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今月は若月さん克服苦手月間なのですぞ、どうやら若月さん作品はファンタジーや人外ならいける気がしてきました。
太陽や夏は苦手だけど普通な大学生・可南〔受〕は突然現れた男・ 正宗〔攻〕にお前は吸血鬼の先祖帰りだ、と言われます。
そして己は吸血鬼だと名乗り、そしてその証拠も見せてくれちゃったので、可南も彼をそうだと認めざるえなくなる。
正宗が言うには、先祖帰りというのはとても稀有で貴重な存在であって、吸血鬼のハーフとなれば、このハーフというのはどうやら分身、連れ合いになるという意味らしいんですが人間の10倍の寿命と吸血鬼に近い力を手にいれる事が出来、さらにそのハーフを得た吸血鬼の力は強くなるというので、吸血鬼にとっては手に入れたい魅力的な存在だと。
……とまあこんな内容がしれっと彼らの間で交わされ、ハーフになるのは本人自身の意思でないとなれない為に、正宗は足しげく可南の家に通い、大学までくっついてきます。
文体が軽いのでサクサク読めちゃいますね。
可南を狙うもう別の吸血鬼が出てきて可南を取り合う事になっちゃたりと色々ありますが、最終的には正宗と可南とはくっつきます。
吸血鬼といっても耽美さや退廃的な感じは全くなく、気楽にサクッと読める内容でした。
文庫本のお手軽価格だからこそこういうのもいいかなーって感じです。
正宗と可南の会話がしれっとしてすっとぼけてて、そのテンポが良いアホなところがこの作品に関しては良かったです。
ただがっつり読みたい時には向かないですなー、頭使わないで読みたい時にはこういうのもいいと思う。
突然目の前に現れたのは、壮絶なほど美しい男。
自らをヴァンパイアだといい、可南に自分の半身になってほしいと迫る。
そこから、付きまとわれる日々が始まるのだが・・?!
ということで、ヴァンパイア×人間(といっても先祖がえりがどうちゃら~な設定あり)の~なお話。
設定は悪くないと思うんですが、全体的にサラッとしすぎているというか、あんまり感情移入できる部分がなかったがためにあんまり面白くなかったかなというのが雑感。
なんなんでしょう。
まず、ヴァンパイアでらう正宗は、可南に半身になればどんなメリットがあるのか、魅力的なのかを語るわけですが、あんまりうらやましくないというか・・メリットが見出せないというか。
私が提示されてもなびかないな~という部分が多すぎた。
また、もう一人のヴァンパイアが現れて可南をさらおうとする。
愛をささやかれ~強引に~なシーンを経てのラストなんですが、
これもまたなぜに惹かれたとうのがなく、どちらかを選ぶのなら・・・と選ぶべきしてない選択肢から選んだようなニュアンスがどうにも・・というところでした。
そんな簡単に契約しちゃってもいいものかと
それであんた幸せなのかよと
どんなに甘い言葉をささやいてみようとちょっとペラいな~と感じてしまう部分が多々でした。申し訳ない
後半にむかって「えーーーーーーーーっ」な部分が多すぎた。
明神さんのイラストは可愛かったですwww