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天才の親子に気にいられてしまった湊斗は 新しくもあり古さも残る横濱でベビーシッターとして奮闘する!
yokohama IR ikujinisshi
イケメン攻め様とちみっこ、ちみっこになつかれる受け様のお話はこれまでも何冊も読んできましたが、このお話が、今までで一番好きでした。
なぜかな、何が今までと違うのかと考えてみましたが、攻め様は、父としてしっかりちみっこを愛し、仕事熱心過ぎて不器用なところもあるけれど、良いお父さん。ちみっこも気を使いながらも、「だでぃ」が大好き。かわいいちみっこに受け様はめろめろになりながら、攻め様に惹かれていく…。攻め様が、傲慢でないところが、良かったです。
受け様のおじいちゃんにも許しをもらった3人が、これから、うんと幸せになってほしいと思います。みずかね先生の挿し絵も美麗で、眼福でした。
みずかね先生ホイホイで購入。お子様は超可愛いし、攻めがキラキライケメンで好きだったのですが、記憶に残るかどうか?と思ったので、中立より萌にしました。本編270Pほど+あとがき兼番外編10Pほど。よく喋るお子様がお好きな方だったら良いのでは。
桜木町駅前で、祖父の経営する居酒屋の宣伝中に着ぐるみ姿の湊斗の足に猛タックルを決めてきた金髪キラキラの男の子。めっちゃ気に入られたらしく離れないので、一緒に来てほしいとその子の親に頼まれ有無を言わせず・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ノア(攻めの子、超天才児、たどたどしい日本語でがっつり参戦)、エリック(攻めの弟)、受け祖父ぐらいかな。
++攻め受けについて
攻めはキラッキラお仕事ばりばりイケメンでお子様溺愛さん。良い感じになってからはシナモンロールのグレーズ級に甘い気がする・・・みずかね先生の挿絵で脳内補完しているから余計にそう思うのか?ただお仕事部分で、うわごっつカッコええ!と感じる部分は少なかったので、めちゃくちゃ惚れる!ってほどではなかったでした。
受けさんはまっすぐ裏表なしさん。そこが良かったんでしょうね、ノアにめっちゃ懐かれてました。女々しい健気さんではなく、しっかり攻めに物申す男子!って印象。
一番印象深かったのが、ノア。まーたどたどしい日本語でしゃべるしゃべる。受けのことは「みーちゃ」、攻めのことは「だでぃー」。しゃべりがむちゃんこ可愛いし、健気だし、攻めのことを思って色々我慢しているくだりは、めっちゃ胸イタかったでした。この子を幸せにするためなら、何でも頑張るでと思うよ、ほんと。
攻め受けより一番推しはお子様ノア!な一冊でした!
今回はIR企業のCEOと再開発反対派の居酒屋の孫息子のお話です。
攻様の息子に気に入られた受様が攻様の心も射止めるまでと
その後の家族旅行を描いた短編を収録。
飲食店を営んでいた受様の両親は仕事が忙しく
受様はいつも祖父母のもとに通っていました。
祖父母も居酒屋を営んでいましたが
日中は仕込みの時間で手伝いをしたがる受様を
可愛がり、様々なことを教えくれたのです。
祖父の居酒屋は桜木町の西側に広がる
猥雑な夜の町の一角にあり
この春、調理専門学校を卒業した受様は
祖父の居酒屋を手伝っています。
今、山下ふ頭には新しくIR施設が開業予定で
桜木町付近も再開発の波が押し寄せていますが
受様の祖父達は今の商店街を愛しており
再開発には反対の立場にいます。
受様は少しでも西口に観光客を呼び込もうと
祖父の店をイメージしたかもめの着ぐるみを着て
チラシを配りますが、なかなかうまくはいきません。
ところがそんな着ぐるみに何かが突進してきて
受様はしがみつかれて身動きできなくなります。
さらには
漆黒スーツとサングラスの外国人まで近づき
威嚇するような口調の早口英語で迫られますが
着ぐるみの受様には何が何やらわかりません。
とうとう転んでしまった受様の視界に映ったのは
金髪の天使のように愛らしい幼児でした。
どうやら黒づくめの男達はこの子を受様から
引き離そうとしているようですが
受様は誘拐の可能性もあるかもしれないと思うと
幼児を離す事ができません。
そんな受様達の様子に周囲がざわめき立つと
涼やかな男性の声が響き、
周囲のざわめきが更に大きくなりました。
その美声の主は幼児の父親で
受様は彼の息子に気に入られた着ぐるみごと
彼らと共に移動させられる事になってしまいます。
この美声の主こそ今回の攻様です♪
攻様はベイエリア全体の大規模再開発案を打ち出す
アメリカのIR企業のCEOでした。
しかも攻様は息子が着ぐるみを気に入ったので
言い値を払うから置いていけと迫るのです!!
しかしその着ぐるみは体格の良い男達には着られず
攻様は2時間後に戻るから息子の世話を頼むと
言い残して去っていってしまいます。
受様は大人だらけの部屋に残された男の子を
放っておけず着ぐるみ姿で相手をすることになり
すっかり男の子に気に入られてしまうのです。
攻様は受様の祖父の店を潰さない事を条件に
期間限定で受様に息子のシッターを依頼してきて!?
受様の地元の再開発に名乗りを上げる企業のCEOと
再開発に反対する居酒屋の孫息子との恋物語になります♪
受様は息子のシッター役として雇われるのですが
攻様がお酒と睡眠薬で飲んているのを見つけると
ついつい口を出してしまい、
攻様の抱き枕役まで務める事になってしまいます。
攻様の息子は生れながらに高い能力を持つ"ギフテッド"で、
父の言語能力と母の数学分野の能力を受け継いだ
大人びた子供でした。
攻様を慕いながらも多忙な彼を煩わせまいと
我儘も言わない子供に受様がほだされていくのは
もう仕方がない事ですよね♪
そして可愛いわが子が懐いていく受様に
攻様が興味を引かれていくのもまた当然というか、
必然なのでしょうね。
横浜の西口をも含む再開発事業が絡みつつ
攻様の息子を橋渡しとして近づく2人に恋に
ハラハラ&ドキドキしながら楽しく読ませて頂きました♪
攻様の息子の懐き方が半端ないなぁとは思いましたが
受様と両親、攻様と両親との関係、
攻様と息子の関係に共通点が見えてきて
丁寧に練られているなと感じました。
みずかね先生のイラストも凄く素敵でした (^O^)/
特に攻様の息子がとっても可愛いいです♡