その眼差しも、唇も

その眼差しも、唇も
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
7
評価数
3
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
牧山とも 

作家さんの新作発表
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イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784829654460

あらすじ

積穂は、まだ駆け出しの女性雑誌の編集。ある日企画のため、穂積は鷲尾という空間デザイナーの取材許可を取るよう上司に言われる。早速鷲尾が構えるオフィスを訪ねた穂積は言葉を失くす。大企業の御曹司でもあるという鷲尾は、顔までいいのだ。結局鷲尾からの取材許可は取れず、穂積は説得のため彼のオフィスに通うことにしたのだが、口説き落として取材するつもりが、いつの間にか濃すぎるボディトークで彼に口説かれていた。

表題作その眼差しも、唇も

空間デザイナー・鷲尾聡円
新米編集者・竹内穂積

レビュー投稿数2

牧山先生的王道CP?

駆け出しの女性誌の編集で、担当する企画に必要なイケメン特集の取材候補の鷲尾を訪ねた穂積でしたが、仕事内容の取材なら受けるが、外見と仕事は関係ないと、穂積の取材依頼はそっけなく断られます。

しかしこの鷲尾が企画の取材対象としては最有力候補であり、立場上どうしても取材を受けてほしい穂積は鷲尾のもとへ日参することに。

この作品の特徴というか、印象的なところは、この穂積がファザコンなんです。
実際にお父さんが絡んでくるところはないんですけど、いつも通り牧山先生のオラ攻め様ぶりに加え、攻めのライバルが受け・父って感じで、さすがに父だけにないがしろにもできないというところも楽しめました。といっても、本質的に、余裕で牧山先生製オラ攻め様ですけど。

受けも無意識的にお父さん基準が備わっているので、受け・父は鷲尾とは違うタイプなので、理想=父の穂積からはダメだしされっぱなしの鷲尾。とはいえ、比較されても“違う人間だからあたりまえ”と、聞き流しているところが、いいです!(ここで、うじうじされても鬱陶しいですから)作品の序盤であっさり告白もしちゃいますし。なかなかストレートな攻め様です。
でも、設定が「ライバル・父」なので、なかなか口説き落とせないんです。但し、オラ攻め様なので、身体はそれなりに落とせてます(笑)

でも、やっとのことで穂積も鷲尾の魅力に気付き、二人は無事ハッピーエンド♪

最後に鷲尾VS穂積父…ようやく対面したので、お付き合い開始後、この二人はどうなったのでしょうか?嫁姑…というか、こういう場合なんて言うんだろう…どちらにしても、面白いバトルが繰り広げられそうです

攻めの名前→鷲尾聡円…お坊さんみたいな名前…←この作品の第一印象がコレだったのを思い出しました(笑)

お坊さんにつけてもらった名前だ…って作中でも言ってましたけどね。ちなみに、穂積も同様に鷲尾に“坊さんみたい”とつっこんでいます。意思表示をハッキリする穂積ツッコミも良かったです。

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仕事か恋愛か!

駆け出し女性雑誌の編集者、穂積は「イケメンアーティスト特集」という企画のために空間デザイナーの鷲尾の元を訪れる。
オフィスで対面した鷲尾は想像以上のイケメンでさらには大企業の御曹司でもあるという。
しかし鷲尾は「顔で仕事をするつもりはない」とすげなく取材拒否。
諦めきれず鷲尾を口説き落とすために何度もオフィスに足を運ぶが穂積に、何を思ったか鷲尾はセクハラを仕掛けてきて……

途中までは空間デザイナー×新米編集者という職業モノだったはずなのに、最終的には愛の前ではお互いの職業は無視……しちゃいかんだろう!とちょっと悲しくなりました。
色々あってくっついた後のラブラブな二人は描かれるのですが、結局記事の話には触れられないまま。
なんかちょっともったいないぞ。
穂積には是非とも愛情をタテにすばらしい記事を書いて欲しかったです。

しかしイラストの穂積はかなりのクールビューティに見えるのですが……実際の彼はきゃんきゃんほえる芝ワンコ系です。ちょっと違和感。

同時にこのお話の二人は俺様×ファザコンでもあります。
出張中のパパはラストにちょこっと出てくるだけですが、パパと攻の対決が楽しかったのでもっとがっつり書いてくれたらもっと楽しかったかも。
あれ?そうすると話の趣旨が変わってくる?

ののしりあっているカップル萌えなので鷲尾と穂積のぽんぽんぽんぽんした言い争いは見ていて楽しかったです。
さらりと読めます。

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