ひまわりレジデンスの住人たち - 可愛いからって惚れるなよ!

ひまわりレジデンスの住人たち - 可愛いからって惚れるなよ!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
鹿住槇 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
やしきゆかり 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫
発売日
価格
¥438(税抜)  
ISBN
9784086008327

あらすじ

可愛い、と言われることが嫌いな高校生・航。
それが決定的になったのは男子校ならではのとある事件。
母親がいわゆる「カリスマ主婦」で、可愛い手作り小物に囲まれて育った環境のせいだ―。
自己分析した航は、男らしく自立すべく、家を出ることにした。
母親指定の下宿屋さんに住むという、条件つきの一人暮らし。
「イイ男揃い」と大家さんは言うけれど、ちょっと変わった住人ばかりで…。

表題作ひまわりレジデンスの住人たち - 可愛いからって惚れるなよ!

20代、乙男
16歳、高校生

レビュー投稿数2

ほんのりBL

鹿住槇さんもやしきゆかりさんも好きなので、
多分ゆる~い、ゆる~いBLだと思いながら読んでみました。
予想通り、「なかよし」「りぼん」レベルのピュアなBLで、
ラストにチュー1回あるだけのかわいらしいお話でした。
エロイBLを読み漁っているちるちるの皆様方には、と~っても×1000
物足りないかと思いますが、たまにはこんなのもいいかなぁ~って思っちゃいます。
まぁ、今日からはまたエロス読みますけどね★

主人公の航は陸上部の先輩(in男子校)に告白されます。
そんなことになったのは自分の顔や持ち物が女の子のようだからと思い込み、
男らしく自立するため家を出て1人暮らしを始めました。
その下宿先で出会った可愛いモノ好きの修太郎と恋に落ちるというお話。

出会った当初、修太郎のことをあんなに毛嫌いしていた航が、
終盤で急に好きだと気付き、修太郎もかわいい航の寝顔に惚れて
晴れて2人は両思い、チャンチャン。

可愛いと言われることを嫌がってた航が、はっきり可愛いから好きになったと
言ってきた修太郎のことを好きになれるのか?と疑問もありますが、
これもまたBLファンタジーなので気にしません。

個人的には、イイ男揃いの他の住人の恋愛模様が気になりました。
少女漫画家の石田君と、会社員のかたわら石田君のアシにきてる松前君。
ミュージカルオタクの小野沢さんと海外留学中の恋人である八木橋さん。
続編が出てるらしいので読んでみたいです。

2

かわいい主人公

好きな設定が詰め込まれていたので期待して読んだのですが、恋愛部分が非常に薄かったので、BLを読みたいときにはちょっと物足りない感じでした。ページも200Pないのでさらっと終えてしまいました。

好きな要素は下宿もので変わった住人が多いこと、歳の差もので一人が学生、一人が社会人なこと、などなど。
主人公の航は大事に甘やかされて育った外見も可愛い高校生。
男に告白され、押し倒されそうになって男らしくなるため自立しようと家を出ます。
そこで入ったひまわりレジデンスの面白おかしい住人達との出会い…。

攻めの脩太郎は最初、航に意地悪で、航は脩太郎を大嫌い!と避けています。けど、脩太郎が悪い人かというとそうではなく、他の人には親切ないい男。
「本当に男らしいとは何かわかっているのか」とか、考えが足りず家を飛び出した航をこバカにしているような感じです。

最初は仲が悪いのに、後半になって急に航が脩太郎を好きだと気付くのがあまりに唐突で、一瞬どこか大事なシーンを読み飛ばしたのかと思いました^^;
一方の脩太郎も航が好きだと言う。二人とも、一体いつのまに??あんなに仲悪かったのに??て感じでした。

恋愛ものとしての過程がほとんど味わえず、一足飛びでラストを見せられた気分だったのでちょっとう~むとなったというか。
脩太郎は航に一目惚れだった、というのならまだわかるのですが。(意地悪は一目惚れの裏返し、とか)

「寝顔が可愛かったから」というのが急に好きになった理由らしいのですが、最初は考えが足りない甘えたな航を本気で嫌っていたらしい彼が、いきなり「寝顔が可愛い」といって恋に落ちた??というのがどうもしっくり来ず…。しかも中盤くらいまで本当に仲が悪いのにいきなりです。
航も、男に押し倒されたトラウマから自立を選んだはずが、あっさり男性に恋をしていいて、ゲイなのかどうかの何の説明もないのも気になりました。

結局出てこなかった住人もいるので消化不良気味ですが、続編があるようなのでそちらで補完されているのでしょうか。
コバルト文庫だからどうかはわかりませんが、エッチシーンはなしでした。

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