お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
yoru ni yurusareru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あ〜これって私の好きなやつ…‼︎
つまり…
「情」が詰まってる。
愛情。激情。劣情。非情。強情。人情……「こころ」の揺れ、動き、その全てが。
前作「夜が蘇る」にて、忘れられない過去をようやく乗り越えて、久我と共に在る事を受け入れた秋津でしたが。
本作ではその過去の真相が秋津を、久我を苦しめます。
以下、ネタバレ強めですのでご注意ください。
羽生を撃ったのが久我だった、という真実を知り、ようやく乗り越えたかと思っていた羽生への過去の感情と、今根付いたかと感じていた久我への現在の感情が激しくせめぎ合う。
秋津に激しく執着する久我。一方久我からいっとき距離を置かねば、と決意する秋津。
この辺の秋津の心理描写が胸に迫ります。
その後、羽生の死に対して久我を恨むヤクザ・真田に拉致され、薬物を打たれて…
ジェットコースターのように激しい展開が続きます。
その過程で、秋津の久我への想い、久我の秋津への想いが絡まり変化し、強く結びついていく様が描かれて圧巻です。
そして久我の口から羽生の抱えていた真相が明かされ…
ここのネタバレはやめておきましょう。
それほど長い物語ではないのに、たくさんのドラマが詰まっていて読み応えは重量級です。
もちろん、エロシーンも。
何より久我がこころで秋津を抱き、秋津がこころで久我を受け入れる。そこが描かれているから凄みが出る。
前作は久我によって蘇った秋津、そして本作は久我の存在によって自分と羽生との過去も、羽生本人のついていたウソも、全て飲み込んで黙っていた久我も、全て赦せる自分になれた秋津が描かれたのだと思います。
「渠成って水至る」(きょ なって みずいたる)
久我と2人で羽生の墓参りをする秋津。
秋津も、そして久我も、つよいなぁ。
前作を読んだ段階ではフツーにいいお話だな程度の感覚だったのですが、コレ読んで超いいなって思いました。
すっごい。
やっぱり英田さんはすっっっごい。
前作の印象ではどちらかといえば久我と秋津の言葉の応酬を楽しむコメディのような感じだったのですが、今回はガラリとかわってシリアス。
それぞれの過去に関わる大きな事件にまつわる真相が2人の関係を揺るがすことになったりで。
それも一番敵対する位置にあるかもしれなくて。
そこからどう2人の関係を考えていくかというようなお話なんですけども。
もう2人ともステキすぎた。
秋津はそのことを知ってショックは受けつつもなんとか前向きに考えようとしていて。
肌を合わせず距離を取るのもちゃんと乗り越えたいと思うからで。
流されてなし崩しになるのではなく久我との未来を想うからで。
それでぐるぐるしちゃってるところとかがすごくグッと来ました。
一方、久我はそんな秋津に対し無理に引き留めることなく考える時間を与えて。
それは本当に結構な時間だと思うんだけども、それで気持ちが冷めることもなく。
ヤク中になった秋津を介抱するのとか本当に献身的で。
軽口というか下ネタ?とか言っちゃうところとかもあるんだけども、懐は大きいというか本当に秋津がとても好きなんだなと圧倒的な愛の大きさに完敗。
こりゃ、みんなが惚れるのもわかります。
あとは秋津の過去の男・羽生。
この男の人生が壮絶なものであったのもわかりました。
その中で秋津の存在がどれほどのものだったのかも。
秋津と羽生の物語もちょっと読んでみたいなって思わせられました。
シリーズ2作目、もうおもろくておもろくてページ読む手が止まりませんでした。
ああっ、でもこんなに早く読み終えるのも勿体無い~でも止まらない~~~って位に面白かったです、はい。
元警察キャリアでヤクザ羽生の情人だった秋津〔受〕
前作で、久我〔攻〕とくっつくんですがこの久我はヤクザとしては組ナンバーツーのやり手なんだけど、秋津の前に出るとなんかやんちゃというか年齢差は4歳年下でしかないのに、年下攻の可愛さっていうんですか?妙に可愛いのです。
この秋津と久我のやりとりが実に良い。
そして今作で羽生を殺した人物が実は久我であった事が判明します。
愛していた羽生を、今愛している久我に殺されたという事実に秋津の心は揺れ動き、彼は一旦大阪を離れ一人で考える時間を持ちます。
その後、抗争事件に巻き込まれ秋津は肩を撃たれ更にヘロイン中毒になるのですが、乱暴な肩の手当て方法も痛そうだったしヘロイン禁断症状の描写もハードで、この辺は流石英田さんというべきか骨太な描写が上手いです。
羽生の最後の心情も読んでいてぐっと来るものがありました。ヤクザの美学というか男としての美学というか……。
読み終えた時に面白すぎてため息が出ちゃいましたよ。
本を読んでいると、時にこういう本に当たるから読書もBLも止められないのですな。
ガチ893モン。
元警視。バリバリのエリートだった秋津は
幼なじみのヤクザ羽生の情人だったんですよね。
羽生はヤクザ社会の制裁を受け殺されているのです。
そんな秋津の心の穴を埋めたのが、ヤクザの若頭・久我(年下攻め)。
それが1作目のお話だったわけですが
2作目では、なんと!羽生を殺した実行犯が久我だということが判明します。
秋津は、久我から離れてしまうのか?離れられるのか?
秋津と羽生のなれそめなんかも語られまーす。
ヤクザの抗争なんかも入りまして、拉致監禁など定番コースでしたw
肩の力を抜いて愉しむボーイズラブシナリオかな。
おもしろいけど、感動して泣いたりとかはないよ。
夜シリーズとある、この“夜”は何を指し示すのか
「夜が蘇る」は、平たくいえば秋津の情欲が蘇るというか・・・
恋とか愛だとかが蘇ってくる、彩りのある夜の情事が蘇ってくる話で
2作目の「夜に赦される」の“夜”は、秋津の亡くなった情人・羽生だったり
秋津自身に赦されるというお話でした。
さて。3作目「夜に咲き誇る」につづく・・・
『夜』シリーズの二作目です。
前作を読んでなくても大丈夫ですが、この本をより楽しむなら『夜が蘇る』を読んでおいたほうがいいと思います。
キャラがいいです。
クールビューティで真面目な探偵の秋津は、夜になると誘い受けに変身します。
ヤンチャで俺様でエロ魔神なヤクザの久我は、秋津に対してだけヘタレてしまいます。
今回は、秋津の元カレの羽生の死にまつわる真相が明らかになる話でした。
羽生を殺した鉄砲玉が久我であったことを知り、ショックを受けた秋津は久我から離れます。胸を掴まれるような切ないシーンが続きます。
受の秋津がスキだなぁ。
秋津は、『エス』の椎葉や『DEAD ROCK』のユウトよりも男前だと思う。
切ないストーリーのあとは、秋津と久我のエロエロセックスを堪能し、掛け合い漫才のような会話で笑わせてもらい、一作目に引き続き、大満足して本を閉じました。
面白かったー。