俺様な投資家×世話焼きな大学生の、トラブル同居ラブ!

俺様の寵愛はわかりにくい

oresama no chouai wa wakarinikusi

俺様の寵愛はわかりにくい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×25
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
44
評価数
14
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
chi-co 

作家さんの新作発表
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イラスト
陵クミコ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784041109618

あらすじ

幼馴染みの真澄の同棲隠蔽工作のためタワーマンションに引っ越すことになった浩太。しかし部屋には、嫌な思い出のある真澄の親戚・月之宮が!? 真澄の嘘を知った彼は、秘密と引き替えに同居をしろと迫ってきて…?

表題作俺様の寵愛はわかりにくい

浩太の幼馴染の一条の親戚,デイトレーダー
植木職人の三男坊,大学1年生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

苦手意識を払拭するのは

今回は金持ちのデイトレーダーと庶民な新大学生のお話です。

友人との同居するはずが攻様と同居人となった受様が
苦手意識のあった攻様の恋人になるまで。

受様は三兄弟の末っ子として可愛がられていますが
受様にも手のかかる弟のような幼馴染がいます。

幼馴染はセレブな一条家の御曹司ですが、
受様の父が一条家の専属庭師だった関係で
同性で年の近い親戚のいない幼馴染に
遊び相手としてロックオンされて以来、
友人付合いを続けています。

そんな受様は幼馴染のお願いに弱く、
私立中高一貫校への進学も大学の進学でも
攻様に押し切られて同じ学校に通う事となります。

そしてこの春からは自立したいと実家を出る幼馴染の
同居人として彼の祖父所有のマンションに
住む事となっていましたが

なんとその同居は幼馴染が
付き合い始めた年上の彼女と同棲するための前段の
「偽装計画」の第一歩だったです。

幼馴染には家族へは1年間後にカミングアウトするから
と懇願された受様は協力するを余儀なくされます。

幼馴染の祖父の部屋は
あるタワーマンションの10階にあります。
最上階にも投資目的で1部屋あるらしいのですが
コンシェルジュ付マンションに
庶民の受様には慣れるにも時間がかかりそうです。

10日前には2人の両親とともにきた受様でしたが
入居初日に1人で鍵を開けて玄関に入ると
明らかに男物の靴が目に入ります。

幼馴染かもとリビング、キッチン、バスルーム、
トイレと回り、主寝室へのドアに手を伸ばした受様は
いきなりドアが開いて驚きの声を上げてしまいます。

しかも現れたのは
男らしい美貌をもつ幼馴染の親戚であり、
受様にとってはいい印象の無い攻様だったのです!!

攻様はここに1週間前から住んでいるらしく
受様は幼馴染との同居の話をしますが
肝心の本人がいないので上手く説明できません。

同居予定1日目にして早くもピンチ到来です!!
果たして幼馴染の偽装計画の行方とは!?

いい印象の無い友人の従兄と同居することになった
受様のラブコメディーになります♪

受様が攻様と会ったのは
幼馴染に連れられて行ったセレブなパーティで
初めての時は心細かった受様を助けてくれた風で
受様はちゃんお礼をしたい思い続けていたのに

次に会った時に覚えてもらっていなかったショックと
覚えられていると思っていた自分自身も恥ずかしく
以来、イイ印象の無い相手となっていたのです。

攻様は幼馴染同様、彼らの祖父のお気に入りで
いろいろあって自宅が騒々しい攻様に
自分のマンションを逃げ場として提供したそうですが
まさかのバッティングになったようです。

そこに幼馴染の電話が入って
彼の計画はあっさりバレてしまうのですが
攻様は幼馴染の計画を黙っていてもいる取引条件として
「1日1回、一緒に飯を食う」と提案するのです。

攻様はデイトレーダーとして不規則な生活をしている上に
食事に興味がなさ過ぎて倒れた事があるそうで
サプリメントだけではマズイと思っていたといいますが
ちょっと謎な条件ですよね。

幼馴染の同棲計画を黙認して
受様との同居するという攻様が何を考えているのか、
そしてそんな攻様と同居して受様は大丈夫なのか
とワクワクして読み進めました♪

幼馴染が彼女の部屋を追い出されそうになったり
攻様の婚約者候補が現れたり
と適度なハラハラを盛り込みつつ
ハピエンまで楽しく読ませて頂きました (^O^)/

攻様は俺様系ではありますが
無言実行なために相手を誤解されているだけで
通じづらいけど相手のためという思いやりがあるので
受様がほだされていく様が楽しかったです。

そして今回も陵先生のイラストが
お話の雰囲気にベストマッチでとても良かったです。

3

普通っぽい大学生(入学したて)がいる

剣とドラゴンと魔法の世界に飛び込ませてくれるお話も好きですよ。
だけど昨年(2020年の1月末頃からかな)世界がこんな風になっちゃってからは、時折激しく『日常もの』が読みたくなるのですよ。過去の私は『なんでもない様な~』で始まるフレーズをサビ部分に持つ超有名なあの歌をギャグとして歌っていたりしていたのですけれども、あの頃の私はバカだったと思いますよ。幸せというものは本当に何ということもない日常の中にあるんだと今はつくづく思っています。

さて、このお話ですが。
上記出版社あらすじには大切なことが書いてありません。
このお話の受け様、浩太は真澄という幼馴染がいます。ふたりは本当に小さい頃から大学に入学したこの春までずーっと一緒でした。でもね、浩太と真澄が知り合ったのは、庭師である浩太の父が真澄のお屋敷で仕事をしていたから。
そう、2人の保護者の所得格差はとても大きいのです!

けれど、2人の関係に上下はなくて、甘え上手な真澄が、世話焼きでちょっと『おかん』が入っている浩太に甘えて来たという感じ。なので浩太は真澄からの『大学進学を契機に恋人と同棲したいので、祖父が所有しているマンションに一緒に住んでいるということにしてくれ』というお願いを断れません。

BLのお約束通り、このマンション、真澄の従兄の月之宮も祖父から鍵を渡されていて浩太とはちあわせをしてしまいます。そして、過去にちょっとした因縁のある2人が一緒に生活をすることとなって……っていう、非常に安心して読める展開。
うん。でも前述した通り、それがいいのよ。

浩太くんが『世話好きおかん』で原則良い人なら、月之宮はいわゆる『俺様』。
私、苦手なんですよね、俺様って。だって、頭が悪そうじゃないですか。
でも、月之宮の俺様はそうじゃなかった。
不快じゃない。
どっちかって言うと『不愛想』なんだと思います。おまけに『不器用』。
これが段々かわいく見えてきて。

普通の大学生と普通のスパダリ(笑)が繰り広げる、普通の(悪い意味ではありません!)BL。
読んでいてとてもほっこりしましたです。
幸せは日常の中に。

4

気になる子は苛めるもの

陵クミコ先生の挿絵目当てに購入。俺様の執着っぷりは面白かったですけど、王道かなと思ったので中立よりの萌にしました。本編220P弱+あとがき。俺様と一生懸命頑張り屋がお好きな方だったらいいのでは。私はクミコ先生の描かれる俺様が大好物・・・

幼馴染の真澄のたっての願いで、大学入学と同時に真澄の祖父所有マンションで暮らすことになった浩太。しかし!なんと真澄の狙いは家を出て、恋人と同棲すること。そして親にバレないように浩太には祖父のマンションでダミーとして暮らしていて欲しいこと。願いを聞きマンションに行ってみると、見知らぬ男性用靴が玄関にあり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
一条真澄(受け父の雇い先宅御曹司、幼馴染)、明日香(♀、真澄の恋人)、攻め祖父、真由子(攻め見合い相手)ぐらい。真澄がちょっと想像してたのと違って面白かったんだけど、残念、ノンケだった・・

++ 攻め受けについて

攻めさんは、分かりやすい俺様。途中までは自分の恋心を自覚していないのですが、自覚した途端、押せ押せで最高。自覚していない頃は好きな子ほど苛めるというヤツで、構うところも好き。お子ちゃま気味な受けのことをちょっと考えて、電光石火で押し倒していないところも良し。いいなあ、こういうのを捕まえられると、よそ見しなさそうだし、絶対いいと思うのです!

受けさんは栗色のフワフワした髪を持つまっすぐ可愛い子。なんとなく気になる攻めさんの事を考えてご飯作ったり、気分転換になるようなことをしたり。女々しさはあんまり感じなかったので、良かったです。

攻め受けとも好きな方だったんですが、お話が捻りなし王道だったから、あまり残らないかなというところだけ、残念でした。攻めがもっと悪党よりだったらもっと面白かったかな・・?

0

逃げられなさそう

読みやすいですね。
というかもう歳のせいか読み終わる頃には内容を忘れかけてしまって。

う〜ん。まあお互い何年も心の中にいた相手だったんですね。
デイトレで億を動かしてる自立した大人が、高校出たての坊やを相手にするかなあ?それを言っちゃあおしまいよなんですけど。

年下家政夫系もの?なぜか同居することになったお互い忘れられなかった二人が、徐々に居心地が良くなって好意が恋に? 

特にこれといって記憶に残るエピソードもなくて。同居してロックオンされスキンシップが増えてとうとうエッチして…。

恋人になれて引き続き同居もできて良かったね。月之宮の執着は強そうで浩太は逃げられなさそうですね。

最近chi-coさんの作品を連続して読んでて、その中でもこのお話は一番とくに何もなかったなあ。

0

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