推定・恋人

suitei koibito

推定・恋人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
16
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
きたざわ尋子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784592874805

あらすじ

学生の身でありながら親戚から莫大な遺産を受け継いだ椎名智史は、だまされる形で資産の一部を手放すはめになり、それをきっかけに人に対して警戒心を抱くようになる。
以来、素性を知られないようにしながら、ただの大学生としてカフェでアルバイトをする毎日を送っていた。
そのカフェに正体不明の美形の男・高原が通ってくるようになり、少しずつ智史は彼と関わりを持ち始め…。

表題作推定・恋人

正体不明の美形の男
莫大な遺産を受け継いだ大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

智史のキャラは理想形

きたざわ 尋子/推定・恋人 (白泉社花丸文庫)
純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆
オススメ:☆☆☆☆

人を信じられない智史と野心家の高原のすれちがいながら、愛を深める話です。
智史の攻撃的ではないおちついた雰囲気がとてもいいですね~。
好きなキャラです。

智史のバイト先のカフェの雰囲気も好きだし、表向きの自宅ボロアパート 実は高級マンションといった環境も好きです。

1

面白かったです

きたざわ尋子さんらしい、年上の頼りがいのある攻めと、年下の健気受けのカップル。
身に余る財産を相続たせいで、過去に騙された経験がある受けは、人間不信ぎみだった。
そんななか、バイト先の喫茶店で出会った男と仲良くなり、惹かれ、身体を重ねるようになる。
途中で攻めの側に「とある秘密」があることが判明し、受けはぐるぐると悩む。

人間不信ぎみの受けがただマイナス思考ってだけじゃなく、気丈な性格でもあるのが良かったです。
不満は、攻めのほうがもっと葛藤して欲しかったなァと。嘘をついてたわけだし、「バレて嫌われたらどうしよう」と悩む姿が見たかった。嘘がバレたあとも、必死で謝ろうとはせず、セックスに持ち込むし。身体から陥落させようとするかのようで、ちょっと萎えました。
自信まんまんな攻めがへこたれてる姿に萌えるもんで、かなり期待しちゃってたんですよね。なので残念。

全体的には面白かったです。

1

エロが好きな人にはいいのかなあ…

内容は、強引な正体不明の美形•高原 × 美人系大学生•智史の年の差もの。

智史の、学生ながら叔父の莫大な遺産を受け継いだ事で、人間不信気味になり、素性を知られないようにバイトをしたりカモフラージュをしている訳あり事情であったり…

高原は、そのカフェに通ってくるフェロモン垂れ流し謎の美形という所も、きたざわ作品らしいテンプレで、年の差、年上攻め大好きな私には美味しい設定でした。

だっただけに…残念な作品だったのです‼

途中までは良かったんです。
閉店間際のカフェで、お客さんが少なくなってから交わされる会話とか、高原が智史に向ける熱い視線であったり、カフェ仲間でも注目のお客様で「目当てはお前じゃあ…」見たいな会話も…お互い素性が、訳ありっぽいだけに、どんな感じで恋に発展していくか、ドキドキで読んでいただけに残念でした。

東条という嫌な男に、智史は、強引に土地の商談を持ちかけられ、お酒を飲まされ、高原が助けるシュチュエーションも、大人なドラマチックな展開で、酔い潰れた智史を、ただ一晩ホテルで休ませてやる紳士的な所も好感的で良かった…

そこから、2人は急接近していき、智史は久々の人の温もりを感じた事で隙ができ、高原に事情を知られ…

でも、高原は自分の事は話そうとしないんです。
「恋人だ」とはいうのに、肝心な所は何も言わない、言えない事情があって、段々胡散臭く思えていきます。
最後まで読んでも、微妙に書かれてあった家族•親戚関係には触れられていないのも⁉でした。

その事情が分かってくると、最初の出会いから接近するまでの2人の雰囲気とストーリーが良かっただけに…勝手に裏切られた気分になってしまって…
しかも、高原の強引さが行き過ぎてて、段々読んでいて冷めていってしまい…駄目だったんです。

冷静に考えれば、智史を助け出す時のやり方も、裏があるのバレバレだったのになあと、読んだ後なら思うんですけどね(笑)

強引で独占欲が強くて、意地悪な年上攻めは好きなんですけど、そこには、優しさや包容力のある大人なという部分がかけて欲しくなんです。
高原の場合、良く言えば、情熱的なタイプ。
悪く言えば、都合が悪くなるとエッチになだれ込む…絶倫やり男でした。

智史が人間不信気味で、人恋しい部分を持っているからこそ、自分の口から気持ちを伝えて欲しいが故の行為だったのかもしれないし、
肌を合わせることで、自分の本気な気持ちを知って欲しい、淋しさを埋めてやりたいという優しさからの、強引さだったのかもしれないとも考えたんですけど…そうだとしても、伝わってこなかったんです。
ただ、強引で図々しくて、傲慢な自分本位な感じにしかうつらなかった‼

全体を通しても、お互いが好きになった感情の動きがあまり伝わってこなかった。
微妙な関係のまま、同棲して、恋人っぽくなったかと思ったら、裏切られた話展開で、別れる話になってるし…(笑)
ここからの、高原の行動がまた凄過ぎて引きました。

もっと、お互いに話し合えばいいのにと、感じずにはいられません。
とても、設定は考えられていて面白いだけに、今回はキャラが今ひとつ、萌を感じられず残念でした。

最後は、高原も身体でものを言わすんじゃ駄目だと悟り、最後は献身的な部分を見せてくれたのは、救いだったかなあと思います。
あと、イラストの雰囲気は好きなのと、迷うんですけど、好きな方には面白い展開ではあるんだろうなあとは思うので、ギリギリ中立にさせて頂きました。

攻め高原の話ばかりしてしまいましたが(笑)
受の智史はきたざわ作品らしい、訳あり美人で、少し意地っ張りなタイプ。
ただ、高原がこんなタイプなので、とことん身体で流されて行ってしまう受け様になっちゃってました(笑)

こんな2人なので、エロは濃厚です。
分からないですけど、テクニシャン攻めに萌を感じる方にはいいのかなあと‼

1

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