天才魔術騎士の義弟×スイーツ好き悪役令息。バッドエンドは回避できる!?

無視し続けた強制力曰く、僕は悪役らしい。上

mushishitsuzuketa kyouseiryoku iwaku boku wa akuyakurashii

無視し続けた強制力曰く、僕は悪役らしい。上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
2
得点
11
評価数
7
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
パルメ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
Ruby collection
発売日
電子発売日
価格
¥1,400(税抜)  
ISBN
9784041112823

あらすじ

公爵家令息のアーシェルは、ある日変な夢を見て以来、幻聴が聞こえるように。曰く、ここがBLゲームの世界で、自分が処刑されてしまう「悪役令息」だという。――なんて話は右から左で、大好物のスイーツに熱中していたら、処刑フラグを折りまくり!? 爆モテ天才魔法騎士の義弟・テオドアと第一王子はいつの間にか火花を散らし、さらには対立候補の第二王子から婚約者候補に指名されて…!?

表題作無視し続けた強制力曰く、僕は悪役らしい。上

アーシェルの義弟で天才魔法騎士
14歳~,裏家業を担う公爵家の跡取り

レビュー投稿数2

この世界の主人公は誰!?

今回は借金のカタに後者家に引き取られた伯爵家の庶子と
父親に溺愛されている公爵家の跡取り息子のお話です。 

受様が義弟となった攻様と両想いになるまでの本編と
受様の15才の誕生日を描いた短編を収録。

受様は1月前に14才になったばかりの
公爵家の一人息子です。

受様の国には伝統的なカスタードプディグは
糖度計が壊れるほど甘くするヘル・デザートとまで
言われるのですが

受様はこのカスタードプディグが大好物なほど
甘いもの好きな少年です。

ある日、受様の父親である公爵が
ある伯爵が背負った借金のカタとして
1人の少年を連れ帰り、受様の義弟とします。

濡れ羽色の髪とアクアマリンの瞳をもつ彼ことが
今回の攻様になります♪

公爵は伯爵家で見つけた攻様の
良い身体と魔力に目を付けて魔術師か騎士になれば
公爵家と受様の役に立ちそうだと思ったようです。

攻様は公爵の善意で引き取とられたのではなく
攻様に将来的な箔付けのつく価値を見出し、
駒として利用するのだろうと思いますが

伯爵家で虐げられているよりははるかにマシと
公爵に従うしかなかったのです。

こんな公爵が溺愛しているらしい息子が
マトモなはずはないと思った攻様でしたが
受様は攻様を抱き着いて笑顔で挨拶するくらい
とても変わり者だったのです♪

攻様は受様とともに勉強や武術と魔術を習いますが
受様が勝っていたのは進みが早かった勉強のみで
武術も魔術も超が付くほど天賦の才を持っていました。

受様はそんな攻様に嫉妬するわけでもなく
「攻様すごーい」としか思わず

むしろお菓子を分けてくれるし
ティータイムに付き合ってくれるし
話し相手になってくれるし、
と攻様が大好きになっていたのです。

そんな平和な日々を過ごしていた受様でしたが
王宮で開かれた第一王子の成人祝賀パーテイで
受様が第二王子の婚約者候補に指名されてしまい
王座を巡る争いに巻き込まれる事になるのです。

果たして受様はこの難関を乗り越えられるのか!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」にて
連載されたWeb小説に加筆修正しての書籍化で、

父親の借金のカタとなった攻様と
国を裏から牛耳る侯爵家の跡取りである受様の
ファンタジーになります♪

どうやらこのお話はゲーム世界の中のお話で
受様はそのゲームの悪役キャラのようなのですが

WEB小説にて流行の
"転生"したら前世でやっていた"ゲームの世界"で
主人公のライバル的な"悪役"だった

ではなく、
受様は物語世界で"記憶を取り戻す"でもなく
侯爵子息として普通に成長しています。

たびたびゲームのキャラクター解説として
悪役たる受様が"今思っている事"や
関わるキャラクターの"解説"が入るのですが

それこそがタイトルの「強制力」なのですが
受様はことごとく無視するので
物語世界の設定はよくわかりません (^-^A

それでも受様が関わっていく事で
関わった人達がポロポロ陥落していき、
受様に惚れてる攻様が焦る!! 展開は
なかなか楽しかったです♪

受様の父である公爵は
公爵家と受様以外は眼中にありません。
そんな公爵が攻様に求める役割は何なのか!?

眉目秀麗&文武両道な第一王子を
国王が王太子に指名しないのはなぜなのか!?

曾祖父の残した家の地下に残されていた
受様の曾祖父と共に描かれた
攻様のそっくりの青年は誰なのか!?

そしてそもそもこのゲームの主人公は
受様とどう関わる事になるのか!?

謎だけが満載なまま「続く」となり
2人の恋もキス止まりなので
その続きも期待して次巻を待ちたいと思います。

2

若い

鈴倉先生挿絵だったので購入。ムーンライトノベルスさん由来のお話で、続きものです。本編2段組450P弱+番外編7P。キャラが若いし登場人物は少し増えるし、盛り上がりの山を感じられず、申し訳ありません、中立です。若いキャラがお好きな方でしたら、もっと違う評価なのでは。

ヤンファンガル国マナイスル公爵家長男のアーシェル。父親の考えあって養子となったテオドアに引き合わされましたが、テオドアはピッカピカの美少年、成長するにつれ非凡な才能を発揮し、アーシェルの面倒をあれやこれやみるようになり…とつづきます。

攻め受け以外の登場人物はいっぱい。
ヒューベルト(アーシェル父)、レオドール(第一王子、アーシェルLOVE)、カルロス(第二王子、アーシェルの婚約者候補)、ベン(レオドールの側近)、イザベラ(アーシェル母、巨体筋肉ムキムキな印象)、ルーファス(アーシェルの祖父)、他にも多数。

++攻め受けについて

アーシェルは並の容姿らしいですが、能ある鷹は爪を隠す系のようで、悪だくみはかなり出来そうです。ただ見かけは天然ぽやぽや坊ちゃん。いつもにこにこ、甘いもの大好きな人たらし能力ありそうな方。

テオドアはアーシェル好き好きの超イケメン&魔術ばりばり、スーパー天才児の模様。アーシェルに執着しまくっていますが、いかんせん、若い。にまにまする執着というより、どうしてもお子様が「一緒にいるの!」と駄々こねているように感じてしまいました。まあ頭いいんで、色々手をまわしてアーシェルを手に入れる訳ですが、年齢制限のため、なんとキスどまり。

お話は色んな方が少しずつ出てきて、エピソードを重ねていくので、どこに向かっているのか、今一つわからないまま上巻終了。キャラはそれなりに面白そうなのですが、やっぱり若すぎて今一つ乗り切れなかった一冊でした。先生ごめんなさい。私が対象年齢外なんだわ、きっと。

5

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