう。
勿論BLなので宝生と要がそういう関係になるのですが、宝生が本気になるには要が普通すぎるというか…
痒いところに微妙に手が届かない。
美ホストたちの方が気になっちゃいました。