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ai no nejire
もう酷い悲しい悲しいお話でした。途中は結構面白かったんですけど、攻めが酷すぎて馬鹿すぎて、そんな奴なのに健気な受けは自分の一途な無償の愛を自分の全てを、命さえも馬鹿な攻めに捧げてしまうのです。幼い頃から男娼として育てられてきた受けのただ一つの純情が切なくて涙を誘うのですが、攻めを私が嫌いすぎて「え?何でこんな奴のために?」と思ってしまいいまいち乗り切れませんでした。
この作者の前作も攻めが酷かったけど最終的にはハッピーエンドだったのでこれもそうだと信じていたのに。さすがJUNEに連載されてただけの事はある。これじゃ最後まで受けのパトリスが報われなさすぎる。でも本人は好きな人を守る覚悟はできてたと思うので本望だったのかと思うと切ない。あの若さで。
これゲイの方の書いた小説なのでゲイに対しての周りの人々の表現とか容赦なさすぎて辛いです。でも実際人からこんな言われようを経験してるからこそ、なのでしょうね。
この話は受けが亡くなってからは完全に読む気失せて流し読みになっちゃったんですけど、パトリスが大変な目に遭ってる時も心配しながらも他の綺麗な男とセックスしてるし、パトリスの死後も結局その人と付き合おうとしてるし、攻めのロッドは私には理解不能のただの性欲魔人にしか見えません。全然パトリスにここまで想われる価値ないよー!というくらい顔と見た目以外に一つも取り柄のない人だと思いました。