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gokuhana
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
なかなか骨のある誘い受けで、非常に面白かったです。
頭がよく、適度にずるく、適度にプライドが高く、適度に一途で、適度にビッチ。
八年間も政治家の愛人をしたあと、その愛人を苦しませるヤクザを殺すために、みずから鉄砲玉としてそのヤクザのもとに出向く。
でも、殺すはずが、そのヤクザの命の恩人になってしまい、怪我を負ってしまう。
で、怪我が治るまでそのヤクザに面倒を見てもらうことになる。
ともに過ごすうち、どうしようもなくそのヤクザに惹かれていく受け。
ヤクザを油断させて殺すためにベッドに誘いながらも、「抱かれたい」という本心は、否定するそばから沸きあがってきて。
こういう受けは、BL小説では珍しいので、ゾクゾクしながら読みました。
こういう性格の受けで、遊郭モノとか読みたいな。
ほんと面白かったです。
難点は、文体というか、文章の構成が、私には合わないことかな。
会話のあいだにモノローグを挟むという文章構成を多用されるので、疲れてしまいました。
ちなみにこれは、『極・愛』『極・艶』『極・恋』と続いてきた、極シリーズの四冊目です。
毎回主役が変わるので、前作を読んでなくても内容は掴めますが、順番に読んだほうが面白いです。
ヤクザが家族を奪った。
そんな、水樹を拾い飼い馴らしたけど…
その男を救うつもりで、ヒットマンになるものの、
狙った相手、八島に夢中になる。