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下克上、主従ですが、病弱な受けとそのお抱え医師という少し変わった組み合わせ。
攻めのSっぷりと腹黒さが良かった。6,7才の受けに目を付けてずっと機会をうかがっていた訳ですからね。手中に収めた時の喜びたるや相当なものがあったでしょう。
最終的に受けも攻めへの愛情を自覚するようになり、ハッピーエンドなんですが、ちょっとこれは初めての快楽を与えてくれた相手(受けは童貞なので)へ情がわいたと言えなくもないような(^^;)
気が強くてもまだまだ単純なお子ちゃま・・攻めに良いようにされちゃってる感じで気の毒&可愛かったです。
あらすじにもあるとおり「主従関係」が逆転する時、そこにあるのは―
それは、もちろん…
コメディー中心の牧山先生のお話としては珍しいタイプのお話では…と思います。
牧山先生のお話にしては、シリアス調?
あくまでも牧山先生比…というか、コメディではない!という意味です。
NONコメディ作品
この攻めは牧山先生作品の中ではちょっとS度が高いというか、お道具も使われますし、成清が受けのお抱え医師という立場上、珠貴に対する言葉遣いが慇懃、でも態度は大変真逆なところが萌えポイント↑
珠貴が寝ているときだけ宝物のように扱うのも、ギャップがあってちょっと萌え↑
もともとの主従関係が逆転するので、立場的には下剋上みたいな感じもします、が、珠貴が育った環境もあって、全編にわたって屈さないところも◎
珠貴には言葉遣いこそ、いえ、態度も冷たく接する成清ですが、牧山先生攻めらしく、その根底では受けを「溺愛」でございます。
攻めの成清、かなり悪い男です!
まず、七歳の珠貴に目を付けたこと!当時成清十八歳。犯罪じみている……。なにしろ珠貴が大きくなるまでの十年間で「妄想と歪んだ欲求が膨らんだ」らしいですから。
しかも堂々と珠貴に手を出せる時を待っていたらしい。
そして、加えて性質はS!「心を砕く相手ほど泣かせたくなる」と言っております。
……なんだか珠貴がかわいそうに思えてきますね(-.-;)
こんなひどい男のどこに萌えるかというと、いつもの敬語+笑顔とのギャップがいいんです!
腹黒キャラが好きな方に強くお勧めします。
あとは如何せん珠貴が世間知らずで勝ち気なキャラなので、そんな珠貴を可愛いと思えるかどうかで評価がわかれるかも…(^^;)
珠貴は勝ち気だけど病弱、というギャップがいい(笑)