てんてん
amaku nureru kokyu
本品は『あまく濡れる呼吸』のコミコミ特典小冊子です。
本編幕間、未紘の自宅養生中のお話です。
ミィフィー、血ぃ吐いたんだって?
足取りも軽くリビングに入ってきた久遠は
勢いよくドアを開けるなりそう言い放ち、
隣にいた相棒に思い切り頭をはたかれます。
ソファでホットミルクを啜っていた未紘は
元から大きな目をまん丸にした後、
吹き出してしまいます。
なになに。なにがどうしてそうなった
久遠はそんな未紘をギュッと抱きしめますが
慣れっこな未紘は広い背中を
ポンポンと叩き返します。
照映から聞いていないのかと問えば
未紘が倒れて病院送りだったことも
今朝知ったと言います。
照映に引き剥がされながらも
ニコニコと微笑む久遠ですが
どうやらかなり怒っているようで!?
A5判カラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで未紘が久遠に詰め寄られるお話です♪
照映には
無理無茶のあげく胃に穴をあけて血を吐けば
ふつう親しい人は心配する
しかも迎えにも行かせず、自力で自宅に戻って
1日死んだみたいに寝ていたなんて聞けば
心配を通り越して腹がたってくる
とまで言われてやっと
未紘は照映も根に持っている事を知るのですが
恐ろしくて確かめられません。
お説教されるのかと思った未紘ですが
久遠はいい大人が一生懸命頑張っている事に
口出しする気はないと言われてしまい
未紘は改めて今回の事を反省する
・・・という感じの小話でした♪
照映と久遠の立ち位置と
久遠と未紘、未紘と照映の関係が
それぞれの微妙に変わる会話で伝わってきて
面白かったです。
後半には慈英や弓削の話も出てきて
本編未登場キャラもスラっとかすめていて
かなり得した感じでした (^O^)/