みざき
joougoroshi no ketsuzoku
ホーリンラブブックス限定特典の番外編ペーパー。
本編途中が舞台なので、読了後に読むことをおすすめします。
語り手となる人物の視点が変わるだけで、他キャラクターの面白い部分もどんどん引き出されていって素敵。
本編の裏側。あの時、あの場面でアルフレッドがいったい何を考えていたのかが少しだけ分かる番外編となっています。
第3者からその人物像を語られることはあれど、本編でもアルフレッドという人に関しては、謎が多かったりいまいち本心や考えていることが掴めそうにない、なんだか複雑そうな人だなという印象が強かったように思います。
クリムゾン島の山地を進むノア達一行の道中での会話が、そんな彼視点で綴られているのですが…
読んでみて、アルフレッドという人はシンプルなものの考え方かつ、子供のような一面を持った人なのかななんて。
珍しいものが好きで、興味のある物事に対しての好奇心を隠さない人。
そしてよく人を見ている。ノアとマホロについてもからかい混じりに興味深く観察しているような感じがします。
ただ、無邪気な人ってある意味怖いんですよね。
無邪気さと執着と欲が見え隠れする彼。
どんな人なのかが分かったような分からないような…読み終えてもまだまだ謎の多い人物でした。
今後の本編でどう印象が変化していくのかが楽しみな人の1人かもしれません。