牡丹を抱いて

牡丹を抱いて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
50%
著者
剛しいら 

作家さんの新作発表
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イラスト
ライトグラフII 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784778103224

あらすじ

裏社会を取り仕切る宍戸将英の唯一無二の愛する男は、警部補の和倉葉志宣。
孤独な世界を生きる将英を癒せるのは志宣だけであり、志宣にとっても将英は命を捧げられる相手だった。
立場は違えど、獅子と牡丹が寄り添うように密やかな関係が続いていたのだが、ある日、事件は起こる。
将英の命をつけ狙っていたチャイニーズマフィアが志宣を誘拐。
将英一人で助けに来なければ、性奴隷として美しい志宣を調教すると脅され…!?熱き男たちが戯れる、ドラマティック・ラブ。

表題作牡丹を抱いて

出生に曰くのあるヤクザ 完戸将英・33歳
実業家の息子で刑事 和倉葉志宣・29歳

レビュー投稿数2

イラストが最高

ライオンに抱かれて、の続編。

前作でテーマになっていた、宍戸の背中にある獅子の刺青を、足に牡丹の刺青をしたしのぶが抱いて野望が完成する、という終のパートナーのテーマを完成させる、完結編です。

前作では、しのぶの相棒だった定年前の事なかれおじさんがいい味を出していましたが、今作は警察?のエリートがのりこんでいます。当て馬か?と思ったがどうやらヘテロっぽいです。宍戸と仲の良いしのぶを使って追っている大物を捕らえようとするので、結果的に二人の仲を応援する感じに。

一方、宍戸の宿敵っぽい王なる中国マフィアが登場。しのぶをさらいますが、宍戸の敵ではなかったようです。

全体にサスペンスで、事件がストーリーのベースにあるので読み物として面白いです。

宍戸はヤクザかと思ってましたが右翼ってことになったようです。
ここまで深入りしてしまうとしのぶも警察にはいられないのかな。

王に、Hのとき宍戸を殺すように暗示をかけられてしまったしのぶですが、なんとかハッピーエンドになってよかったです。



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ライオンは今回火の輪くぐり?

一作目「ライオンを抱いて」から4年経って2作目となる本作の発行。
刑事の志宣と大物ヤクザの宍戸が恋人になってからのその後のお話です。
今回のラストも何やらありそうな・・・ひょっとしたらまた数年後続編が出るといいな、と期待しつつ。

やはり刑事とヤクザのカップルだけに、バレたらいけないその逢瀬はとても苦労を伴うのです。
以前の相棒の刑事は無事定年を迎え、新たにコンビになったのが、何やら怪しい響という男。
チャイニーズマフィアの王という男が登場し、国内初のカジノの開設をめぐって志宣の家族も巻き込まれそうになり、志宣にもピンチが!

前回はおとなしかったライオンのシーザーですが、今回は大活躍!
宍戸と共に志宣救出に一役かっており、やっぱりライオン出すからにはここまでやって欲しいよね♪という要望を満足させてもくれたのでした。
また、今回はエチの場所がライオンの目の前のプールの中というのもあれば、警察署内のトイレの中とか、後半クスリと催眠をかけられた志宣とどうしてもエチがしたいがためにSMの部屋で逆さずりエチという場面も登場しバリエーションが実に豊富で楽しませてくれます!

軽くて飄々としている志宣ですが、その内側に持っていた暗い気持ちを王に引きずり出され、宍戸は殺されそうになっていますのですが、それでも志宣を求めるその度量の大きさに愛の大きさを感じる?
その運命の相手となるべく、とうとう志宣の腕と足に牡丹の刺青がww
残念なのは、その絡みのイラストがないこと・・・見たかったんだよね~唐獅子牡丹♪

せっかく響という男の正体がわかり、うまく王を追いつめることができるのですが、この王という男も懲りないヤツでとんでもない怪我を負いながらも生き延びているのです。
よって、まだ何だかありそうな予感がするのですよね。
設定や環境が特殊という部分に夢が広がる部分があるので、とても軽く楽しめる作品なんで、続編も是非に希望です。

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