楽園追放

楽園追放
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
かのえなぎさ 

作家さんの新作発表
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イラスト
なるみゆった 
媒体
小説
出版社
雄飛
レーベル
アイノベルズ
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784902543544

あらすじ

青年実業家として成功した奏の前に、消息不明だった義弟・恭也が現れた。突然の再会に驚きつつも喜ぶ奏だったけれど、唐突過ぎる出現に友人・三輪は不審を露わにする。そんな時に奏は恭也と三輪を招待した席で、男に襲われてしまう!!

表題作楽園追放

蓮見恭也,消息不明だった義父の連子で元ホスト
蓮見奏,義父の財を元にレストラン経営をする実業家

レビュー投稿数1

ワンコな弟なのだ♡

タイトルと、なるみゆった先生のカバーイラストがですね、どんなお耽美なストーリーなんだって期待させてくれますが、本作は少し切なく甘い、思いっきり日常系の義兄弟モノです。

料理家の母親を持つ奏は、二十八歳にして複数のレストランオーナー。彼には恭也という三歳下の義理の弟がいたけれども、奏が十八歳、恭也が十五歳の時に離ればなれに。

十年後、突然恭也が奏の前に姿を現します。血の繋がらない兄弟なのに、奏に懐いていた恭也。ずっと彼を案じていた兄は義弟との再会を喜びます。

「身体の弱い」生みの母親と暮らすと養家を出て行った恭也でしたが、十年の空白は時折弟をまるで知らない男のように感じさせ、奏を戸惑わせます。奏とビジネスパートナーの三輪、恭也の三人で夕食を共にする予定だった日、店の厨房で食事の準備をしていた奏が何者かに襲われ…。

仕事上のパートナーを超えて、奏に好意を示す三輪。中学生の頃と変わらず、屈託なく奏に甘えてくる恭也。奏を目隠しして彼の身体から快感を引き出したのはどちらの男か?

サクッと兄弟萌えを満たしてくださいました。兄も弟も互いに思い合っているようなんだけど、それが家族としてのものなのか否か、なかなか明かさない感じがよかったです。兄の方が、最後まで兄弟愛の方を優先していたところがツボでした。まぁ、ダダ漏れてはいるんですけどね…。(それが安心感。)

大喜利の上手い芸人さんみたいに、どんなお題(設定)がきてもきっちり応えてくれる作家さまです。かのえなぎさ名義の作品は萌えとエロスにフォーカスされているようなので、めちゃオーソドックスなBLらしさを感じてそれはそれで好きですが、もう少し物語に余韻が欲しいわたしとしては、北川とも前名義で書かれた作品の方に、よりストーリー性の高さを感じます。

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