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sore wasore de mondaijanai
同居することになった父の教え子(建志)は、
世里の生活態度に口煩く干渉。
一人暮らし同然な気楽な生活を楽しんでいた世里は、
そんな建志が窮屈で仕方がありません。
初めは口煩い建志が鬱陶しく、
早く出て行って欲しいと願っていた世里でしたが。
気弱になった自分をがっしり受け止めてくれる、
建志の大人の男の包容力や優しさに触れ、徐々に惹かれていきます。
年下の可愛い世里に甘えて欲しい。甘やかしたい建志。
甘えたいけど素直に甘えられない、意地っ張りな世里。
世里の建志に対する大人への憧れ。
大人の建志に子供っぽく見られたくなくて、時には虚勢を張ったり。
そんな世里を見て「素直じゃないな」と思いつつも、可愛くてたまらない建志。
年の差カップルの萌えツボが、いっぱいあった作品でした。
うえだ真由さんの小説で、はじめて泣きました。
めちゃくちゃいいお話でした。
ジーンとしました。
主人公は高校生(受け)です。
父子家庭なんですが、なんでもソツなくこなすタイプ。遊びも勉強も家事も、器用にほどほどに。
父親は仕事で留守がちなんですが、そこに居候がやってきます。父親の教え子(攻め)だ。
初対面での第一印象は、お互いに最悪です。
主人公は、高圧的で威圧的な居候に不快感を持つし。
居候は、主人公のアホ高校生っぷりに不快感を持つし。
そんな二人が、一緒に暮らしていくなかで、お互いの長所を発見していく過程が丁寧に描写されてました。
受けも攻めも、どっちも好きだなー。
年の差カップルの醍醐味を存分に味わえる一冊です。
自分的にはうえだ先生というと「健気でしっとりエロ」の印象があるのですが、こちらは明るめの同居年の差カップルの話です。
どちらも世里(受け)が主人公の中編2作品です。
祖母の死をきっかけに建志(攻め)を意識して恋人同士になる「それはそれで問題じゃない?」、父親にバレるのを恐れる「 だけどそれも問題じゃない?」です。
タイトルの「問題」は、互いの立場や周囲や父親に秘密にしなければならないということなのでしょうが、世良が高校生なので勉強を教えて「問題」と絡めても面白かったのではと思います。
世良は友人と夜遊びしますが、家族思いで勉強や家事もして好感がもてます。建志は仕事のできる格好良い男であり、互いに好意を抱くポイントも書かれていてすんなり受け入れられます。王道パターンが楽しいですが、物足りない方もおられるかもしれません。
余裕ある大人の年上攻め×ちょっと意地っ張りなカワイイ年下受けの同居設定がお好きな方にお勧めだと思います。高橋先生の書かれた父親の優しいイラストにほんわりしました。
うえださんは大好きな作家さんです。
さらに『年の差(年上攻)』も『高校生受』もかなりの好きシチュエーションなんです。
それなのに、自分でもなんでと思うくらいにまったく入り込めませんでした。
ただ、うえださんの『年の差』ものは意外と好きな作品少ないんですけどね。
同じ『年の差(年上攻)』でも、その中身というかキャラクターの組み合わせの基本的な好みが私と作家さんで徹底的に食い違っているようです。
こちらも、何よりもキャラクターが好みじゃなかった。ストーリーを楽しむところまで行きようがない。
こういう建志(攻)のような自分勝手過ぎる攻キャラクターが、個人的にものすごく苦手なんです。
世里の想いに対しても意地が悪いというか悪趣味というか、妙に余裕がある(余裕ぶってる?)思わせ振りなところが特にダメでした。
私から見てまったくいいところがなかった。
世里(受)は、最初に危惧したよりはマシでしたが、やっぱりツンツン過ぎる受は苦手です。
いえ、ホントは健気で優しいいい子だと(作家さんが)言いたいのはよくわかるし、その通りなのかもしれませんが、それでも好きとは言えません。
まあ、建志に比べれば遥かにマシなんだけど。
う~ん、2人ともにあまりにも魅力なさ過ぎました。
キャラクターがまったく好きになれないので、ラブにも思い入れは一切ありません。
だからといって『ホームドラマ』としては空々しいだけでげんなり。
このCPには、(少なくとも私の求める)『年の差』のよさはカケラも感じられませんでした。どうせ『年の差』なら、攻に大人の包容力が欲しいんですけどね。
さらには、世里の父親の無神経さにも我慢なりませんでした。悪気がないのはわかるけどそれが何?言い訳にもならない。
とにかく、徹底的に何から何まで私とは合わない作品だったとしか言えません。最初から最後まで、読みながらただひたすらに気分が悪くて堪りませんでした。
せっかくうえださんの年の差もの(好き作家さんの好きシチュエーション)なのに・・・と残念で仕方ないですね。
実は、初読みで『もう二度と読みたくねえ!』とそのまま何年も放置してたんですが、今回再読して『やっぱり読むんじゃなかった・・・』と感じました。
好き作家さんだからこそ『なんでこんなの読まされるんだろう・・・』とただ苦痛でした。個人的にうえださんでは最低クラス(『最低』ではない。辛うじて)の作品です。
ただ、私がダメだったかなりの部分はキャラクターですので、そこがOKならまったく違ってくるんだとは思います。
その上、イラストがまたイメージに合ってなくてガックリです。これならイラストない方がよかった。
まあ個人的に苦手な絵柄だからというのもあるでしょうが。