お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
gokudou wa suit wo hikisaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
芦澤(ヤクザ若頭)×榎田(老舗テーラーニ代目)
※この作品は『極道はスーツがお好き』の続編になります。
前作で恋人同士になった芦澤と榎田ですが、エロ方面の経験が元々少なかった榎田は、すっかり芦澤のいいように開発されてしまっていじられ上手なMっ子に育っています。いい傾向ですね。
ヤクザの注文は受けない方針を廃止した「テーラー・えのきだ」には芦澤以外のヤクザからも注文が殺到し、榎田は仕事に追われる日々が続きます。そんな中芦澤の天敵と呼ばれる敵対組織のヤクザ・塚原が榎田にスーツを注文しに来て、芦澤と組長の孫娘の結婚話を吹き込みます。動揺した榎田は塚原の策略にはまってしまい、その後二人の関係が危機を迎えるとともに、芦澤も極道としての筋を通さなければならない状況に発展してしまいます。
すご~く楽しめました。メリハリのある起承転結展開で、二人の蜜月にニヤニヤしたかと思えば、塚原の登場でいや~な予感にドキドキし、案の定な二人のすれ違いにハラハラし、でも最後は……と読み応え充分でした。それに脇キャラの役割が良かったです(まぁクライマックスでの役割はちょっと強引な気もしましたが)。前作でも脇キャラの存在は気になっていたので、今後も要注目したいと思います(シリーズが続いているため)。
ちなみに…
(気持ちのすれ違いから)芦澤が榎田にヒドくしてしまった様子(バ○ブで責めたりなどのプレイ)が弁護士の諏訪にバレていて、それはどうやら芦澤のボディーガード・木崎(冷静・無口)がしゃべったらしいという描写があるのですが、諏訪と木崎がそんな話を!?と想像すると激しく萌えました!!どんな話の流れでそんな事に…かなり気になります。
「極道はスーツがお好き」の続編として発表された本作。
私が「極道スーツ」を知った時はすでに堂々9作出ていてシリーズになっていましたが、初作の「〜お好き」の面白さが引き継がれ、ここからシリーズとして成立していったことがよくわかる作品です。
ヤクザの若頭・芦澤と、カタギの優しい男・榎田はしっかりと恋人になっています。
本作では、芦澤の榎田に対する想いが芦澤のアキレス腱である事をライバルに知られ榎田を人質に取られる展開があったり、芦澤に会長の孫娘との縁談が持ち上がって榎田が不安にかられるという展開があったり。
何と言っても、本作から受けの榎田の男前度、ヤクザ稼業の男を愛すると決めたその胆力といったものが非常に強調されて、恋人同士として芦澤と対等なパートナーになっていく様子が素晴らしいのです。
『榎田さんは弱い人じゃない。あなたを本気にさせた人、そしてあなたに本気になった人です』
2人が本気だから、2人の濡れ場の読み応えが抜群なのです。
やっぱり極道スーツは面白い。
今作も波乱万丈てんこ盛りでした。
最初はラブラブだったのに~。
あの芦澤が愛してるとか耳元で囁くとか。
榎田もどんどん開発されちゃってついつい思い出しては仕事も手につかない状態で。
そんなとき芦澤の天敵塚原が現れ二人は辛いすれ違いからの塚原の罠にはまって、また榎田がさらわれてしまいます。
もちろん芦澤が助けに現れますが窮地を意外な人物が救ってくれます。作業場でのおしゃべりも伏線でしたね。
いつもありがとうと榎田に代わってお礼を言いたい気分です。
塚原邸から芦澤のマンションに帰ってからの濃密な濡れ場。長かったですね。
この晩に榎田も極道の恋人の道連れになる決心をし、男に抱かれて喜んでしまい悩んでいた自分をようやく受け入れたのでは。
木崎がイラストに登場してかっこいいじゃないの!と。前作では色々ありましたが。無口なサイボーグがこんなに素敵だったなんて。
他のレビューにもあるように本当に脇キャラがいい仕事をしましたね。
これも榎田の人柄がまわりに愛されているからでしょう。
シリーズが続きますが今度はどんな事件が起きるのでしょう。
できればあんまり痛め付けないでとお願いしたいです。