二匹のケモノと檻の中

nihiki no kemono to ori no naka

二匹のケモノと檻の中
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
28
評価数
11
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
真崎ひかる 

作家さんの新作発表
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イラスト
大峰ショウコ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
シリーズ
二匹のケモノと檻の中
発売日
価格
¥552(税抜)  
ISBN
9784775508480

あらすじ

兄の将一は、どんな女も瞬殺間違いなしの美形エリートリーマン。弟の慎二は、羨ましいほど男らしいスポーツ万能高校生。この2人と、両親の再婚によって兄弟になった秋穂は、ごくごく平凡な大学生だ。両親が海外へ赴任してから始まった、3人暮らし。だけど、最近2人の様子がなんだかオカシイ。前から過剰気味だった秋穂へのスキンシップはさらに濃度を増して、秋穂の頭越しに烈しい火花さえ散っているような…。

表題作二匹のケモノと檻の中

エリート会社員、長男/高校生、三男
平凡な大学生、二男、義兄弟

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

義兄弟で三角。

間違っても感動を誘うとかそういう作品ではありませんが、なぜか好きなんです。

両親の再婚によって兄弟になった、秋穂(受)と将一(攻・兄)と慎二(弟)。秋穂は父の、将一と慎二は母の連れ子なんですね。
両親がアメリカに赴任し、3兄弟だけが残されたんですが、将一と慎二が揃って『秋穂が好きだ』と。まあ、三角関係なわけですが、結局秋穂は兄・将一を選びます。

ありがちと言えばその通りなんですが、私は基本的に『相思相愛』が好みなので、秋穂と将一が結ばれて、慎二があぶれて(結果的に『あて馬』ってことですね)、のままでもよかったんです。そして、将一と慎二だったら、私も将一を選ぶしさ。

でも、実はこれには続編があります。『二匹のケモノと堕ちる夜』と『二匹のケモノと甘い蜜月』ですね。 三角(3P)スキーの方は、これだけではまったく物足りないでしょうから、どうぞ続編を。

0

イケナイ三角関係

親の再婚によって、義兄弟ができてしまうっていう設定は結構萌えポイントだと思うんですが、このストーリーはさらにグレードアップしている感じです。

主人公・大友秋穂は、ちょっと料理などの家事が得意な、ごくごく平凡な大学生です。
その秋穂が父親の再婚に伴って(父は婿養子に!)義兄と義弟ができたのが幼稚園のとき。
以来、兄弟仲よく素直に成長しました。

現在秋穂は大学生。義兄の将一はスーパーリーマン。研究室で白衣を着てバイオ関係の研究をしていますが、それが「もったいない」といわれるほどの美貌に恵まれています。義弟の慎二は高校生。兄弟の仲で一番背が高くて、スポーツ万能の爽やか系男子高校生です。両親が海外赴任中の現在、唯一家事ができる秋穂がご飯を作ったり掃除・洗濯をしたりしています。

その将一と慎二が二人そろって「秋穂が好きだ」といってきたのでした。
まったく考えていなかった事態に、びっくりする秋穂。でも、ちょっとときめいてしまいます。

この将一と慎二の、秋穂をめぐる牽制のしあいっこが、ものすごく読んでいて楽しかったです。
コンパで知り合った女の子とデート中に突然現れて、その子を虜にして(挙句に振って)しまう慎二や、スーパーリーマンの武器・高収入を武器に、外食へ秋穂を誘い出して、二人だけで食事しようとする将一など、本当に楽しかったです。

二人の気持ちを知りながら、どちらも選べず心が揺れる秋穂。
今回はオトナの強引さで将一が一歩リードですが、次回ではどうなるか全く分らない展開です。
次回作がとても楽しみなストーリーでした。

3

続きがあるのね

本人自覚なしの受けフェロモン系が、チョーイケテル義兄弟二人に同時に求愛されちゃって、さあ、どうしましょう?
っていう、
ま、ありがちっちゃ、ありがちな、BL定番ストーリー。
この本だと、主人公・秋穂は、とりあえず表の顔は優しい、お兄ちゃん将一を選ぶのですが、、、

お話の最後で、弟の慎二は、秋穂が将一を選んだのに、
「あきらめない、隙があれば割り込む!」
と宣言します。

この本だけを読むと、秋穂があまりにも鈍感だし、とりあえず乱暴じゃないからくらいの、ぬるーい考えで将一を選んだようで、あっけないと言うか、物足りなかった。

でも、このお話にはちゃんと続編があるようです。
最終的に3pになるみたいで、それならそれで期待が持てる。
三部作の導入編と思えば、この位の内容でも許容範囲かな。

0

三角関係のはじまり

三角関係大好きで、3Pもあるのかなと期待しつつ読んだ本です。
この話がシリーズ物になるとは思わなかったので、単巻としての感想です。
続編の2巻が『二匹のケモノと堕ちる夜』で、刊行されたのは2年後です。日数が経っていたので、続編が出るなんて思ってもいませんでした。

エリート会社員・将一(義兄)俺様攻め×平凡な大学生・秋穂(義弟)天然受け
3兄弟ですが、真ん中の受けの秋穂だけ血が繋がっていません。
義弟の慎二はスポーツ万能系の高校生で、義兄の将一は、仕事も出来て美形なリーマン。
年の功で将一がかなりリードしていた上に、明らかに将一押しが見え見えな展開で、どろどろ三角関係好きの私には、物足りなかったです。
そして、報われないタイプの慎二が好きなだけに、ただの横恋慕当て馬キャラって感じでこの展開は切なかったです。
この話だけで終わるとしたらお決まり展開すぎるのと、将一がいい男過ぎて隙がないので楽しめなかったです。
09年9月現在で、3巻出ている内の1巻として考えるのなら、最初はこんな感じでも有だと思います。
続編があることを知らなかったら、評価は下がったままです。
2巻の『二匹のケモノと堕ちる夜』では、慎二の巻き返しがあるので、慎二ファンは2巻をチェックです。

エロ:★3 将一とのH、1巻では関係があるのは、1人だけです。
総合:★3 美味しい設定を使っているのに、惜しい感じです。

1

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