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本編は4巻で既に終わっていますが、シリーズの番外編にあたるお話です。
1巻の2作の話の間にあたるお話で、アイドルから事務所を移籍し、2人暮らしを始めて、他のメンバーを募って、Stayというバンドをつくる、いわば始まりの物語なのですが、やっぱりここまで読んで天の行動パターンがわかりきってるので、あまり真新しさがないというか、結局一巻と似たような話をもう一度読んだなあ~という印象でした。
どちらかというと、4巻以降のその後のお話の方が読みたかったかも。
せっかくだから、2人が始めた同居したての話など、新鮮さのある展開をもっと読みたかったです。
あと、ここまで読んで、やっぱり天にとって音楽とは何か?が最後までわかりづらいです。
いろんなものを一度に抱えきれないコだと思うのですが、天が持ってる音楽の素質、目指してる音楽の方向性、何をどのくらいのものに置き換えても好きなのか?それをもっと突き詰めて書いて欲しい。
音楽業界ものとしてはあまりにも軽すぎるかな、と思います。
お仕事はしてるんだけど、音楽について芯から書かれている部分はあまりないような感じがして、共感しにくいと感じました。
天はずっと和泉の事しか考えていないし、和泉のほうはもっと周りに目をむけているけどやっぱりやること全て「天のため」です。
ここまで読んで、やっぱりこの2人は好きですが、これ以上読んでもお話の幅は広がっていかない設定なのかなぁと思ってしまいました。
後半はバンドメンバー、麻中の番外編が入っています。
キャラクターのスピンオフがたくさんあるみたいなので、そちらも機会があれば読んでみたいと思います。